4/22【DDT】UNIVERSAL王座戦へMAO視界良好 最終前哨戦で朱崇花に雪辱

『DDT FREE -April-』東京・新宿FACE(2022年4月22日)
○MAO&勝俣瞬馬vs火野裕士&朱崇花×

　UNIVERSAL王者・MAOが5・1横浜武道館大会でのV2戦へ向けた最終前哨戦で朱崇花に雪辱。「完全に防衛する手段も実力も存在感も今日で十分に発揮できた」と自信を深めた。

　UNIVERSAL王座を保持するMAOは5・1横浜武道館大会で朱崇花との2度目の防衛戦を控える。4・1横浜大会における前哨戦では自身の必殺技であるみちのくドライバーIIで朱崇花に苦杯をなめ、今月20日の調印式では急所蹴りを食らった挙げ句、ピンヒールで顔を踏みつけられる屈辱を味わった。

　本番を9日後に控えるこの日は最後の前哨戦。MAOは勝俣との「しゅんまお」で、火野と組んだ朱崇花と激突した。ラ・ケブラーダ、掌底で攻め立てたMAOは、張り手や火野に肩車された体勢からのフットスタンプで反撃されると、みちのくドライバーIIで追い込まれたが、悪夢再現を回避。火野のラリアットを朱崇花に誤爆させると、オクラホマロールで丸め込んで3カウントを奪った。

　この結果、前哨戦の直接戦績は1勝1敗の五分でタイトルマッチを迎えることになった。MAOは「自身のフィニッシャーであるみちのくドライバーIIで敗北し、記者会見ではピンヒールで踏まれて醜態をさらした。今日、朱崇花をボコボコにして完全勝利して心底うれしい気分です」と晴れやかな表情で話し、「これでイーブン、むしろ俺の方がちょっとリードしたくらい」と手応えも十分。「5・1横浜、お前のことは3分70秒で倒してやる。サウナだけにな!」と改めて通告した。

　「完膚なきまでに叩き潰してやったよ。今頃、担架で運ばれたんじゃないか? 検査でもして、おかしい頭を見てもらえって」。そうバックステージで勝ち誇ったMAOは「これで完全に防衛する手段も実力も存在感も今日で十分に発揮できた」と自信を深めた。対する朱崇花は「逃げ上手。火野さんのラリアットがなかったら、私負けることはないし。今度はピンヒールで踏みつぶしてやります」とぶ然たる表情で雪辱を見据えていた。