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3/3【DRAGONGATE】新ユニット名は「GOLD CLASS」 箕浦のミニ版・ミノリータ加入で“4人で3人"体制に

『GLORIOUS GATE 2022-Final Burst Out! K-ness. Forever-』東京・後楽園ホール(2022年3月3日)
○箕浦康太&土井成樹&石田凱士vsYAMATO&Ben-K&奥田啓介×

 土井が立ち上げた新ユニットの名前が「GOLD CLASS」に決定。新たに生まれた金色軍団が、名称決定初戦でHIGH-ENDを撃破した。試合後、箕浦のミニ版レスラー、ミノリータが加入。あくまで“4人で3人"という特殊な体制となった。

 紆余曲折ありながら、2・4後楽園大会でようやく形になった「会場の女性率90%」を目標とする土井の新ユニット。何度も勧誘してきた箕浦に続き、R・E・Dから追放された石田が合流した。土井は今宵の後楽園大会に向けて「ユニット名発表」と「箕浦へのささやかなプレゼント」を予告。ここまで無傷の連勝を重ね、3・5大阪大会ではNATURAL VIBESが保持するトライアングルゲート王座挑戦も決定して勢いに乗っている。

 大会オープニングでユニット名「GOLD CLASS」を発表。3人は黄金色で揃えた華やかなガウン&コスチュームでメインイベントに登場し、HIGH-ENDのYAMATO&Ben-K&奥田組と対戦した。

 Ben-Kがパワー全開のファイトでGOLD CLASSをナデ斬りにすると、土井が攻め込まれる展開に。しかし、土井がバックドロップで奥田を投げて反撃に転じると、箕浦はダブルアームスープレックスでYAMATOを、ブレーンバスターでBen-Kをぶん投げて場内を沸かす。石田も鋭い蹴りを唸らせると、すかさず土井がサマーソルトドロップを投下。流れるような連係でHIGH-ENDを圧倒した。

 石田は喧嘩腰の打撃戦で奥田と火花。カウンターのヒザ蹴りをもらってしまうと、そこからHIGH-ENDの集中攻撃を浴び、Ben-K&奥田のバックドロップ&ヒザ蹴り、YAMATOの垂直落下式ブレーンバスターも食らって大ピンチに。

 しかし、箕浦がパワーを活かして形勢打開。水車落としでBen-Kの体を奥田に叩きつけると、息を吹き返した石田もエプロンでのランニングローキックでYAMATOを場外に足止めにする。箕浦は土井の加勢を受けて奥田を抱え上げると、石田がジャンピングハイキックを浴びせた瞬間、投げ捨てジャーマンをズバリ。最後はR-301(旋回式ファルコンアロー)でダメ押しし、奥田を沈めた。

 怒とうの連係で立ち上げからの無傷連勝を守ったGOLD CLASS。土井は「GOLD CLASSとしていいスタート切れたな」と満足げだったが、「そんなことより、お前ら試合全然興味なかったやろ。それは箕浦さんも一緒やな。みんなが知りたがっているのは、俺から箕浦さんへのプレゼントちゃうか?」と注目のプレゼント公開へ。「さっき確認しました。しっかりこの会場に届いてます。みんな見たいか? 見たいよな。俺が箕浦さんのために用意したプレゼントはこれや!」と叫ぶと、場内には箕浦がかつて所属していたユニット・MASQUERADEのテーマ曲が響いた。

 すると、MASQUERADEのトレードマークだった黒いガウンに仮面をつけた正体不明のマスクマンが現れる。リング中央に立ち、マスクを外すと、そこにいたのは箕浦とコスチュームや髪型を合わせた昨年10月デビューの新人・早川匠だった。呆然とする箕浦に対し、土井と石田は爆笑。場内にはなんとも言えない空気が漂った。

 反応を気にせず、土井は「はい、プレゼントです。受け取っていただけますでしょうか?」とアピール。箕浦は「僕には本当によくわからないです。どういうことですか?」と困惑するしかない。すると、土井は「海外で箕浦君クラスのスーパースターになれば、こういうの付きもんですから。こういうミニバージョンと言いますか。見たことあるでしょ? マスコットと言いますか。皆さん、これだけ笑うってことはご存知だし」と趣旨説明。土井が言うように、ルチャの本場であるメキシコでは昔からあるシステムで、団体の創始者であるウルティモ・ドラゴンにも「ウルティモ・ドラゴン・シート」が存在し、DRAGONGATEマットでもかつてユニット・CRAZY-MAXのミニ版が活躍していた時期もあった。156cmと小柄な早川にはピッタリなキャラクターだ。

 「僕からのプレゼントですから、この子を箕浦さんはご自由に使っていただいて結構です。付き人みたいな感じで何でもしてくれますんで」と土井。さっそく名前を決めることに。土井は「ミニ箕浦」「箕浦ジュニア」などを例に出しつつ、メキシコでの命名方法を真似て「ミノウリータ」を提案。語呂的に言いにくいということで「ウ」を削り、最終的に「ミノリータ」に確定した。ミノリータは箕浦の動きを真似ながら「僕にはよくわからないです」とあいさつ。箕浦も「素敵なプレゼントをありがとうございます」と最終的に受け入れた。

 4人目のメンバーとなったが、土井は「俺らは4人で3人やからな。どういうことかわかるか? ミノリータを1人としてカウントするなよ。絶対に不利になるからな。ミノリータを1人とカウントすると俺らは絶対に負けるから。俺らは4人で3人や。6人タッグの試合があっても、相手が3人でも、俺らは4人でいくからな」と独自の“4人で3人"体制をアピール。最後にマイクを託された箕浦は「僕にはよくわからないです」とこぼしながらも「GOLD CLASSの“三人四脚"にご期待ください」と見事に締めくくった。

【試合後の箕浦&土井&石田】
▼土井「よかった。無事届いて」

▼石田「届いたね」

▼土井「ホンマに気に入ってもらえてよかったですよ」

▼箕浦「素敵なプレゼント」

▼土井「完璧でしょ、これ。だから要はね、僕ら4人で3人と言いましたけど、この二人(箕浦とミノリータ)はニコイチですから。言った通りで6人タッグの試合があったら土井成樹、石田凱士、箕浦康太withミノリータって感じかな」

▼石田「いいですね」

▼土井「もちろん試合にも正式に参加してもらうし。大丈夫。3人やから」

▼石田「そや。俺ら4人で3人?」

▼土井「3人やから何も文句ないと思う。さっきの完全に仕上がってたでしょ?」

▼石田「仕上がってた。仕上げてました。仕込み凄い」

▼土井「でも名前はホンマ現場で決めたからミノリータで覚えてもらおうかなと。GOLD CLASSとミノリータかな今日は。でもやっぱり口悪いよ」

▼石田「口悪い?」

▼土井「それはあかんわ。出だしから」

▼石田「出だし出た瞬間、ブスしかおらんな思って」

▼土井「お前らブサイクしてるか?って日本語としておかしいからね」

▼石田「俺も意味わかってないから」

▼土井「まずはあさってトライアングルあるから、そこで結果残すから。こんだけやって獲れんかったらカッコ悪いから。これはもう獲らせてもらうんで。まとまらないんで箕浦さん、お願いします」

▼箕浦「僕には…よくわからないです。GOLD CLASSの三人四脚にご期待ください」

▼土井「お、うまい」

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