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4/23【全日本】宮原V圏残った 最終公式戦・名古屋へ「2試合するつもりで」

『2022 Champion Carnival』千葉・2AWスクエア(2022年4月23日)
Bブロック公式戦 ○宮原健斗vsヨシタツ×

 宮原がヨシタツとの元ヨシケン対決を制してBブロック2位で優勝圏内に踏みとどまった。4・29名古屋大会での最終公式戦へ向けて決勝進出決定戦も視野に入れて「名古屋で2試合するつもりだ」との覚悟も示した。

 史上初の三冠王者による複数回優勝を狙う宮原はここまで1勝1敗1分で勝ち点3。これ以上、落とせない状況で後半戦に突入した。4戦目となったこの日の相手はヨシタツ。元ヨシケン対決が連係技・ヨシケンサンバ誕生の地・千葉で実現した。

 宮原を待っていたのは、負ければ脱落で後がないヨシタツの猛攻。最高男のお株を奪う鉄柱を利しての首絞めや、ツイッターで予告していた重鎮・渕正信ばりの「赤鬼幻想(ファンタジー)」でもん絶させた。宮原が反撃に転じてもフロントハイキックで寸断。エルボー合戦も張り手で制し、ミドルキック連打、スイングDDTと攻め込んだ。

 劣勢を強いられた宮原だったが、CBJを食い止めてブラックアウトを連射。ヨシタツ幻想(ファンタジー)に捕まるピンチもあったが、ヨシタツ狂想曲(ラプソディー)、CBJをことごとく阻止すると、スタンド、正調とブラックアウトを連射して完全に逆転。最後はシャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させて3カウントを奪った。

 宮原が元ヨシケン対決に勝利。2勝目を挙げ、勝ち点を5に伸ばした。Bブロック2位で迎える最終公式戦は4・29名古屋大会。単独首位となった青柳との現パートナー対決を迎える。決勝進出を果たすには勝利が絶対条件。2位タイの諏訪魔がヨシタツに勝利すれば、決勝進出決定戦にもつれ込む状況だ。

 優勝圏内に生き残った宮原は試合後の最高マイクで「必ず俺が2022年チャンピオン・カーニバル優勝して、この全日本プロレス50周年イヤー、伝説を作る」と改めて宣言。「名古屋でついに優勝決定戦進出者が決まる。俺がいかないで5月4日を迎えることはできないだろう」と豪語してみせた。

 「名古屋、青柳優馬勝負だ」と通告した最高男は諏訪魔との進出決定戦も視野に入れて「名古屋で2試合するつもりだ。それぐらいの意気込みだよ。俺、名古屋にかけてるからね」と宣言。「俺が勝ちゃあいいんだから。勝つぞ名古屋!」と自らに言い聞かせるように必勝を誓っていた。

 一方、ヨシタツは勝ち点2止まりで、最終公式戦を前に脱落が決まってしまった。4・29名古屋大会では諏訪魔と対決。準地元で再び諏訪魔を軍門に下らせて有終の美といきたいところだ。

【試合後の宮原】
▼宮原「おい! 2勝1敗1引き分けの男だ、これが。どうだ? めちゃくちゃ映えるだろ? 残すところ青柳優馬戦だ。青柳優馬、ついにこの時が来たな。お前と戦わない間に自分の場所を見つけたそうだな。自分の格をつけたな。そう見えるよ。自信にあふれてんだろ。明日タッグマッチ、そして名古屋でついに優勝決定戦進出者が決まる。俺がいかないで5月4日を迎えることはできないだろう。名古屋、青柳優馬勝負だ」

――諏訪魔と並んで2位となったが?

▼宮原「諏訪魔5点? すべては名古屋で決まるわけでしょ? 諏訪魔-ヨシタツでしょ」

――ともに勝った場合、決勝進出者決定戦となるが?

▼宮原「じゃあ名古屋で2試合するつもりだ。それぐらいの意気込みだよ。俺、名古屋にかけてるからね。名古屋決戦だよ、ついに。ここで決まるからね。青柳優馬、とにかく勝負だ。俺が勝ちゃあいいんだから。勝つぞ名古屋!」

※ヨシタツはノーコメント

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