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1/30【DDT】佐々木がUNIVERSAL王座V4 藤田敗戦もDAMNATION T.Aに電撃加入

『Sweet Dreams!2022〜Ultimate Tag League 2022開幕戦〜』東京・後楽園ホール(2022年1月30日)
DDT UNIVERSAL選手権試合 ○佐々木大輔vs藤田ミノル×

 佐々木が藤田を退け、UNIVERSAL王座V4を達成。敗れた藤田はDAMNATION T.Aに電撃加入した。

 両者は昨年10・12後楽園大会でUNIVERSAL王座戦を戦う予定だったが、藤田の新型コロナ感染によって消滅。この日、3ヵ月越しで仕切り直しのタイトルマッチが実現した。藤田は心肺機能低下を主張しながら2度の前哨戦はいずれも勝利。1・22横浜大会では佐々木から直接勝利を奪っている。そして直前会見でも手玉に取るなど挑戦者の圧倒的有利で本番を迎えた。

 開始早々、藤田がスピアーで先制。佐々木が仕掛けたクロスフェースを阻止して場外で間を取ると、セコンドのMJポーが介入したが、藤田のセコンドについたバリヤンアッキが割って入って阻止。藤田はネックロック、後頭部への低空ドロップキック、相手の両手をクロスしての変型スリーパーと首攻めで流れを作った。

 クリス・ブルックス、高梨将弘も藤田のセコンドにやってきたが、流れを断ち切るように佐々木がドラゴンスクリュー、低空ドロップキックの足攻めで反撃を開始する。ダイビングラリアットを挟んで再び低空ドロップキック、ドラゴンスクリューの連続攻撃をお見舞い。足4の字を阻止されても自らエプロンに出てのロープ越しドラゴンスクリューで追い討ち。改めて足4の字固めで捕らえた。

 耐えた藤田は雪崩式フランケンを仕掛けたが、佐々木が阻止。藤田は両ヒザからマットに落下してしまう。すかさず佐々木がダイビングエルボードロップを両足めがけて投下し、珍しいアンクルホールドで絞め上げる。逃れた藤田はお返しとばかりにアンクルで応戦したが、佐々木はアンクルで切り返して譲らず。逃れた藤田は延髄斬りを放ち、ポーが介入しても佐々木のトペを同士討ちさせた。

 ここから藤田は一気呵成。ダブルアームバックブリーカー、ダイビングボディプレス、右ストレートの波状攻撃を浴びせ、ツームストンパイルドライバーで追い討ちをかけた。が、ポーがレフェリーを場外に引きずりおろして3カウントを入れさせない。すかさずポーがイスを手に乱入したが、高梨、クリス、アッキが飛び込んで阻止。アッキがドロップキックでポーを蹴散らした。

 ここで二人は同時にイスをつかんだ。奪い合いを制した藤田がイスを振り上げたが、佐々木はローブローで阻止。イス攻撃に出る。苦もんした藤田だったが、倒れながら佐々木の急所を蹴り上げ、一気に雪崩式ツームストンを敢行した。が、自らのヒザにもダメージを受けてしまう。ようやくレフェリーが戻ってきたものの2カウント止まり。ならばと藤田はお株を奪うクロスフェースで絞め上げた。

 佐々木は意地でもギブアップしない。クロスフェースで切り返すと、藤田が丸め込んでもキックアウト。ラリアット合戦で意地を張り合うと、佐々木がトラースキックを連発すれば、藤田はサムソンクラッチでニアフォールに追い込む。ツームストンパイルドライバーで勝負に出ようとしたが、これを前方回転式パイルドライバーで切り返した佐々木がミスティカ式クロスフェースロックで捕らえて藤田をギブアップさせた。

 佐々木がUNIVERSAL王座4度目の防衛に成功。「藤田ミノルに勝ったのか、勝ってないのかわからない。わからないけど、藤田さんよ、藤田ミノルさんよ、俺の…」と語りかけると、藤田が歩み寄って握手を交わした。クリス、高梨、アッキが止めに入っても、藤田は次々に蹴散らし、「てめぇらのその優しさが肝心なところで負けてしまうんじゃねぇかよ。お前ら、目を覚ませ。勝たなきゃ正義じゃねぇんだよ。ちゃんと目を覚ましなさい」と言い放った。

 「お前のせいだぞ! 俺の仲間めちゃくちゃじゃねぇか。お前、絶対許さないからな。よーく覚えとけ」。自分の行為を棚に上げて王者に向かって吐き捨てた藤田がリングを降りようとしたが、「負け逃げは許さない」と呼び止めた佐々木は「あんたに一つだけ話がある。俺たちと一緒にやらねぇか? ようこそ、DAMNATION T.Aへ」と右手を差し出した。

 すると藤田は「もう、こうなったら言葉はいらねぇよな。藤田ミノルを全てお前に預けるよ」と宣言。佐々木と握手、抱擁を交わし、ここに藤田のDAMNATION T.A入りが決まった。急展開となったが、佐々木は「何が何だかわかんねぇだろ。俺もこんなにすんなりいくとは思わなかった」としてやったり。「ご紹介しましょう。DAMNATION TOTAL ADICTION。今日、俺に負けたけど、第3の男・藤田ミノル。ようやく3人目が揃った」と勝ち誇った。そして最後に「このDDTにな、俺とMJポーと藤田ミノルで破壊と混とんをもたらしてやる。俺たちがDAMNATION TOTAL ADICTION。そして、この俺がUNIVERSALチャンピオン、カリスマ、佐々木大輔だ。覚えとけ」と予告して後楽園大会を締めた。

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