プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/23【全日本】入江がイサミ超えでGAORA王座V2 ともにタッグ結成に色気

『2022 EXCITE SERIES』東京・後楽園ホール(2022年2月23日)
○GAORA TVチャンピオンシップ ○入江茂弘vs木高イサミ×

 入江が今年20周年イヤーとなるイサミとの激闘を制し、GAORA王座2度目の防衛に成功。両者は口をそろえて全日本でのタッグ結成に色気をみせた。

 GAORA王座を保持する入江がこの日、2度目の防衛戦を迎えた。挑戦者はイサミ。ともにインディーで戦い続け、地位を向上してきた両者が全日本のリングで全日本のベルトをかけて対決した。

 「20周年一発目のベルトに」と誓っていたイサミの前に入江は苦戦を余儀なくされた。いきなり勇脚で先制打を放ったイサミは入江のパワーとビーストボンバーを封じるべく、右腕攻めを展開。右腕にオーバーヘッドキックを放ち、入江がキャノンボールを放っても回避した次の瞬間、ハンマーロックで絞め上げた。

 守勢に回った入江だったが、ターンバックルパワーボムで反撃ののろしを上げた。キャノンボール、雪崩式バックフリップを豪快に決め、イサミが丸め込みを連発しても3カウントを許さない。顔面蹴りを右腕でガードしてダメージを負い、絶槍を被弾したが、勇脚・斬を狙ったイサミにカウンターのビーストボンバーをさく裂。右腕の痛みもあってフライングヘッドバット2連発で追い討ちをかけてようやく3カウントを奪った。

 入江が苦戦の末にイサミ超えを果たし、GAORA王座V2を果たした。入江にとってイサミは若手時代からの高い壁。だからこそ「ずっと背中しか見ることができなかったイサミ選手を全日本プロレスというメジャーなリングでローカルどインディー育ちの入江茂弘がこのメジャーのベルトをかけてイサミ選手とタイトルマッチをやって、入江茂弘が勝利したということが何よりうれしいし、自分で自分を誇りに思いたい」と喜びとともに胸を張った。

 試合後、両者は左手で握手を交わした。「よりハートに近い方で握手してるんですよ。この試合を通して、二人のハートは強く結ばれたんじゃないかなと思ってます」と実感する入江は「この全日本プロレスというメジャー団体で木高イサミ選手と何かできるなら組んで、どんどん挑戦して結果を残していきたい」とタッグ結成に色気をみせた。奇しくもイサミも「可能なら入江と組んで結果残してみたいなっていうのがある」と口をそろえ、「入江とタッグ? ユニット? わかんないですけど宙ぶらりんなんで、ベルト? アジア? 世界タッグ? いいじゃないですか。夢あるよね。インディーレスラーの夢、叶えます」とタッグ王座獲りも描いていた。

【入江の話】「このGAORAのベルト防衛してうれしい。でも何よりもうれしいのが木高イサミからこのベルトを守り抜いたってことがうれしい。自分がまだデビューしたばっかりで、まだ若手の頃、どんどん前に進んでいたイサミ選手、ずっと背中しか見ることができなかったイサミ選手を全日本プロレスというメジャーなリングでローカルどインディー育ちの入江茂弘がこのメジャーのベルトをかけてイサミ選手とタイトルマッチをやって、入江茂弘が勝利したということが何よりうれしいし、自分で自分を誇りに思いたいと思います。自分は右手が使えなかったのもあるけど、イサミ選手とは試合後、左手同士で握手したんですよ。これがどういう意味かわかりますか? よりハートに近い方で握手してるんですよ。この試合を通して、二人のハートは強く結ばれたんじゃないかなと思ってます。この全日本プロレスというメジャー団体で木高イサミ選手と何かできるなら組んで、どんどん挑戦して結果を残していきたいと思ってます」


【試合後のイサミ】
▼イサミ「あきらめないからな絶対に。二丁拳銃だけじゃない。アックスボンバーズだけじゃない。木高イサミとして結果を出さないと、全日本プロレスで俺は前にいけない。俺には大森さんが付いててくれるけど、後輩の入江、GAORAチャンピオンになってあんな強くなってやがる。撃ち抜かれましたよ、アゴを。さすが。ビーストですね、ホントに」

――20周年イヤー一発目のベルトにはできなかったが?

▼イサミ「そうですね。じゃあ、どうしようかな。シゲも宙ぶらりんな状態だし、僕も常に後ろに大森さんの影っていうのを感じながら試合してる。まだガキじゃないんだからって見てるお客さんは思うかもしれないし。俺も可能なら入江と組んで結果残してみたいなっていうのがあるんですよ。お互いに宙ぶらりんの状態になるんだったら。アックスボンバーズ2回ぐらい卒業式あったんで(苦笑) 入江とタッグ? ユニット? わかんないですけど宙ぶらりんなんで、ベルト? アジア? 世界タッグ? いいじゃないですか。夢あるよね。インディーレスラーの夢、叶えます」

プロ格 情報局