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3/17【新日本】オスプレイがNJC連覇へ進撃 非情エルボー連打でSANADAを凄惨粉砕

『NEW JAPAN CUP 2022』ツインメッセ静岡 南館(2022年3月17日)
3回戦 ○ウィル・オスプレイvsSANADA×

 オスプレイが後頭部への非情なエルボー連打でSANADAを凄惨粉砕。US王者からレフェリーストップ勝ちを奪い、NEW JAPAN CUP8強入りを果たして、連覇に向けて進撃した。

 前年覇者のオスプレイはBUSHI、エル・ファンタズモとジュニア勢相手に盤石の勝利を重ねてきた。3回戦の相手はUS王者・SANADAだ。奇しくも昨年のNEW JAPAN CUPでも同会場のツインメッセ静岡で両者は対戦し、オスプレイが勝利。新日本で初のシングル王座取りを果たして勢いに乗るSANADAにとっては雪辱の好機となったが、オスプレイがその野望を叩き潰した。

 ファンタズモ戦で腰を痛めたオスプレイはテーピングを施して登場。それでも場外戦を皮切りに、SANADAの左腕を攻めてリズムを刻む。エグい関節技を連発して拷問。SANADAの抵抗を受けたものの、プランチャは空転させると、エプロンめがけてのバックドロップで鎮圧し、スワンダイブ式エルボーを発射した。だが、負けじとSANADAもスワンダイブ式ミサイルキックを放ち、試合を五分に戻す。

 2人はエルボー合戦、ローリングエルボー合戦で火花。オスプレイはその場飛びスパニッシュフライから再びアクセルを踏むと、SANADAのオコーナーブリッジを同じくオコーナーブリッジで切り返し、フックキックからオスカッターの構えに。こらえたSANADAはオスプレイのその場飛びシューティングスタープレスを剣山で撃墜。Skull Endに捕獲してチャンスを掴んだ。オスプレイがギブアップしないみるや、自ら技を解き、ラウンディングボディプレスで勝負に出る。

 これを今度はオスプレイがヒザを立て迎撃。苦もんするSANADAの顔面に容赦なくヒドゥン・ブレイドをぶち込む。暴走状態で狂気までにじませたオスプレイは、SANADAの左腕をハンマーロックに固めると、首めがけてエルボーをこれでもかと連続して振り下ろす。グロッキー状態のSANADAを見ると、ヒジのサポーターを外して再びヒドゥン・ブレイドの体勢に。SANADAがうつぶせで倒れたまま動けないとみるや、馬乗りになって非情なエルボーを後頭部に猛連打。海野レフェリーが割って入っても錯乱状態で打ち続ける。海野レフェリーはSANADAが続行不可能と判断し、慌ててレフェリーストッップの裁定を下して、凄惨な幕切れとなった。

 大の字になって動けないSANADAの前で、オスプレイはけいれんする仕草を真似てこき下ろし、「グッドナイト!」と雄叫び。自身が保持するブリティッシュ王座のみならず、US王座のベルトまで手にすると、それを投げ捨てた。

 「シズオカ、世界最高のレスラーに盛大な拍手をくれ!」とマイクで要求したオスプレイは「COLD SKULL、SANADAをモロに叩きのめしてやった! お前が日に日に強くなってるのは目に見えるが、ウィル・オスプレイには遥か届かない」とSANADAに上から目線で通告。さらに、「その証拠にお前はIWGPの名の付いたシングルのベルトを巻くまでに8年もかかった! 恥ずかしくないのか!?」「俺のレベルで戦えないのなら、お前はニュージャパン・プロレスリングのリングにいるべきではない」などと言いたい放題に斬り捨てた。

 3・21長岡大会で行われる準々決勝の相手はイギリスマットでのライバルだったザック・セイバーJr.に決定した。昨年のNEW JAPAN CUPでも2回戦で対戦し、オスプレイが勝利しているが、「去年、お前に鼻を壊された。今度は俺の逆襲だ。お前の顔面を破壊してやる!」と今日に続いての凄惨な試合を示唆。最後に「俺がこのNEW JAPAN CUPを制覇する!」と観客の前で高らかに連覇を宣言した。

 バックステージではNEW JAPAN CUPのことのみならず、アメリカの『WARRIOR WRESTLING』について触れる余裕まで見せ、「もしかしてお前は俺の存在を無視してるわけじゃなくて、ただただビビッてるのかもな。ジョン・モクスリー、弱虫だな。ニュージャパンの最高のレスラーと戦いたいんだろ? その最高の相手はここにいるぞ! お前はどこに隠れてるんだ?」とモクスリーを名指しで挑発していた。

【オスプレイの話】「今日、オレはCOLD SKULLを大の字にさせ、ジュニアヘビー級だったオスプレイとは、もう完全に違うということを世界に証明した。アイツは才能のある選手だし、俺はアイツを認めている。そして見た目もいい。だが、アイツの稼ぎはウィル・オスプレイの手元にくるべきだ。(NEW JAPAN)CUP優勝だけを真っ直ぐ見てる。だが『WARRIOR WRESTLING』でも大勢のレスラーが俺の名前を挙げている。トレイ・ミゲルは俺が今、日本のリングに上がってるのをいいことに、主役の座を奪おうとしているようだ。それからKCナヴァーロ、お前なんか全然顔じゃないんだよ。そして、ブレイク・クリスチャン、お前、自分が誰だかわかってものを言ってるのか? お前は"ウィル・オスプレイもどき"って呼ばれてるんだぞ。無視され続けてるのはわかってるが、どうしても言わないといけないことがある。もしかしてお前は俺の存在を無視してるわけじゃなくて、ただただビビッてるのかもな。ジョン・モクスリー、弱虫だな。ニュージャパンの最高のレスラーと戦いたいんだろ? その最高の相手はここにいるぞ! お前はどこに隠れてるんだ? ウィリアム・リーガルに張り手されてる場合か!? いまはとにかく(NEW JAPAN)CUPに集中すべきだが、お前に俺からもうひとつ注文だ。声に出して俺の名前を言え! そして俺のツイッターをフォローするんだ!」

※SANADAはノーコメント

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