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2/17【全日本】北斗&児玉がアジアタッグV2 2ヵ月ぶり再戦で苦戦も愛人タッグ返り討ち

『2022 EXCITE SERIES』神奈川・保土ヶ谷公会堂(横浜市)(2022年2月17日)
○アジアタッグ選手権試合 大森北斗&児玉裕輔vs神野聖人&中野貴人×

 北斗&児玉がBASARA・中野&神野に苦戦を強いられながらもアジアタッグ王座2度目の防衛に成功した。

 アジアタッグ王者に君臨する北斗&児玉は1・23後楽園大会でイザナギ&紫を退けた。防衛ロードの第一歩を踏み出した二人に愛人タッグ・中野&神野が挑戦を表明し、この日のV2戦を迎えた。

 両チームは昨年12・26新木場大会の「Jr.TAG BATTLE OF GLORY」1回戦以来、2ヵ月ぶりの再戦。雪辱に燃える愛人タッグは好連係を連発して王者組を苦しめた。序盤から中盤にかけて中野が集中攻撃されて劣勢が続いたものの、神野がパワー殺法で挽回。北斗相手にファンタスティックフリップを敢行し、中野の飛びつき河津落としと神野のラリアットを同時に決めるなど合体技が冴え渡った。

 チームワークで攻め込まれた王者組だったが、児玉がエプロンからのジャンピングハイキックを中野に見舞って援護射撃に出た。愛人タッグも神野がラリアット、中野がジャックナイフを立て続けに決めて食らいついたが、北斗はドラゴンスープレックスで中野をぶっこ抜いて逆転。すかさず無想一閃につなげて3カウントを奪った。

 北斗&児玉が愛人タッグを返り討ちにし、アジアタッグV2を果たした。北斗が「俺が思い切りやりたいことやって、一方的に児玉さんに助けてもらってるような関係性だからさ。ああいうお互いの弱点を補い合うデコボコタッグみたいなのは正直、ちょっと憧れるよね」と愛人タッグに敬意を表し、「いつでもこいよ。俺たちは逃げも隠れもしねぇぜ!」と再戦を受けて立つ構えをみせると、児玉も「またやりたい。いつでもおいで」と口をそろえた。

 試合後、次期挑戦者は現れず。北斗は「俺と児玉さんがこれだけジュニアの中心で暴れてんのに誰も来ない。今日も来なかった。寂しい」と不満げだった。

【試合後の北斗&児玉】
▼北斗「やべぇ。意外と危なかった。思ったより食らっちまって、結構やべぇ相手だったんだなっていうのは今さらになって実感してきたというか」

▼児玉「ぶっちゃけ危なかったね」

▼北斗「ぶっちゃけ危なかったっすね。正直言って俺と児玉さんってあんまり突出したチームワークが微妙なところで、お互い自分の個性でやりたいことやって、何なら俺が思い切りやりたいことやって、一方的に児玉さんに助けてもらってるような関係性だからさ。ああいうお互いの弱点を補い合うデコボコタッグみたいなのは正直、ちょっと憧れるよね」

▼児玉「前回ジュニアタッグでやった時よりもめちゃくちゃ面白かった。普通に面白かった」

▼北斗「もはや、この王道のリングに慣れてきちゃってんじゃねぇか」

▼児玉「またやりたい。いつでもおいで。いつでもおいでよ!」

▼北斗「何年後とか寂しいこと言うなよ。いつでもこいよ。俺たちは逃げも隠れもしねぇぜ!」

▼児玉「でも今日はやめとけ。今日ちょっと危なかったから。明日以降だ」

▼北斗「全日ジュニア、誰も名乗り出てこねぇな。寂しいよ! 俺と児玉さんがこれだけジュニアの中心で暴れてんのに誰も来ない。今日も来なかった。寂しい」

▼児玉「わかんないよ。何考えてるかわかんないから。ホントはめっちゃ考えてるかもしれない」

▼北斗「名乗り出てほしかったなぁ」


【試合後の中野&神野】
▼中野「あぁ、クソ。大森北斗に負けたよ、大森北斗に。本当にごめん。いや、ごめんじゃない。申し訳ない」

▼神野「クソ…」

▼中野「体重差とか、そんなのわかりきってたことで、言い訳もクソもなんもないですね」

▼神野「悔しいなあ」

▼中野「散々負けてきたけど、あの負けは悔しいし。全部悔しいけどさ、メチャクチャ悔しいよ」

▼神野「こんなことを言ったらあかんけど、ちょっと飲まれたね。悔しいね、これは」

▼中野「負けたら言うことなんて何もないでしょ」

▼神野「これだけ言いたい。確かに負けたんやけど、試合順。タイトルマッチやねん。前哨戦の前やねんな。メインじゃないねん。そこがね」

▼中野「まあ、それは別にだからってチャレンジャーだし、関係ないあれですけど。それは僕らのチャレンジャーとしてのレベルとか、期待されてるものとかがあると思うし。それはわからないけど。そういうのも全部含めて、あのベルトを獲って、全日本のメインでやりたいと俺も凄ぇ本気で思ってたし。クソ。でも、これで終わりじゃないんで。別に今すぐなんて言わないよ。でもね、見ててくださいよ。1年後、2年後、3年後、4年後、5年後、いつでもいいよ。絶対にまた俺たちは戻ってきて、あのアジアタッグのベルトに挑戦するよ。そして、その時は絶対に2人であのベルトを巻いて」

▼神野「あの二人から獲る」

▼中野「そりゃ間違いないよ」

▼神野「それまで防衛してください」

▼中野「まだまだこんなんで終わらないんで。まだまだキャリア5年、10年、15年、20年目指して僕ら、一人でも二人でも一緒に頑張っていきますんで。今日はありがとうございました。クソ! ありがとうございました」

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