プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/11【新日本】内藤がオカダの左ヒザ徹底攻撃 2日後大阪へ注文「レベルの違う強さ味わわせてくれ」

『LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ』宮城・ゼビオアリーナ仙台(2022年2月11日)
○SANADA&内藤哲也&鷹木信悟vsオカダ・カズチカ&棚橋弘至&永田裕志×

 オカダに心理戦を仕掛けた内藤が試合後、左ヒザを徹底攻撃してIWGP世界王者を圧倒。2・13大阪大会での前哨戦へ向けて、「レベルの違う強さ、そして恐怖心を俺に味わわせてくれよ」と注文を付けた。

 2・20札幌大会でのIWGP世界戦へ向け、王者・オカダと挑戦者・内藤が仙台の地で激突した。2・19札幌大会でUS王座戦を控える王者・棚橋、挑戦者・SANADAも前哨戦。両陣営が激しく渡り合った。

 先発を買って出た内藤が手招きすると、オカダも呼応した。いきなりの前哨戦と思われたが、内藤はSANADAに先発を託してスカす心理戦を仕掛けた。試合は棚橋とSANADAのUS前哨戦で幕開け。ヘッドロックを決め合って探り合う。タッチを受けた内藤は再びオカダを挑発。レインメーカーが棚橋と交代すると、鷹木にタッチを渡して、またもスカした。

 中盤になってようやくオカダと内藤が向き合った。後頭部への低空ドロップキックを見舞った内藤は、スイングネックブリーカードロップ、コーナーミサイルと得意技を連発。オカダが反撃を狙っても低空ドロップキックで左ヒザを射抜いて動きを止め、変型足4の字固めで捕らえた。

 防戦一方に追い込まれたオカダだったが、カウンターのフロントハイキックで一矢報いた。足を引きずりながらもマネークリップで内藤に絡みつき、リバースネックブリーカーを敢行。自らの左ヒザにダメージを負いながらも押し返してみせた。

 今度は棚橋とSANADAが火花を散らす。SANADAはアトミックドロップからのパラダイスロックで動きを止め、低空ドロップキックをお見舞い。棚橋も左張り手で反撃し、ドラゴンスリーパーの決め合いで渡り合う。反転を繰り返すと、棚橋はツイストアンドシャウトをさく裂させた。

 終盤には永田がSANADAをナガタロックで捕らえる横で、オカダがマネークリップで内藤を分断。その後も内藤のカットをフラップジャックで阻む場面もあったが、最後はSANADAがTKOからのScull Endで永田を料理。ダブル前哨戦はL・I・Jが制した。

 試合後、内藤はオカダを花道へと連行。ニークラッシャー、低空ドロップキックと左ヒザを狙い撃ちすると、ヒザ十字固めで絞め上げ、オカダに悲鳴を上げさせた。リングに戻ってマイクを手にした内藤は「オカダ、そう熱くなんなよ。2月20日、札幌大会でのタイトルマッチまであと9日。こんな時こそ、あの言葉を思い出せよ、オカダ。そう、まさにトランキーロ! あっせんなよ。カブロン!」と挑発。心身両面で追い込んだ。

 バックステージでも内藤は「今、新日本プロレスで一番強い男であるオカダは、いったいいつになったらギアを上げるんだ? 残念ながらオカダの強さは感じないよ。これが彼の作戦なのかな? 作戦であることを俺は願うよ」と物足りないと言わんばかり。2日後の2・13大阪大会では内藤がSANADA、オカダが棚橋とそれぞれ組んでのダブル前哨戦が組まれており、「レベルの違う強さ、そして恐怖心を俺に味わわせてくれよ」と余裕すら漂わせながら注文を付けていた。

【内藤の話】「今、新日本プロレスで一番強い男であるオカダは、いったいいつになったらギアを上げるんだ? ここまでの前哨戦、残念ながらオカダの強さは感じないよ。これが彼の作戦なのかな? いや、作戦であることを俺は願うよ。オカダいわく、あさっての大阪大会で行われるタッグマッチがこのシリーズの一つ大きなポイントになるらしいね。ということは、いよいよオカダの本領が発揮されるってことかな? レベルの違う強さ、そして恐怖心を俺に味わわせてくれよ、カブロン!」

【鷹木の話】「ウッシ! 今シリーズはずっとSANADA、内藤と組んでるけど、はっきり言っとくけど、俺はおまけじゃねぇぞ。しっかりあいつらからいい刺激もらってっから。お前ら知ってるだろ? 俺のモットーは常在戦場だ。そうだ、誰のケンカを買う準備も売る準備もできてんだ」

※SANADAはノーコメント


【オカダの話】「(※足を引きずりながらコメントスペースに入ってくる)内藤さん、俺を倒すのに左ヒザだけで十分ですか? 俺、そんな安く売ってないよ。オカダ・カズチカっていう存在を。このIWGP世界ヘビー級のベルトも。もっともっと攻めた方がいいんじゃないでしょうか? まだ前哨戦あるからね。俺が面白くしてやるよ。申し訳ないけど内藤さん、あなたに対してはね、なんか怒りとかそういうのないんです。わかるでしょ? 俺らがずっと昔から築き上げてきたもの、それはもう感情とか別にして、プロレスというものを楽しみにして、そういうプロレスの楽しさを見せていけたらなと思います。内藤さん、焦った方がいいですよ。もしかしたら、本当にいろんな人にここまで散々言われてきたでしょうけど、これはマジです。焦った方がいいです」

【棚橋の話】「実に、興味深い。なにがって? この約1ヵ月続く前哨戦。これはね、キャリア長いけど、こんだけ長く前哨戦で闘うことってのは初めてかもしれないから。1日でも早く決着をつけたいというか。これもいい経験だね。なにごともね、結果を急いだり、すぐ新しい場面、風景を楽しみたがったりするけども、今あるものを咀嚼して楽しんで、角度を変えて見たりとか、なにかこう、じっくり自分が好きなものを味わう時間にしたいんじゃないかな。結果、いま俺はSANADAを独り占めしてる。じっくり味わってる。(※いったん控室の方に向かうが戻ってきて)こんだけ前哨戦が続くと、最後は俺ね、SANADAのこと好きになっちゃう」

※永田はノーコメント

プロ格 情報局