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1/26【DDT】遠藤「優勝者として両国メインに立つ」、秋山KO-Dタッグ初戴冠に色気 『Ultimate Tag League 2022』会見

 『Ultimate Tag League 2022』へ向けた会見が26日、東京・渋谷のAbemaTowersで行われ、遠藤哲哉が「タッグリーグで優勝して、3月20日、両国、優勝者としてメインのリングに立ちます」とKO-D無差別級王座挑戦を控える3・20両国大会を見据えて宣言。パートナーの秋山準は「ベルトも付いてくるということで一石二鳥」と優勝によるKO-Dタッグ初戴冠に色気をみせた。

 昨年に続く2度目の開催となる同リーグ戦は全10チームがエントリーしての2ブロック制。Aブロックは竹下幸之介&上野勇希組(The37KAMIINA)、遠藤哲哉&秋山準組(バーニング)、樋口和貞&岡谷英樹組(Eruption)、火野裕士&納谷幸男組、近藤修司&平田一喜組、BブロックはHARASHIMA&吉村直巳組(DISASTER BOX)、クリス・ブルックス&高梨将弘組(CDK)、佐々木大輔&MJポー組(DAMNATION T.A)、勝俣瞬馬&MAO組(The37KAMIINA)、飯野“セクシー"雄貴&今成“ファンタスティック"夢人組(フェロモンズ)がそれぞれエントリーした。

 1・30後楽園大会で開幕し、2・27後楽園大会までの8大会で公式戦が行われ、各ブロックの最多得点チームが2・27後楽園大会で優勝決定戦を争う。優勝チームは、HARASHIMA&吉村組が返上したKO-Dタッグの新王者組として認定される。この日の会見には、所用のため不参加となった7選手を除く13選手が出席した。

 Aブロックは竹下&上野組と遠藤&秋山組が優勝候補の一角とみられる。竹下は「去年は勝俣とのチームで優勝して。勇希との(2人での)タッグという部分では、去年のサイバーファイトフェスで組んだくらい。何度か組んでると思いますけど、数は決して多くない。でも高校の同級生なので。そこはリアルなので、2人の絆を見せて。必ず優勝して、タッグチャンピオンに“咲くやこの花"の名を刻みたい」とタッグの頂点獲りを誓うばかり。パートナーの上野は「僕と竹ちゃんは、リーグ戦だったり、ベルトだったり、タイトルの懸かった試合をこの2人のチームでやれるチャンスはそんなに多くないと考えていて。このリーグ戦は優勝するだけではなく、ベルトもついてくる大きなチャンスですので。このタイミングを逃さずに優勝してチャンピオンになって、2人の地元大阪で防衛戦をする。これが大きな目標です」と二人による初の勲章獲りを見据えた。

 バーニングのリーダーとして臨む遠藤は「バーニングが始動して1ヵ月が経ちました。若い高鹿(祐也)の成長を感じています。これで結成して間違ってなかったのかなって答えは出しましたが、ベルトを獲ってこそのプロレスラー。タッグリーグで優勝して、3月20日、両国、優勝者としてメインのリングに立ちます」と25周年記念ビッグマッチも見据えて宣言。秋山は優勝すればKO-Dタッグ初戴冠となり「前チャンピオンの返上から、ベルトも付いてくるということで一石二鳥なので。一気に勝ち進んで、決勝も勝って、必ずあのカップとベルトを2人でいただきたいと思います」と色気たっぷりだ。

 両チームとも純粋な2人のタッグによる経験は浅いが、上野は「僕と竹ちゃんは高校から。The37KAMIINAも一緒にやっていて、さかのぼればディファカップ。デビューして1年くらいのときから組むタイミングもあったり。さいたまSAもそうだし、普段の試合からも組んでる部分もありますから、深さという点では。組む数はそんなに多くはなかったですけど、僕はずっと見てきてますから」と二人の絆を強調。竹下は「ディファカップで優勝してるし、サイバーファイトフェスでも勝ってるし。タッグ選手権とかチャンスがなかっただけ。時は来たのかなと思ってます」と問題なしとした。

 一方、遠藤は「正直、秋山さんのことをまだ知らないですし、プライベートもお互い知らないことだらけ。ですが個々の実力としては、プロレス界トップクラスだと思ってるので。リーグ戦を通じて、信頼関係を築いていけたら」と公式戦を重ねていく中でチーム力を増していくつもり。秋山もこれまで幾多のタッグ王座を手にしてきただけに「今年で30年やってますので、誰がどうこうないです。タッグはタッグの闘い方があるので、それをやるだけです」と自信満々に話した。

 一方、Bブロックではやはり前王者のHARASHIMA&吉村組が有力候補となりそうだ。自らタッグ王座を返上し、不退転の覚悟で臨むとあって吉村は「このリーグ戦、優勝したら、タッグリーグ優勝、KO-Dタッグ王者、DDT最強タッグ、この3つが得られると思っていて。負けて失ったベルトじゃなくて、自分から手放したものなので、ほかの人に獲られると、すごく腹立つことだと思うし。今のタッグベルトが一番似合うのは俺であり、DISASTER BOXだと思ってるんで、絶対優勝します」と誓うばかり。HARASHIMAは「今、吉村君が言ってくれたけど、あえて僕はそこに一つ加えたいと思います。僕らは全勝優勝を目指します」と高らかに宣言。「返上しても、僕らが優勝して獲り返すというのをやればかっこいいじゃん」と力を込めた。

