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3/21【全日本】VM・諏訪魔が狂乱大暴走 CCへ怪気炎「この感触で全勝優勝だ」

『LECクリンぱっ!Presents Champions Night3〜50th Anniversary Tour〜』東京・大田区総合体育館(2022年3月21日)
諏訪魔&TARU&近藤修司&KONO&歳三vsジェイク・リー&TAJIRI&土肥こうじ&羆嵐&児玉裕輔

 ブードゥー・マーダーズが全日本に再集結。14年ぶりに極悪集団に身を投じた諏訪魔が大暴走を見せ、チャンピオン・カーニバルへ向けて「全勝優勝」予告の怪気炎を上げた。

 現在、ZERO1で活動しているVMは2005年にTARUが全日本で結成した極悪ヒールユニット。結成2年目の2006年1月に加入したのが諏訪魔だった。この日、TARU&諏訪魔&近藤の初期メンバーと後期メンバーのKONO&歳三が再集結を果たし、VMが久々に全日本のリングに降臨した。

 諏訪魔はVM時代の赤髪を復活させて出陣し、かつての盟友であるTARU、近藤と同じコーナーに並び立った。開始早々、喧嘩腰の打撃戦でジェイクを圧倒。「戻ってくんじゃねぇ」「辞めちまえ」と罵声を浴びせ、場外戦でもゴング用の木槌で痛めつける。レッグラリアットでジェイクに反撃を許し、ムーンサルトも被弾したが、串刺しラリアット、フロントスープレックスの連続攻撃で応戦した。

 終盤にはヒザ蹴り連打、右ハイキックを食らって劣勢となったが、強烈なラリアットで逆襲。TARUから受け取ったイスでジェイクをめった打ちにすると、レフェリーにもイス攻撃をお見舞い。見かねた和田京平レフェリーが飛び込んできてもお構いなしにイスをジェイクのノドに食い込ませ、ノーコンテストの裁定が下された。

 決着はならなかったものの諏訪魔がヒール時代を再現するような大暴走。試合後もジェイクと乱闘を展開し、プラ柵を投げつけた。かつて傘やマイクを投げて物議をかもしたこともあったが、それを想起させるような暴れっぷりだった。

 ジェイクへの怒りは収まらず、諏訪魔は「もうわかったはずだよ。ブードゥー・マーダーズとやってよ、こりゃ敵わねぇなって思ったんじゃねぇか? 腹の底じゃよ。だからよ、もっともっとこれからあいつの居場所っていうのをどんどん排除していってやる」と宣言。最終的に引退まで追い込む構えをみせた。

 VM総帥・TARUから「それでこそ諏訪魔や」と称えられたが、諏訪魔自身も久々のヒール回帰に「この感触たまんねぇよ、おい。いいな! ブードゥー・マーダーズ」と興奮を隠しきれない。気になるVMの今後については「今日一日限りの花火」としたが、諏訪魔には4月、大勝負が待っている。春の祭典チャンピオン・カーニバルだ。「この感触を俺は掴んだんだ。来月だってチャンピオン・カーニバル全勝優勝だ、お前。ボコボコにしたうえで、全勝優勝してやるよ」と宣言。奇しくもVM脱退直後に初優勝を飾った2008年以来となるV2をぶち上げていた。

【試合後の諏訪魔&TARU】
▼諏訪魔「TOTAL ECLIPSE、お前大したことねぇよ。おい、生演奏なんてやってんじゃねぇよ、バカが本当に。腹立つわ、あれ」

▼TARU「諏訪魔!」

▼諏訪魔「オジキさんよ、腹立つわ」

▼TARU「それでこそ諏訪魔や。見たか、お前ら。それでこそ諏訪魔や」

▼諏訪魔「どういうことだよ。クソ! こんな感じだね、いつも。俺らは利用し合うっていう関係だからね。仲良しこよしでやってねぇんだよ。ただよ、ジェイクはもう帰ってくる場所がないよ。もうわかったはずだよ。ブードゥー・マーダーズとやってよ、こりゃ敵わねぇなって思ったんじゃねぇか? 腹の底じゃよ。だからよ、もっともっとこれからあいつの居場所っていうのをどんどん排除していってやる。正直、プロレス辞めた方がいいよ。俺はそう思うよ。いろいろいろいろ深く考えてさ、辞めればいいんだ、最後は。俺はそんな考えている暇ねぇんだよ。メチャメチャにしてやるからよ。この感触たまんねぇよ、おい。いいな! ブードゥー・マーダーズ。ただ、これは今日一日限りの花火だな。それは実に惜しいけどよ。ただ、この感触を俺は掴んだんだ。来月だってチャンピオン・カーニバル全勝優勝だ、お前。ボコボコにしたうえで、全勝優勝してやるよ。全勝宣言だ。以上」

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