2/27【DDT】両国前に竹下が遠藤から一本勝ち バーニング決勝進出逃す

『Ultimate Tag League 2022 the FINAL!!』東京・後楽園ホール(2022年2月27日)
Aブロック公式戦 ○竹下幸之介&上野勇希vs秋山準&遠藤哲哉×

　KO-D王者・竹下が両国決戦前に遠藤から一本勝ち。バーニングはタッグリーグ決勝進出を逃した。

　2勝1敗でタッグリーグ最終公式戦を迎えたThe 37KAMIINAの竹下&上野。最後の相手は3戦全勝の新生バーニング・遠藤&秋山となった。3・20両国大会で控えるKO-D無差別級戦「(王者)竹下vs遠藤(挑戦者)」の前哨戦でもある一戦。新生バーニングは引き分けでもブロック突破となる有利な状況だったが、竹下が全てを覆した。

　先発した竹下と遠藤はタイトルマッチさながらに緊張感溢れるグラウンド戦で火花を散らす。その後、上野が長時間捕まるが、自力で反撃を果たしたところで、再び両者は対峙。竹下は溜め込んだフラストレーションを爆発させて巻き返す。裏の読み合いが続くと、遠藤は顔面への低空ドロップキックで競り勝った。

　上野と秋山もシーソーゲームでせめぎ合う。秋山がフロントネックロックや髪を掴んでのヒザ蹴り連打、エクスプロイダーで仕留めにかかるも、上野は粘りを発揮。飛びヒザ蹴りで両者大の字になり、試合はさらに熱を帯びたところで、竹下と遠藤は三度向かい合った。

　遠藤はスワンダイブ式エルボー、変型ゆりかもめと得意技で猛攻。しかし、耐え抜いた竹下はブルーサンダー、雪崩式ブレーンバスターでやり返す。ここで上野がダイビングボディプレスを落として援護射撃。竹下はこん身のラリアットを振り抜いた。勝負所と見たThe 37KAMIINAはダブルインパクト攻撃を狙うが、遠藤はギリギリで回避。竹下のラリアットを上野に誤爆させる。さらに、遠藤はハンドスプリングで飛びついてのリバースDDTを竹下に決めると、必殺のシューティングスタープレスを落とした。

　竹下はヒザを立てて迎撃。介入した秋山をジャンピングニーで返り討ちにすると、遠藤にはヒザ蹴りをぶち込む。遠藤も丸め込みを連発して粘るが、竹下は再度ヒザ蹴りを放つと、首にエルボーを何発も振り下ろし、Plus Ultraに捕獲。一気にギブアップを奪った。

　この結果、竹下&上野が決勝進出。竹下は両国決戦前に挑戦者・遠藤から直接勝利を挙げた。決勝ではHARASHIMA&吉村直巳組に敗れ、惜しくもタッグリーグ連覇を逃した竹下だったが、対遠藤に向けては今日の一本勝ちで勢いを加速させた。