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3/21【全日本】「ドラゴンバスター」不発も藤波が約6年ぶり全日マットで快勝

『LECクリンぱっ!Presents Champions Night3〜50th Anniversary Tour〜』東京・大田区総合体育館(2022年3月21日)
○藤波辰爾&長井満也&LEONAvs青柳優馬&ライジングHAYATO&青柳亮生×

 藤波が50周年を迎えた全日本のリングで快勝だ。

 5年10ヵ月ぶりの全日本参戦となった藤波。長井&LEONAとのドラディショントリオで青柳兄弟&HAYATOのNEXTREAMと対戦し、大舞台で存在感を示した。

 相手の3人は不敬な挑発を連発してきたが、藤波は貫録たっぷりに動じず。青柳をドラゴンスクリューで吹き飛ばした。終盤にもHAYATO、亮生を次々にドラゴンスクリューの餌食にし、LEONAが足4の字固めで捕らえた亮生をドラゴンスリーパーで絞め上げる親子共演もみせた。

 最後はワンハンドバックブリーカーからのドラゴンスリーパーで亮生を料理。藤波が約6年ぶりの全日マットで快勝を収めた。「今日はドラゴンバスターをやろうと思ったんだけど、どうやってやるのか思いつかなくて」と新ドラゴン殺法は不発に終わったものの、「時代が来れば、こういうふうに自分が全日本のリングに上がれるっていう。でもね、心なしか昔の新日本対全日本というのが、どっかにまだ気持ちの中に残っているんだね。ピリピリモードが」と全日本のリングで刺激を受けた様子で、「僕はとにかく今はリングに上がるほうが自分のコンディションを保てるんでね」と再登場にも色気をみせていた。

【試合後の藤波&長井&LEONA】
▼藤波「長井君がいると、一緒にこっちもつられちゃうね」

――約6年ぶりの参戦となった全日本はどうだった?

▼藤波「全日本プロレスだよ。時代が来れば、こういうふうに自分が全日本のリングに上がれるっていう。でもね、心なしか昔の新日本対全日本というのが、どっかにまだ気持ちの中に残っているんだね。ピリピリモードが。でも、今日は2人に救われましたけど。俺に花を持たせてもらったね。悪いね」

▼長井「いえいえ、とんでもないです」

――若い選手が藤波選手のドラゴン殺法を使うシーンもあったが?

▼藤波「これはもうレスラー冥利に尽きますよ。ただね、一味違うってところをどこかで見てもらえれば。今日はワンハンドバックブリーカーだけだったけど。今日はドラゴンバスターをやろうと思ったんだけど、どうやってやるのか思いつかなくて」

▼長井「簡単に出しちゃダメですよ。出し惜しみです」

▼藤波「これはドラディションのリングで出さないと」

▼長井「おい、全日本の若手! 今の時代な、人様にハゲって言って許されると思ってんなよ。今の時代だったら、裁判したらお前たちの負けなんだよ。いいか、全日本のリングでもっとビッシビシいってやる」

――また参戦の機会があれば?

▼藤波「そうですね。僕はとにかく今はリングに上がるほうが自分のコンディションを保てるんでね。間が空いちゃうとどうしても…。今日もちょっと無理して、ヒジをちょっと痛めているんで、ヒジが伸びないんですよ」

――今年は新日本にも出て、全日本にも出たが?

▼藤波「ちょっと活動範囲が広くなって。ドラディションの長井君もLEONAも含めて、自分が上がる時には2人の両方をサポートにつけて上がらないと。僕の負担が少なくなるように(笑) まだまだ今年は楽しみたいですね」

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