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2/17【全日本】イサミが王者・入江に直接勝利 GAORAを「20周年イヤー一発目のベルトに」

『2022 EXCITE SERIES』神奈川・保土ヶ谷公会堂(横浜市)(2022年2月17日)
○木高イサミ&大森隆男vs石川修司&入江茂弘×

 GAORA王座戦へ向けた唯一の前哨戦はイサミが王者・入江に直接勝利。今夏デビュー20周年を控え、「記念イヤーの一発目のベルトにする」と赤いベルト戴冠を誓った。

 2・23後楽園大会でGAORA王座をかけて対決する入江とイサミ。本番が6日後と迫ったこの日、それぞれ石川、大森と組んで唯一の前哨戦に臨んだ。

 先発で対峙した両者は一進一退の先手争いを展開。その後、イサミが腕攻めに出れば、入江はボディプレスなど肉体を駆使して押し戻す。終盤にはイサミがショルダーアームブリーカーを連発して再び右腕攻めに出ると、変型羽根折り固めで捕らえて勝機を作った。

 耐えた入江もノーモーション頭突きやブラックホールスラムの猛攻で逆襲。石川とのファンタスティックフリップも決まったが、イサミは丸め込みを連発して食い下がる。ビーストボンバーをラリアットで相打ちに持ち込むと、それでもビースト弾を繰り出す入江を変型エビ固めで丸め込んで3カウントを奪った。

 イサミが唯一の前哨戦でGAORA王者・入江に直接勝利を収めた。「入江の得意な技も今日ほぼほぼ受けたはずだからな。それ防ぐ技も俺にはいくらだってあるぞ」と自信を深めたイサミは今年7月に20周年を迎え、デビュー記念日の7月18日にはBASARA後楽園大会も開催する。「今年20周年記念イヤー。一発目はGAORA TVのベルトを取らせてもらって、全日本への通行手形にしたい」と言い切ったイサミは、5ヵ月後の記念大会にGAORA王者として立つ青写真も描いている。

 入江は尊敬する後輩。「たぶんこっちの引き出しを全部出さないと彼には追い付けないし、追い越せない」と20年間で培った全てをぶつけるつもりのイサミは「見てもらった人にはわかると思うんですけど、こんな僕でも彼から勝つことはできるんで。3カウント、ギブアップ、リングアウト、反則負け、反則勝ち。何でもあるよ、プロレスには。全部使ってでも入江に勝ちたい」と誓ってみせた。

【試合後の大森&イサミ】
▼イサミ「ボロッボロですけど勝ちましたよ」

▼大森「GAORA前哨戦、ご覧の通りだ! イサミがベルト必ずお前から獲ってよ。よく聞いとけ。イサミが巻くからな。しっかり磨いとけよ」

▼イサミ「俺たちがやってるのはプロレスだろ。その範ちゅうで勝ったから次はわかんねえぞ。リングアウトかもしんねぇしよ、もう一回勝てるかわかんねぇしよ。入江の得意な技も今日ほぼほぼ受けたはずだからな。それ防ぐ技も俺にはいくらだってあるぞ。今年20周年記念イヤー。一発目はGAORA TVのベルトを取らせてもらって、全日本への通行手形にしたいと思います」

▼大森「GAORA獲ったら自由だろ。イサミの好きにできるぞ。パスポートだよ。お前が手にするんだぞ、GAORAパスポートを」

▼イサミ「GAORAパスポート。そしてAJPW TVも山ほど出ますんで」

――手応えは申し分なし?

▼イサミ「昔から手を合わせてる選手ではあるんですけど、その間に日本中の団体、世界中の団体を渡り歩いてきてるんで。彼はヘビー級のくくりでは結構数少ない駆け引きにも強いタイプの人間だと思うんで。たぶんこっちの引き出しを全部出さないと彼には追い付けないし、追い越せないと思うんで。やってきたこと、先輩から教わったこと、後輩から見て学んだこと、同期との戦いとか思い出しながらやります。BASARAで7月18日に後楽園、俺のデビュー20周年の日に丸20年の日に決まってるんですよ。持っていきたいですね、そこに。獲ったとしても約半年は防衛しなきゃいけないな。まあまあしんどいな。でも見てもらった人にはわかると思うんですけど、こんな僕でも彼から勝つことはできるんで。3カウント、ギブアップ、リングアウト、反則負け、反則勝ち。何でもあるよ、プロレスには。全部使ってでも入江に勝ちたいです。それだけ尊敬してるってことでもあるんですよ。尊敬してる後輩から先輩の僕がベルトを巻かせてもらおうと思います」


【入江の話】「油断したって言ったらホントに情けない話だけど、木高イサミというのはこういう強さがあるんだなって知って、23日の後楽園。またちょっと怖くなってきた。でも、全日本プロレスに出始めて、やっとシングルで結果を残したこのベルトなんで、簡単に落とすわけにいかないんで。必ず自分が木高イサミを倒して、フリーの入江茂弘が全日本のシングルのベルトを守り続けます」

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