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2/4【DRAGONGATE】K-ness.メモリアルでM2Kが一夜限りの復活 両リン決着に場内拍手

『TRUTH GATE 2022-Final Burst Out! K-ness. Forever-』東京・後楽園ホール(2022年2月4日)
▲望月成晃&神田裕之&望月亨vsKzy&BIGBOSS清水&堀口元気▲

 引退を控えるK-ness.のメモリアルマッチとして、M2Kが一夜限りの復活。かつてを彷彿とさせる暴れっぷりを見せると、K-ness.もダークネス・ドラゴンとして乱入した。最後はM2Kの代名詞と言える両者リングアウト決着となると、場内は拍手に包まれた。

 首などの負傷の影響で欠場を続けていたK-ness.は4・7後楽園大会での引退が決定。それまで試合出場は予定されていないものの、メモリアルマッチが開催される運びに。今大会ではオリジナルM2Kが復活した。

 M2Kは2000年に望月、神田、享(現・横須賀ススム)が結成。3人の頭文字からM2Kと名付けられた。スカジャン、キックボードがトレードマークで、両者リングアウトを連発するなどして暴れ回った。K-ness.は当時ダークネス・ドラゴンとして加入。M2Kはその後も様々な形で復活、再結成されてきたが、今宵は初期メンバーが久々に並び立った。K-ness.もダークネスとしてとしてセコンドに。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの『G.W.D』が聖地に鳴り響くと、スカジャンを着込んだ4人はキックボードに乗って登場。望月&神田&享は金髪&サングラス姿だ。

 M2Kは現在のスタイルを一時封印して、当時と変わらぬヒールファイトを展開。いきなり奇襲を仕掛けると、K-ness.を加えた4人で場外乱闘を繰り広げる。久々の合体とは思えない連係攻撃を連発して、NATURAL VIBESの出鼻をくじいた。

 現行のユニットとして負けてなるものかと、NATURAL VIBESも奮戦。普段は仲間の享と激しくやり合う。享の援護にダークネスも介入。当時のトレードマークだった木槌でコーナーを叩くと、享がバックブリーカーで堀口を固めたところで、ダイビングニードロップを落とす。さらに、望月&享がミドルキック&ジャンボの勝ち!をサンドイッチで決めると、享のカミカゼ、神田の下克上エルボーが連続して堀口にさく裂した。

 清水が巻き返しに出たものの、神田がボックス攻撃で足止めし、勝負度外視の場外戦へなだれ込む。清水は必死に戻ろうとするものの、ダークネスがボックスで足を痛打して阻止し、M2Kの代名詞である両者リングアウトに持ち込んでみせた。

 普段ならブーイングが起きてもおかしくない展開だが、この結末を歓迎した客席からは大きな拍手が巻き起こった。最後は盟友の享がダークネスの手を掲げて試合終了に。3・3後楽園大会ではM2Kに続いてジミーズが復活。K-ness.はジミー・クネスJKSとしてセコンドにつく。

【試合後の望月&亨、ダークネス】
▼亨「みんなが見たかったやつ」

▼望月「見たか、両者リングアウト。あれはだって闘龍門興行の時、未遂に終わったからな」

▼亨「できなかった。ちゃんと負けちゃったからね」

▼望月「結構危なかったけど、MVP、K-ness.。ダークネス・ドラゴンだ。K-ness.じゃなくてダークネスだ。別にあいつら相手に勝ってもしょうがねぇしよ」

▼ダークネス「両リンは俺らの勝ちだ。M2Kの勝利。両者リングアウト、俺らの勝ちだ」

▼望月「いいか、俺ら悪いぞ。今日は悪かったんだ」

▼亨「大暴れしちゃったよ」

▼ダークネス「ブーイング何一つ起きなかった」

▼望月「昔はブーブー言われたんだぞ。ビール引っかけられたし、帰り、車傷つけられるの怖いから隠しといたんだから」

▼ダークネス「何だ? 今日の大歓迎は」

▼望月「両リンで大歓迎だったじゃないか。次回は…」

▼亨「ジミーズ。来月はジミーズだよ」

▼望月「ジミー成晃で…俺は出ねぇぞ」

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