 また、1・30後楽園大会で、海外大手団体からの特別参戦選手の3・20両国大会参戦が発表される。


【会見の模様】
▼樋口「前回は坂口(征夫)さんとのタッグでしたが、今回は岡谷とのタッグということで。Eruptionにも新しい力が入ってきたわけで、この2人で優勝すれば、ベルトも付いてくる。Eruptionにベルトをもたらして、Eruption飛躍の年にしたいと思います」

▼岡谷「絶対結果を残して、もっと上にのし上がってやろうと思います。そのために対戦相手の方たちに踏み台になってもらいます」

▼火野のコメント「納谷がもってるもん、今はまだまだ発揮できてない。でも、このリーグ戦で確実に変わるやろな。納谷君よ、一緒に進化しようや。ワシらで強いプロレスラーってもんを見せたろやんけ」

▼納谷「火野さんが言った通り、僕はこのタッグリーグで、お客さんを含め、いろんな方たちに自分の本当に変わった姿を見せて、絶対に火野さんと優勝します」

▼近藤のコメント「竹下、遠藤、秋山、樋口、火野。当たるのが楽しみな人間がたくさんいるな。ところで、平田! お前、負けた方がおいしいくらいに思って試合してんじゃねぇだろうな。お前が弱いのは分かってる。お前がきっと狙われるのも分かってる。レスラーとして生まれたからには、本気で闘って男を見せてみろ! そこがターニングポイントだぞ。言うまでもないがダンスは禁止だ。もし試合中にダンスとかしようものなら、神戸港に沈めてやるからな。でもな、もし優勝することができたら俺が一緒にダンス踊ってやるよ」

▼平田のコメント「竹下さん、遠藤さん、秋山さん、樋口さん、火野さん。当たるのが恐怖でしかない人がたくさんいます。ところで、近藤さん! ダンス禁止!? いやでも優勝したら近藤さんと一緒にダンス? よくよく考えると近藤さんがパートナー。直近の近藤さんの強さは私が身をもって体感しております。平田が足引っ張っても、余裕で平田ごと引きずって突き進めるパワーのある方がパートナー。平田の力じゃただの全敗かもしれないですが、近藤さんと組むことにより、このタッグリーグで一番いろいろな面でどうなるか分からないのが我々のチームなんではないでしょうか?」


▼高梨「(ケガで)DDTの最前線みたいなところから離れて3年くらい経ってるんです。自分が果たして通用するのかなという不安もあるんですけど、隣にクリスがいるとちょっと安心します。CDKというユニット自体が、一番多く闘っていたのがチョコプロ、我闘雲舞だったと思います。チョコプロには強いチームがいっぱいあって、そういったところでもシノギを削ってきました。その自信ももってリーグ戦に参加したいと思います。チョコプロの代表チームという気持ちももってます。優勝したら、タッグのベルトをもらえるということで、そのベルトを持って、チョコプロだったり、インディーズ業界で幅広く活動していきたい。その活動がDDTにとって、プラスになるか分からないけど、必ずCDKのプラスになり、我々に必要だと思ってます」

▼クリス「タカナシさんと同じ。楽しみ。もちろん全部の試合勝ちます。カツマタ、殺す。頑張ります」

▼佐々木「ふざけんじゃねぇぞ、週に2回も3回も会見で呼び出しやがって。DDT、年に何回最強決めんだ? 春夏秋冬、最強ばっか決めやがって。誰が最強か? そんなのどうでもいい。俺だけ、見てりゃいいんだ。分かったか!」

▼MAOのコメント「ここ数年、勝俣さんとは組むどころか、むしろ“勝俣瞬馬から観客を守る党"として、『勝俣瞬馬をぶっ壊す』というスローガンを掲げてぶっ壊そうとしていました。しかし、このままでは2人で何かを成し遂げるということができなくなってしまいます。タッグリーグを闘い抜くことすらままならないでしょう。そこで私は新たなスローガン『勝俣瞬馬をかわいがる』を掲げ、全力で勝俣さんをかわいがりながら、2人でBブロック優勝を目指すことにしました。“しゅんまお"のラブリーキュートな闘いにご期待ください」

▼勝俣「MAOちゃんが言った通りで、しゅんまおらしい闘いをして、タッグリーグ初、The37KAMIINA5人で優勝したいと思います。歴史を変えます」

▼フェロモンズ「フェロモンズがタッグリーグに出場するぜ! ところで、リーグ戦って皆が優勝を目指さなきゃいけないものなのかい? 我々がほしいのは優勝じゃねぇ! 皆からのいやらしい視線だ! 優勝しか意味がねぇ? バカ言ってんじゃねぇ。価値観をひっくり返してやる! (ディーノの欠場を受けて)ダンディ死すとも自由は死せず。フェロモンズの理念はファンタスティックに受け継いでもらう! ええじゃないかええじゃないか! 大正デモセクシー起こしてやるぜ!」

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