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5/4【全日本】暴走解禁予告も諏訪魔空回り、芦野が誤爆敗戦 札幌・世界タッグ戦へ暗雲

『2022 Champion Carnival』東京・後楽園ホール(2022年5月4日)
○石川修司&佐藤耕平&綾部蓮vs諏訪魔&田村男児&芦野祥太郎×

 諏訪魔が暴走解禁を予告していたものの空回り。同士討ちもあって芦野との間に亀裂が生じ、世界タッグV4戦へ向けて不安を残した。

 優等生と化した諏訪魔はチャンピオン・カーニバルでもクリーンファイトに終始したものの、2勝2敗1分で決勝進出ならず。Bブロック4位の不振に終わった。

 不甲斐ない現状を芦野と光留から批判され、返す言葉もなかった諏訪魔だが、当サイトの日記で「仲間の信頼を取り戻す為にこりゃ、やるしかないね! 暴れるぞ! オイッ!!」と暴走解禁を予告してこの日の後楽園大会を迎えた。

 芦野&田村と組んだ諏訪魔は石川&耕平&綾部と6人タッグで対戦。5・14札幌大会でのツインタワーズとの世界タッグ戦へ向けた前哨戦で、諏訪魔は石川にサッカーボールキックを連発したり、場外戦に持ち込んだりと久々に荒々しい攻撃で暴走ファイトの片りんをみせつけた。

 だが、終盤になってから悪夢が待っていた。諏訪魔が押さえつけた耕平に芦野がミサイルキックをさく裂させたまではよかったが、石川への「諏訪魔さん、どこ?」が不発に終わり、諏訪魔のローリングラリアットが芦野に誤爆してしまう。すかさず石川がファイアーサンダーで突き刺すと、芦野は返せず3カウントを聞いた。

 空回りしてしまった形の諏訪魔は両手を合わせて謝罪。芦野に歩み寄ったものの払いのけられてしまう。握手を求めても芦野は応じず、背中を向けてリングを降りていった。

 世界タッグ戦を10日後に控え、暴走SUPLEXに亀裂が生じてしまった。バックステージで芦野は「集中してないですよ、試合に。自分のことばっかりで、タッグのことなんか考えてないじゃないですか?」と怒りもあらわに詰め寄り、「本番は本番でちゃんとリングでやってくださいよ。このままじゃ、俺はやっていけないですよ」と釘を刺した。

 盤石の絆を取り戻すはずが状況は悪化。それでも諏訪魔は「本番まで時間もあることだしさ、雨降って地固まるじゃないけど、こうやってチームを成長させていくもんだと俺は思っているからね。本番までいい関係を持っていって、対抗意識だよ。それでツインタワーズに向かっていきたい」と前向きだったが、世界タッグV4戦へ向けて不安を残してしまった。

【試合後の石川&耕平&綾部】
▼石川「あんなチームとして分裂状態のヤツらに、俺らツインタワーズが負けるわけねえだろ。しかも、新しい綾部君という選手がいて、トリプルタワーズだよ」

▼綾部「ありがとうございます」

▼石川「こんだけ高い山ねえだろ? ちゃんとして来いよ、ホントにチャンピオンらしくよ。札幌このままだと余裕ですけどね」

▼耕平「余裕でしょ? マジでこんなご時世なんだから、仲良くやんなさいよって声を大にして言いたいよね」

▼石川「どうだった、今日は?」

▼綾部「今日は世界タッグ前哨戦ということで、ツインタワーズのお二人とトリオを組ませていただいたのは2度目ですけど、ツインタワーズプラス自分とかじゃなくて、ゆくゆく近いうちに自分がタイトルマッチに挑戦するタッグに食い込んでいかなきゃいけないと思っているんで。でも、まだまだ自分の力を存分にこれ以上発揮していかないといけないと思うんで。こういうデカいお二人と組んで、学ぶことだらけなんで、まだまだ伸びていきますよ」

▼石川「諏訪魔に言っとけ。お前が一番ブサイクだって。あいつが一番ブサイクだって認めてるんだったら、俺は握手してやるよ。そこからだ。札幌覚えとけよ」

【試合後の諏訪魔&芦野&田村】
▼芦野「なんだよ、あれ。ああ、もう。なんだよ、あれ」

▼諏訪魔「どうしたんだよ? (ベルトを)忘れていってるよ。どうしたんだよ?」

▼芦野「なんっすか、あのリング上は。外に行って、自由にやって」

▼諏訪魔「だって、俺に振ってたんだぜ」

▼芦野「あれは違うでしょ?」

▼諏訪魔「なんで? いいじゃない。今まで通りやってるよ、俺だって」

▼芦野「集中してないですよ、試合に。自分のことばっかりで、タッグのことなんか考えてないじゃないですか?」

▼田村「(2人の間に入って)落ち着いて。1回落ち着いて」

▼諏訪魔「世界タッグあるんだから」

▼芦野「だからこそ、リング上でやんなきゃいけないじゃないですか? 死ぬ気でいかなきゃ、勝てる相手じゃないんですよ」

▼諏訪魔「それはそうだよ」

▼芦野「もっとリングでいろいろやらなきゃダメなんじゃないですか?」

▼諏訪魔「俺がガッと入るんだ」

▼芦野「それだと知らないんで。それはもう」

▼諏訪魔「こっちペースに持ってこなきゃダメだろ?」

▼芦野「本番は本番でちゃんとリングでやってくださいよ。このままじゃ、俺はやっていけないですよ」

※芦野が先に去っていくと

▼田村「落ち着いてください」

▼諏訪魔「どうしたんだろうな? 俺はこの間、大変な状況だったから、なんも言えねえけどさ、この状況を本番まで時間もあることだしさ、雨降って地固まるじゃないけど、こうやってチームを成長させていくもんだと俺は思っているからね。本番までいい関係を持っていって、対抗意識だよ。それでツインタワーズに向かっていきたい。まずこのベルトをしっかり持たせないと」

▼田村「はい。わかります」

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