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1/30【DDT】近藤後方支援で平田奮闘も竹下&上野が盤石の白星スタート

『Sweet Dreams!2022〜Ultimate Tag League 2022開幕戦〜』東京・後楽園ホール(2022年1月30日)
Aブロック公式戦 ○上野勇希&竹下幸之介vs近藤修司&平田一喜×

 近藤の後方支援を受けて平田が奮闘をみせたものの、竹下&上野がタッグリーグ初戦白星を飾った。

 Aブロックで優勝候補の一角とみられるのが竹下&上野のThe37KAMIINAコンビ。2017年のディファカップ優勝以来となるタッグの栄冠獲りを狙い、昨年、勝俣と組んで優勝している竹下は連覇がかかる。初戦の相手は近藤&平田の越境タッグ。2・26代々木大会での一騎打ちをきっかけにタッグ結成とリーグ戦出場が決まった。

 先発を買って出た平田は上野を相手にドロップキックで先制し、早くも電飾メガネを装着しようとしたが、「踊ったら神戸の港に沈める」と釘を刺していた近藤が即座に立ちはだかって踊らせない。「間違えました…」と弁明した平田だが、The37KAMIINAの連続攻撃によって劣勢に。上野のリバーススプラッシュ式ダブルニードロップ、竹下のダイビングセントーンが立て続けに決まった。

 平田が上野のキャメルクラッチに捕まると、カットに入った近藤は平田にストンピングを見舞って奮起を促す。平田も応えるようにミサイルキックを竹下に放つ。上野をフライングヘッドシザースで吹き飛ばすと、ようやくタッチを受けた近藤がコーナーに乗せてのスタンプ攻撃、ランサルセと得意技を連発した。

 上野がコルバタで反撃すると、竹下と近藤の注目対決が実現した。豪快なフライングラリアットを放った竹下は高速DDTで攻め立て、ワンツーエルボーを浴びせる。近藤がショートレンジラリアットで応戦してもドラゴンスープレックスでぶん投げたが、ザーヒーをガードした近藤はショートレンジラリアットを叩き込んだ。

 ここで平田が「行くしかねぇ!」と勇気を振り絞って近藤と交代した。竹下のフロントハイキックを食らってもランニングエルボーで攻め立て、エルボー合戦で渡り合う。近藤から「倒れんな!」とゲキを飛ばされた平田は強烈な一発を食らっても延髄斬りを放ったが、竹下が秋山直伝のジャンピングニーで黙らせた。

 すかさず上野がフルネルソン式バックブリーカーからの急角度逆エビ固めで拷問。近藤がカットに入っても、竹下がウォール・オブ・タケシタで分断する。平田が「ダメだ!」とタップしようとしたが、近藤がその手を押さえてギブアップさせない。ならばと上野はハーフネルソンスープレックスホールドで平田に追い討ち。「ダイアモンドハリケーン!」と叫んで竹下との合体ランニングパワーボムを敢行した。

 近藤がカットに入っても竹下&上野はダブルドロップキックで撃退。竹下がトップロープからの雪崩式ブレーンバスター、上野がフロッグスプラッシュの連続攻撃に出たが、近藤のカットが間に合った。竹下がラリアットで撃退にかかっても、近藤はキングコングラリアットで応戦。ショートレンジラリアット連打で竹下をねじ伏せた。平田も奇跡を呼ぶ一発逆転首固めで上野をニアフォールに追い込み、近藤のキングコングラリアットで援護射撃されると、再び丸め込みであわやの場面を作った。

 だが、平田が放ったダイビングボディプレスを上野がヒザで迎撃すると、流れは一気にThe37KAMIINAへ。竹下がザーヒーで追い討ちをかけ、ダブルインパクト式シャイニングウィザードをさく裂させると、上野がBMEでダメ押ししてようやく平田から3カウントを奪った。

 平田の粘りを断ち切った竹下&上野が白星スタート。2戦目は2・12大阪大会で火野裕士&納谷幸男と対決する。一方、近藤が平田を男にしようと随所で好フォローをみせたが、初戦黒星。近藤&平田の次戦は2・6沼津大会で、火野&納谷を相手に初白星を狙う。

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