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4/27【NOAH】サイモン・ゴッチが“船木フィギュア破壊"で挑発 GHCナショナル調印式

 4・30両国大会のGHCナショナル選手権試合「(王者)船木誠勝vsサイモン・ゴッチ(挑戦者)」に向けた調印式が27日、都内ホテルで開かれ、ゴッチが“船木フィギュア"を叩きつけて破壊予告を放った。

 ノア初参戦でいきなりGHCナショナル挑戦となるゴッチは、船木フィギュア持参で登場。会見の冒頭でいきなり机上に置いてドンッ!と叩き潰し、「これがコメントだ」と“破壊予告\"ともとれる宣戦布告を発した。

 かつてWWEではエイダン・イングリッシュとクラシカルな出で立ちのタッグチーム『ボードビレインズ』として活躍したゴッチだが、その頃のユニークな面影は一切なし。現在はサブミッションと打撃中心の先鋭的なスタイルに一変しており、ノアへの思いを聞かれても手短に答えるのみで「船木選手はリングに上がればモンスターになる。自分もリングに上がったら死ぬ気で戦う」と緊張感を漂わせた。

 迎え撃つ船木も「自分は人形じゃないんで、来たらやります」と臨戦態勢。やはり船木にとっては“ゴッチ"といえば、師のひとりでもあるカール・ゴッチを思い浮かべるようで「苦しい、痛い、そして怖い。自分にとってのゴッチさんはその三言。ゴッチさんを思い出して背筋がピシッとなりました。ゴッチさんが見てるという感覚で試合をしたい」と語ったものの、「今回は“競技"というか、技術と気持ちのぶつかり合いで相手も来るつもりのようなので、何分で終わるとか、そういうのは全く意識せず、相手に反応しながら試合をしていきたいと思います。なので、時間は全く意識してません」と予告。秒殺もいとわぬ姿勢をみせ、今回も一瞬一瞬に注目の一戦となりそうだ。


【会見の模様】
▼ゴッチ「(調印の際、船木のフィギュアを持ち出して殴りつけると)これが“コメント"です」

▼船木「自分は人形じゃないんで、来たらやります。以上です」

――船木選手の印象は?

▼ゴッチ「船木選手はとてもハイレベル、ハイスキルな選手です。私もハイレベル、ハイスキルな選手なんです。試合でそれを見せます」

――ゴッチ選手の名前は船木選手の師匠カール・ゴッチから拝借したとのことだが?

▼船木「最初にこの選手の名前を聞いた時に、真っ先に思い浮かべたのがゴッチさんで。亡くなって15年なんですけど、ゴッチって聞いた瞬間、苦しい、痛い、そして怖い。自分にとってのゴッチさんはその三言に尽きますんで、その感覚が一瞬で甦って。ゴッチさんが亡くなって自分の頭の中からあまり思い出さなくなった時期もあるんですけど、このゴッチという名前、聞いただけで一瞬で昔に戻りました。苦しい、痛い、怖い。その三言ですね。自分はそのゴッチさんから自分の体を鍛える方法をたくさん学びました。それは今でも自分の体の中に残ってるのを自分で感じますので、その財産として今もこれからも生きていきたいと思いますので。15年ぶりにゴッチと聞いて、ゴッチさんを思い出して背筋がピシッとなりました。その感覚を今回は試合で、ゴッチさんが見てるという感覚で試合をしたいと思いました」

▼ゴッチ「その苦しさ、自分はジョシュ・バーネット選手から学びました。痛いっていうのはノーマン・スマイリーから学びました。怖さはジェイク・シャノン選手から学びました。なので、よくわかっています。船木選手はリングに上がればモンスターになる。パンクラスでもプロレスでも見ているとわかります。今週末、自分もリングに上がったら死ぬ気で戦います」

――ゴッチ選手の試合を映像などで見たことはある?

▼船木「YouTubeで見たんですけど、おそらくですけど、それとは全く違う形のスタイルで今回は来るんだろうなってところで、あまり参考にはなりませんでした」

――ノアの印象は? 初参戦でいきなりタイトルマッチとなるが?

▼ゴッチ「私は小さいことは興味がないです。こういうノアのリングで船木選手みたいな凄い選手が対戦相手で、負けはないです。ノアのリングに上がれて凄く光栄です」

――拳王選手がYouTubeで「サイモン・ゴッチの良さをみせないで勝ってもらいたい」と発言していたが?

▼船木「スタイルうんぬんは、いつも自分は同じスタンスで挑むんですけど、今回はそれ以上に競技というか、技術と気持ちのぶつかり合いで相手も来るつもりのようなので、何分で終わるとか、そういうのは全く意識せず、相手に反応しながら試合をしていきたいと思います。なので、時間は全く意識してません」

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