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2/4【DRAGONGATE】土井&箕浦の新ユニットに石田が合流 吉田は「構想外」、新・土井吉も解散に

『TRUTH GATE 2022-Final Burst Out! K-ness. Forever-』東京・後楽園ホール(2022年2月4日)

 土井成樹&箕浦康太の新ユニットに石田凱士が合流。一方、吉田は土井に「構想外」を通告され、新・土井吉は早くも解散することになった。

 昨年12月、「会場の女性率90%」を目標に、新ユニット結成を宣言した土井。さっそく箕浦勧誘に動いた。箕浦はなかなか首を縦に振らず、交渉は難航を極めたが、ついに今大会で合体が確定。土井いわく「ユニットのセンター」がようやく決まると、メインイベント終了後に早くも次なる動きを見せた。

 メインでは、新・土井吉として昨年後半から行動をともにしてきた吉田隆司がドリームゲート王者・KAIに挑戦。奮闘空しく丸め込まれてタイトル奪取を逃した。KAIが去った後も肩を落としてリングに残った吉田だったが、声援を送ってくれた観客に感謝の言葉を送ると、セコンドとして試合を見守っていた土井と箕浦にも「僕たち3人で新しいユニットを作っていくという大事な時に、ドリーム獲れなくて本当に申し訳ないです」と頭を下げた。

 しかし、土井の頭ではすでに決断が下されていた。「ちょっと待って。その前になんて言った? 僕たち3人? 新ユニット3人?」と吉田にあえて確認。吉田は「もちろんそうですよね? 知ってます。頑張りましょう」と意気込むが、ここで突然、石田が姿を現した。石田は1月まで極悪ユニットR・E・Dの一員として暴れ回っていたものの、H・Y・OとSB KENToの裏切りに遭ってEitaとともに追放され、宙に浮いた存在となっていた。そんな石田の登場に場内はざわつく。

 吉田は気にせず「土井さん、ちょっと待ってください。お話の途中ですいません。帰れ。お前誰や。何しに来てん。関係ないやろ」と石田に向かって声を荒らげたが、土井は「関係なくはないねん。むしろ関係あるねん」と横やり。動揺する吉田をよそに、土井は「新ユニットの3人はこの3人や」と石田の加入をぶち上げた。

 蚊帳の外に置かれた吉田はあ然。状況が飲み込めないのか、笑みを浮かべて場内を見渡してからしばし絶句する。そして、ニーパットを丁寧に直してからようやく我に返り、「エーーーッ! 土井さん、話違いますって。石田じゃなくて吉田ですよね? 名前の間違いですよね?」と土井に迫った。

 冷静な土井は「どう見てもこの3人と吉田君、全然雰囲気ちゃうやんけ。この3人は統一感あるよ。あんただけちゃうやんけ」と指摘。吉田は「イケメン」「マッチョ」と自らアピールするものの、土井は「ちゃうねん。マッチョはマッチョでも、俺ら3人は痩せマッチョやねん。お前はヘビーマッチョや」と言い切った。

 ターゲットにしている女性プロレスファンにアピールするためには、吉田は邪魔者と言わんばかりの土井は「俺の新ユニットからは外れているねん」と断言。錯乱状態の吉田は「皆さん、助けてください!」「そんな殺生な!」とわめき散らしたものの、冷酷な土井は「短い間やったけど、土井吉、楽しかったな」と言い放ち、「帰ってくれ」と改めて通告。吉田は「帰らへん。ユニット入れてくれ!」と追いすがったが、土井は「俺の構想外や。土井吉解散や」と再び断言し、涙に暮れる吉田を見送った。

 吉田がいなくなると、土井は「改めて俺たち3人で新ユニットとして活動していくぞ!」と雄叫び。「箕浦さんと石田がおったら、会場の女性客90%いけるんじゃないの?」と手応えを示した。

 R・E・Dを離脱したばかりの石田は「女性客が90%? それはええけど、なんやねん? 今日の客は。お前ら、自分の周りの女の顔見てみろ? ブスとババアしかおらんやんけ。どうなっとんねん!」とこれまで同様に罵声を浴びせるが、土井は「それは言い過ぎや。ブスとか絶対言うたらあかん。みんな頑張っておめかししてんねんから、あかんぞ。あかんあかん。絶対言うたらあかん。ブスはあかん」と早くも指導して、観客に新ユニットの姿勢を示した。

 「今の今、新ユニットを俺ら3人で結成したけど、まだなんも決まってへん。よしわかった。来月の後楽園で新ユニット名発表するぞ」とぶち上げた土井は、「それと同様に、箕浦さんも考えて考えて決断してくれた。3月のユニット名発表の時に、俺からささやかではありますが、プレゼントをご用意してますんで。たぶん気に入ってくれるかなと思います」と意味深げに予告。「来月3月、本格的に俺たちが新ユニットして始動するから楽しみにしとけ」と締めくくった。

 新ユニット名は? 箕浦へのプレゼントとは? 石田の物言いは矯正できるのか? 3・3後楽園大会が新ユニットにとって大事な試金石となりそう。勢力図が大きく変わりつつあるDRAGONGATEマットで、土井は新たな仲間とともに中心に立つ構えだ。

【土井、箕浦の話】
▼土井「リング上で言った通り、俺らコンセプトは見ての通り、ヤセマッチョ。ターゲットはプロレス女子、プ女子。これをコンセプト、ターゲットにして、これから3人で活動していくし、今からユニット名考えて何やかんやせなあかんから、とりあえず3月の後楽園で発表するし。で、プレゼント用意してるんで」

▼箕浦「ありがとうございます」

▼土井「とっておきの」

▼箕浦「楽しみにしてます」

▼土井「期待してくれていいんで。そこで本格始動するから。まずは一つ形になったなと」

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