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2/23【全日本】暴走SUPLEXが世界タッグ死守 本田襲撃で芦野が怒りのシングル要求

『2022 EXCITE SERIES』東京・後楽園ホール(2022年2月23日)
世界タッグ選手権試合 ○芦野祥太郎&諏訪魔vs羆嵐&土肥こうじ×

 暴走SUPLEXが土肥&羆嵐を下し、世界タッグ3度目の防衛に成功。試合後、本田竜輝の襲撃を受けた芦野は怒りの制裁モードで3・21大田区大会での一騎打ちを要求した。

 この日、諏訪魔と芦野は土肥羆を相手にV3戦に臨んだ。前哨戦では諏訪魔が羆嵐、芦野が土肥にシングルで敗れ、芦野は首を破壊された。それでも新合体技「諏訪魔さん、どこ?」を投入して逆襲に転じ、本番を迎えた。

 やはり手負いの芦野が狙い撃ちされ、首に集中砲火を浴びて劣勢に。ハイジャックパイルドライバーを敢行されて苦もんした。諏訪魔が羆嵐にラリアットを叩き込むなど立て直しを図っても、土肥羆の勢いは止められず。芦野も土肥にDDTを連発されてダメージを蓄積していった。

 その後も同時アルゼンチンに捕まるなど土肥羆連係で攻め込まれた暴走SUPLEXは芦野が土肥の垂直落下式ブレーンバスターによってピンチを迎えた。

 そこで勝利の呼び水となったのがやはり「諏訪魔さん、どこ?」。芦野がロコモーション式ジャーマンで土肥相手に反撃に移ると、諏訪魔が飛び込んで新合体技をさく裂。そして諏訪魔が羆嵐をスリーパーで場外に分断すると、芦野がTボーンスープレックスを爆発させて土肥を仕留めた。

 土肥羆の猛攻をしのいで逆転勝利を収めた暴走SUPLEXが世界タッグ王座を死守。会心の防衛劇だったが、試合後、思わぬ展開が待っていた。本田がやってきて、諏訪魔と芦野をイスで暴行したのだ。これで芦野の怒りに着火。本田との乱闘となり、鬼の形相で何発もハンマーパンチを側頭部に叩き込んだ。

 しかも本田から「ザコ」呼ばわりされて完全にプッツン。「おい、本田。殺すぞ、オラ!」と殺気立った芦野は、「お前が練習生の頃、何回泣かした? 泣き虫のおめぇが粋がってんじゃねえぞ。3月21日、大田区でシングル組め。覚悟しておけよ」と舞台を指定したうえで一騎打ちを要求した。

 本田とは1・23後楽園大会での三冠王座決定トーナメント1回戦で対決し、敗れている。バックステージでも芦野は収まらず。「本田お前。あんまナメた口きくなよ。おめぇに言われっぱなし、やられっぱなしで終わんねぇぞ、このヤロー」と復讐を宣言した。これには普段、暴走する側の諏訪魔も「初めてみたよ、ブチ切れた祥太郎を。このままでいいよ。迫力あるよ。凄かった」と目を細めるばかりだった。

 ともあれ、世界タッグ王座を守り抜き、タッグチームとしての進化も見せつけた。次なる挑戦者は現れなかったが、芦野が新たな一面を見せた暴走SUPLEXの牙城は当分、揺るぎそうにない。

【試合後の諏訪魔&芦野】
▼芦野「諏訪魔さん、ありがとうございました。ちょっと取り乱しましたけど。おい、本田お前。あんまナメた口きくなよ。おめぇに言われっぱなし、やられっぱなしで終わんねぇぞ、このヤロー。大田区シングルだよ。3・21シングルいいですか?」

▼諏訪魔「おぉ、いいよ」

▼芦野「チャレンジャーも出てこねぇし、シングルお前とやってやるよ。ふざけんな。ジェイク欠場に追い込んで強くなったつもりか? ふざけんな。背負ってるもんが違ぇんだ、こっちはよ。あいつ、ぶち殺しますよ。専務のOKが出たんで、あいつ再起不能にするぞ。本当にぶち殺すぞ。俺が壊すぞ。歩けなくするぞ。アンクルでへし折って。せっかく諏訪魔さんとのタッグで勝ってよ、気持ちよく終わろうと思ったら邪魔してきやがって」

▼諏訪魔「初めてみたよ、ブチ切れた祥太郎を」

▼芦野「我慢の限界でしたね。ジェイクの時もよ、土肥羆の時もよ、我慢してたけど限界ですよ。俺はやりますよ。諏訪魔さんが暴走専務で、何なら俺は暴走だけでいいよ。暴れまくって走り回ってやるよ。次、千葉で組まれてる。本田、覚悟しとけよ。大田区までもたせねぇぞ、このヤロー。ナメやがってクソが。すいません、頭に来ちゃいました」

▼諏訪魔「いいよ、いいよ。今日、勝ったんだから。ベルトの価値も上がってることだし」

▼芦野「そうですよ。このベルト、誰にも渡さねぇからな。暴走SUPLEXのものだ。すいません、取り乱しましたね」

▼諏訪魔「このままでいいよ。迫力あるよ。凄かった」

▼芦野「生半可な気持ちでくんなよ。ヘッドギアつけてこい。プロテクターとヘッドギアつけてこい。それでお前の体守れるならつけてこい。殺すぞ」


【本田の話】「「おい、芦野。お前はな、前の試合で俺に負けてんだよ。まぁ、いいや。大田区、もう一度シングルマッチだ。胸貸してやるよ。お前、そこで俺にもう一回負けたら丸坊主にして、今度こそ第1試合から、セコンドからやり直させてやるぜ」

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