プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/20【DDT】ブルックスが吉村に劇的一本勝ち、CDKがタッグ2冠王に 火野&納谷と激突へ

『Judgement2022〜DDT旗揚げ25周年記念大会〜』
東京・両国国技館(2022年3月20日)
KO-Dタッグ選手権試合 ○クリス・ブルックス&高梨将弘vsHARASHIMA&吉村直巳×

 ブルックスが吉村に劇的な一本勝ちを果たして、CDKがタッグ2冠王に。ダークマッチで挑戦権を獲得した火野裕士&納谷幸男と4・10後楽園大会で対戦することが決定した。

 HARASHIMA&吉村はKO-Dタッグ王座を返上したうえで挑んだ「Ultimate Tag League 2022」を制覇。再びベルトを腰に巻いた。そして、予告していた全勝優勝を阻んだ“CDK"ブルックス&高梨を挑戦者に指名。両国大会のセミファイナルで初防衛戦に臨んだが、試合はまさかの結末となった。

 パワーを活かして前に出るHARASHIMA&吉村と、テクニックで応戦するCDKは序盤戦からせめぎ合い、一進一退の攻防が続いた。王者組が勢いに乗り、スワンダイブ式ボディプレスとギロチンドロップの同時弾を狙った瞬間、ブルックスがHARASHIMAの足を引っ張って妨害。さらに、ロープを飛び越えてのダイヤモンドカッターを吉村に決める。すかさず高梨がロープに両足をかけた状態で吉村を固定。ブルックスはHARASHIMAにミサイルキックを放つと同時に、吉村にセントーンを投下した。

 CDKはプレイングマンティスボム&トラースキックの合体技で勝負をかけるも、踏ん張った吉村がブルックスをショルダースルーで高梨に投げつけて逆転。すかさずHARASHIMAがスワンダイブ式ボディプレスを2人に浴びせる。王者組は串刺し攻撃を連発。雪崩式ダブルブレーンバスターを狙った。

 だが、高梨がHARASHIMAを場外に突き落とすと、吉村には雪崩式タカタニックを仕掛ける。踏ん張られても、ブルックスが背後から回転エビ固めで飛びついてアシストするが、HARASHIMAがスワンダイブで突っ込んでフォールをカットした。

 息を吹き返した吉村は打撃戦でブルックスを圧倒。ビンタ乱射に被弾したものの、ドンピシャリのタイミングで払い腰を決め、こん身のラリアットを振り抜いた。しかし、正念場狙いを読んだブルックスはオクトパスストレッチに捕獲。グラウンド式に引きずり込むと、足まで極める複合技ハウス・ピアノ・デスでギブアップを奪った。

 ブルックスが劇的一本勝ちを果たし、CDKがHARASHIMA&吉村の雪辱を阻止して、KO-Dタッグ王座を初戴冠。プロレスリング我闘雲舞のアジアドリームタッグ王座と合わせて、タッグ2冠に輝いた。

 高梨からマイクを受け取ったブルックスは「皆さん、勝ったぞ! 本当に私と高梨さん、両国国技館、KO-Dタッグベルト、アジアタッグドリームベルト、本当に有名です。CDK、もっともっと頑張ります。みんな来てくれてありがとうございました」と日本語で喜びのアピール。ダークマッチの時間差入場タッグバトルロイヤルを制して、4・10後楽園大会でのKO-Dタッグ次期挑戦権を手にした火野&納谷とにらみ合った。

☆4/10(日)東京・後楽園ホール『April Fool 2022』10:30開場、11:30開始

▼KO-Dタッグ選手権試合
[挑戦者]
納谷幸男
火野裕士
vs
高梨将弘
クリス・ブルックス
[第73代王者]
※ブルックス&高梨初防衛戦

【試合後のブルックス&高梨】
▼高梨「クリス、勝ったね。おめでとう。そして、ありがとう!」

▼ブルックス「アリガトウゴザイマス。カッタゼ。おい、エル・デスペラード。挑戦しにこいって言っていたが、俺たちはベルトを2本持ってるんだぞ。お前が挑戦しにこい」

▼高梨「さすがだよ、クリス。今日のパンフレットにも書いてあったよな。DDTにとっては俺らがベルト持つと厄介なことになるかもしんねぇってな。厄介なコメント早くも出たぜ。そして次のチャレンジャー、何だ? 納谷と火野。あんだけでけぇんだったらよ、こっちじゃなくて、こっちのベルトに挑戦してきて市ヶ谷でやった方が。あのでかさだからな。映えるんじゃねぇの。これが厄介なコメントってやつだぜ。このベルトを持ってることには責任だってあるんだ。そして俺ら、この自由のベルトを持っている。両方、責任と自由にやっていく。その両輪を転がせるのが俺たちCDKだと思ってるよ。クリス、フィーリングは?」

▼ブルックス「納谷はビッグボーイ。ダブン、スモール・ブレイン。ダイジョーブ」

▼高梨「そうだね。火野選手と10何年ぶりか? やるの。そんなことはもう忘れちまったよ。それよりも今日のチャンピオン、HARASHIMAっていうのはよ、DDT25年の中で20年以上トップを張っていた。俺が入ったその年にKO-Dタッグベルト初戴冠したんだ。その時からよ、ずっとトップでやってきたHARASHIMAが今日もこうやってチャンピオンとして俺の前に立ってくれたこと、それをうれしく思うぜ。そして隣にいたのが吉村っていうこと。感慨深いよな、俺からすれば。HARASHIMAっつったら隣にKUDOがいてウラノがいて、あとスペシャルゲスト、スマイルヤンキーだったりとか、丸藤選手だったりとか、大鷲さんと組んだこともあったよな。いろんなそういう選手たちと組んできたイメージあるけど、後輩の吉村と組むことによってHARASHIMAさんも、本人もよく言うけど、まだ成長してんだ、まだ見せてない面があるんだってのも凄ぇ感じたよ。それは吉村の力のおかげなのかもしんねぇな。そんなことはどうでもいいけどよ。あいつらに対して思ったことはそういうことだ。なんかある?」

▼ブルックス「言いたいことはたくさんあるけど、簡潔にまとめると、まずHARASHIMAさん。DDTの歴史を作ったHARASHIMAさんと25周年記念大会でタイトルマッチができたことは光栄なことこの上ない。吉村も素晴らしい選手。何度でもやってやる。引っぱたいてやる。前回、高梨さんと一緒にここにいたのは、高梨さんがユニオンMAXを獲った時。同じ場所で一緒にタイトルを獲れるなんて、こんなにうれしいことはないよ。納谷と火野も獲れるもんなら獲ってみろ。CDKの夢はまだ終わってない。やることはいくらでも残ってる。かかってきても倒してやる。何なら市ヶ谷でかかってこい。次のタイトルマッチ? SOSとか…」

▼高梨「いいね。二丁拳銃は? 高尾いなかったけど、あのチームもいいよね。高尾&翔太。何であいついなかったんだ? 何でもやってやるよ。どっちのベルトでもいいぜ。両方転がしていってやるよ」

▼ブルックス「何で祝勝会のビールが何でないんだ?」

▼高梨「しょうがない。クリス、ちゃんこパーティー。両国だから」

▼ブルックス「スキジャナイ。ノミタイ」

プロ格 情報局