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1/23【全日本】北斗&児玉がアジアタッグ逆転V1 イザナギ&紫がテーピング場外葬狙うも墓穴

『2022 NEW YEAR WARS』東京・後楽園ホール(2022年1月23日)
アジアタッグ選手権試合 ○大森北斗&児玉裕輔vsイザナギ&デビル紫×

 北斗&児玉がイザナギ&紫を下し、アジアタッグ王座初防衛に成功だ。

 昨年暮れの「Jr.TAG BATTLE OF GLORY」を制した北斗&児玉は1・2後楽園大会でT-Hawk&エル・リンダマンを破ってアジアタッグを戴冠。この日、イザナギ&紫との初防衛戦を迎えた。

 元PURPLE HAZEタッグの挑戦を拒んでいた王者組だったが、いざ本番を迎えると予想以上の苦戦を強いられた。イザナギ組の狙いはリングアウト勝ち。テーピングで児玉の手首を場外フェンスに縛りつけ、北斗の両手首をテーピングで固定した。このピンチはしのいだもののローンバトルに追い込まれた北斗が集中砲火を浴び、紫の急所蹴りを食らうとアイアンクローに捕まった。

 ここで児玉が好アシストをみせた。イザナギを東側バルコニーに連行し、お返しとばかりにテーピングで手首を手すりに固定した。これで紫は孤立無援。ローブローをお返しした北斗がダイアモンドカッター、無想一閃でたたみかけて一気に3カウントを奪った。

 イザナギ&紫を返り討ちにした北斗&児玉がアジアタッグV1を果たし、防衛ロードの幕開けを飾った。「こんなどうしようもない試合で落とさなくてよかった。危ねえ」と安どした北斗は「きっと次はこの全日本の団体から骨のある熱い選手が挑戦しに来てくれると思うんで。本当に待ってますよ、熱い挑戦者を。全日本の団体内で、このベルトを欲しいってヤツがいたら、どんどん声をかけてくれ! 逃げも隠れもしねえぜ」と条件付きで挑戦者を募った。

 すでにこの日、BASARAの中野貴人が神野聖人との愛人タッグによるアジアタッグ挑戦を表明。昨年暮れの「Jr.TAG BATTLE OF GLORY」1回戦で敗れた北斗&児玉へのリベンジも見据えている。これを受けて北斗は「おかしいよね? この前負けたばっかりじゃん?」と疑問符を連発。「1回戦負けのチームが、どこの馬の骨かもわからないヤツらが挑戦できるほど甘くないと思うよ」と強調しながらも、「バックステージコメントで言うだけならさ、誰でもできるから。本当に挑戦したいなら来いよ。SNSでも会場でもどこでも、俺と児玉さんは待ってるぜ」と受けて立つ構えをみせていた。

【試合後の北斗&児玉】
▼北斗「こんなどうしようもない試合で落とさなくてよかった。危ねえ」

▼児玉「よかった…」

▼北斗「やべぇ。油断した時にああいう技は効いてきちゃうから、本当にやばかったよ。頭おかしいんだよ。何しに来たんだよ。まあ、いいや。きっと次はこの全日本の団体から骨のある熱い選手が挑戦しに来てくれると思うんで。本当に待ってますよ、熱い挑戦者を。全日本の団体内で、このベルトを欲しいってヤツがいたら、どんどん声をかけてくれ! 逃げも隠れもしねえぜ」

▼児玉「爽やか」

――先ほどBASARAの中野選手が神野選手と挑戦したい、リベンジしたいと言っていたが?

▼北斗「ちょっと待って? 中野?」

▼児玉「誰、誰?」

――BASARAの神野選手と中野選手。去年のタッグトーナメントで1回戦で戦った…

▼北斗「おかしいよね? この前負けたばっかりじゃん? 1回戦だよ、1回戦。なんかさ、こういう“あるある"で言えば、リーグ戦とかで『優勝したけど、あいつらだけには負けた』とか、『あいつらに苦汁を飲まされた』とか、そういうのがあっての挑戦表明じゃないの? 俺たちが完璧な全勝優勝を遂げたトーナメントだから当たり前だけど、1回戦負けのチームが、どこの馬の骨かもわからないヤツらが挑戦できるほど甘くないと思うよ。まあ、バックステージコメントで言うだけならさ、誰でもできるから。本当に挑戦したいなら来いよ。SNSでも会場でもどこでも、俺と児玉さんは待ってるぜ」

【イザナギの話】「チクショウ…。あいつらなんだよ? 北斗! 児玉! お前らに本当の苦しみを教えてやる。本当の苦しみとは、工場に30年間勤め上げ、人生の全てを捧げた男が、突然解雇宣告されることだ。新しいコンピューターを導入したと言われてな。本当の苦しみとは、男がその事実を妻や子供に言えないことだ。お前らに本当の苦しみを教えてやる。いくぞ、紫。(紫に手を貸すと)大丈夫か? 立て」

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