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3/20【DDT】秋山が30周年記念試合で岡谷に完勝 同期・大森と好連係披露

『Judgement2022〜DDT旗揚げ25周年記念大会〜』
東京・両国国技館(2022年3月20日)
秋山準デビュー30周年記念試合 ○秋山準&大森隆男vs樋口和貞&岡谷英樹×

 秋山がデビュー30周年試合で岡谷に完勝。同期・大森も好フォローを見せて勝利をアシストした。

 1992年9月に全日本プロレスでデビューした秋山。30周年記念試合として、同期の大森と組み、Eruptionの樋口&岡谷と激突した。秋山と大森はアジアタッグ王座や世界タッグ王座を獲得し、『世界最強タッグ決定リーグ戦』を制した経験がある一方、抗争を繰り広げたこともある歴戦の戦友。そんな2人が若い樋口&岡谷を相手に奮闘した。

 のっけから岡谷が右のエルボーを猛連打するが、秋山も引かずに真っ向から打ち合う。大森も樋口と肉弾戦を展開して気を吐いた。その後も秋山&大森があうんの呼吸で岡谷を狙い撃ち。秋山は場外や花道でボディスラムを決めると、大森と連続してパイルドライバーで突き刺すなど厳しい攻撃を見せた。

 意地を見せたい樋口&岡谷も発奮。樋口は大森とチョップ合戦で火花を散らし、アバランシュホールドで完璧にぶん投げると、大胆にもアックスボンバーで突っ込み、ぶちかましで吹き飛ばした。大森のバックドロップを食らってしまうが、秋山にはラリアットをズバリ。体力を回復させた岡谷もランニングネックブリーカードロップで追撃し、樋口と交互にエルボーなどを連打すると、ダブルのブルドッキングヘッドロックを繰り出した。

 岡谷はダイビングニードロップ2連発で勝負に出るが、秋山は自爆を誘って逆襲に転じ、ランニングニー、雪崩式バックドロップと怒とうのラッシュに出た。樋口が急行するも、大森が呼応。アックスボンバーで場外に排除する。ここが勝負所と見た秋山は、ランニングエルボーに被弾しても下がらず、エクスプロイダーをズバリ。肩を上げて粘りを見せる岡谷に対し、ヒザ蹴りを連発すると、生ヒザ式でもぶち込み、急角度のエクスプロイダーでダメ押しして3カウントをもぎ取った。

 秋山が自身の記念試合で勝利。大森と並んで記念撮影に応じると、自らロープを開いて、大森に感謝の意を表した。

【試合後の秋山&大森】
▼秋山「久しぶりに、全日本以来、大森選手と一緒に組めて。30周年記念試合ということでね。もうね、お互いにそうそう組めるもんじゃないからね。よかったです」

▼大森「やっぱり点で終わると思っていた秋山さんとの関係も、ここでまさか線としてつながると思ってなかった。本当に一寸先は何が起こるかわからないです。秋山さん、一寸先はどうなるかわかりませんよ」

▼秋山「そうですね。またどこかで会うかもわからないし。またそれまで楽しみにしておきますよ。あるか、ないか(笑)」

▼大森「あると思っていればあるんですよ」

▼秋山「ありますか」

▼大森「もうないと思って諦めたら、そこで終わってしまうから」

▼秋山「どっかで聞いたようなセリフだけど(笑)」

▼大森「諦めませんよ、私は」

――久しぶりに組んで、感触は違和感なかった?

▼秋山「ずっとね、いろいろと。今回もそうだけど、一緒にやってて、離れて、また一緒にやってということもあったけど、お互いにやることはわかっているんで。そこはお互いにあうんの呼吸で、彼もそうだし、俺もできるだろうし。お互いに30年やってますから」

――大森選手は離れても頭の片隅にある存在?

▼秋山「ありますよ、もちろん。やっぱり30周年記念試合を高木さんに言われて、やっぱり一番最初に頭の中に出たのは彼ですし」

▼大森「ありがとうございます」

▼秋山「最初のとっかかりが一緒だったので。誰と言ったら、やっぱり彼のことで」

▼大森「ありがとうございます。とっかかりがあったとして、とっかかりを感じたら、迷わずにズドンといかないとダメですね」

▼秋山「とっかかりがズドンと(笑) 俺もこれからためらわずにズドンといきますわ」

▼大森「俺もそうします」

――秋山選手は30周年記念をDDTで迎えると思わなかった?

▼秋山「今までずっとプロレス人生の中で、いろんなことが変わってるから。まさか、まさか、まさかということがずっと続いてるから。この先ももしかしたら、まさかというのがまたあるかもしれない。またどっか違うところでやっているかもわからないし、それはわからない。わからないけど、その流れに身を任せて、その場所で。今はDDTだけど、そこで一生懸命やれば、また道が開けていくんだろうし。それは別に俺だけじゃなくて、誰でもそうだと思うし。その場所で一生懸命やっていれば、また道が開けると思います」

――相手の2人は食らいついてきたと思う?

▼秋山「そうだと思いますよ。彼らも何かを残さないといけないし、これからどんどん残していかないといけないし。もっともっと来ても、まだ俺らは大丈夫な体力は残っているんじゃないかな」

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