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3/21【NOAH】鈴木秀樹がナショナル前哨戦で快勝 船木戦へ「言いたくない」と「答え合わせ」で謎かけ

『GREAT VOYAGE 2022 in FUKUOKA』福岡国際センター(2022年3月21日)
○鈴木秀樹&杉浦貴&桜庭和志&ケンドー・カシンvs拳王&中嶋勝彦&船木誠勝&征矢学×

 3・24後楽園大会のGHCナショナル王座戦「(王者)船木vs鈴木(挑戦者)」に向けた前哨戦で、鈴木が快勝。船木については「答えたくない」としつつ、本番での“答え合わせ"を見る者に投げかけた。

 3・13横浜武道館大会でのタッグトーナメントを制して杉浦とともにGHCタッグ王座初戴冠。一回戦で直接破った船木とのナショナル王座戦も決まり、この日は博多ビッグマッチのセミファイナル、“杉浦軍vs金剛"の豪華8人タッグマッチで唯一の前哨戦に臨んだ。

 のっけから先発し、首相撲から慎重にキャッチレスリングの間合いで探り合う。派手な動きはなくとも、一つひとつの所作に観衆の目をのめり込ませていった。

 中盤過ぎには船木に押し込まれたものの、鈴木もツームストンパイルドライバーで反撃。ならばと船木もソバットを見舞って征矢につなぎ、そのまま金剛勢が鈴木に集中砲火を仕掛けた。

 だが、鈴木も征矢の弾道(ラリアット)をどてっ腹への頭突きで止めると、デスバレーボムも着地。逆に手足を巧みに絡め取ってのヨーロピアンクラッチで固めて、完璧な3カウントを奪ってみせた。

 その頃、船木はカシンに場外へと連れ出され“2階からの落としあい"を繰り広げていたが、唯一の前哨戦は鈴木の快勝。それでも鈴木は「思うことはたくさんありますけど……言わない」と船木について多くを語らなかった。

 「何かを言えば、それをヒントにして攻略されるチャンスを与えるだけですから。それはさせたくないですし、それぐらい神経を研ぎ澄ましてやる」と説明。そのうえで「見てる人以上に…報じている人以上に…あとは同業の選手たちですね。ノアに上がってる選手、他の団体の選手よりも、たぶん何千倍も船木誠勝との一戦っていうのは重く感じてますね」と強調した。

 船木とは久々の一騎打ち。「“答えたくない"っていうつもりじゃないんですけど、それだけ集中してると思っていただければ。長らく僕のことも船木さんのことも見てると思うんで、想像してください。皆さんが思ってる形を何千通り、何万通り出してもらって、その答え合わせを3月24日にします」と鈴木。果たして何を思い、何を伝え、そしてどんな結末が待ち受けているのか。


【試合後の鈴木】

――船木と戦ってみて?

▼鈴木「思うことはたくさんありますけど……言わない」

――それは戦略的に?

▼鈴木「そう戦略的にも戦術的にも。何かを言えば、それをヒントにして攻略されるチャンスを与えるだけですから。それはさせたくないですし、それぐらい神経を研ぎ澄ましてやる。他の試合も全部そういうつもりでやってはいるんですけど、見てる人以上に…報じている人以上に…あとは同業の選手たちですね。ノアに上がってる選手、他の団体の選手よりも、たぶん何千倍も船木誠勝との一戦っていうのは重く感じてますね」

――何かを投げかけるような試合をしたいということ?

▼鈴木「前に一度やった時は、そういう気持ちでやりました。今回は投げかける必要はないですね」

――ベルトを獲りにいくことに集中する?

▼鈴木「もちろんベルトもそうですし、前とは変わらず、今、船木誠勝が持ってるポジションを取りに行く」

――言わないと言っていたが、今日の試合で手応えはつかめた部分はある?

▼鈴木「お互いの強いところ、弱いところはもともと分かってたし、今日さらに分かったところもあったと思うんで」

――丸め込みで試合が決まったが?

▼鈴木「丸め込みって言ったら簡単なのかもしれないですけど、僕がピンフォールを奪ううえでは、あの技が僕の中では一番“強い方"に入る技なので。言い方はイヤですけど、立派なフィニッシュホールドです」

※カシンがやってくる

▼カシン「なんか文句があるなら言えよ」

▼鈴木「ないです」

※カシンはそのまま去っていく

――船木は試合後にはカシンと2階で乱闘していなかった

▼鈴木「上に行ってましたね。青森県同士、仲がいいのか…。まぁさっきの話も“答えたくない"っていうつもりじゃないんですけど、それだけ集中してると思っていただければ。長らく僕のことも船木さんのことも見てると思うんで、想像してください。皆さんが思ってる形を何千通り、何万通り出してもらって、その答え合わせを3月24日にします」

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