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5/11【全日本】世界タッグV4戦へ暴走SUPLEXが関係修復 石川は諏訪魔暴発を確信

 5・14札幌大会で世界タッグ選手権試合を争う王者・諏訪魔&芦野祥太郎、挑戦者・石川修司&佐藤耕平が11日、東京・湯島の全日本事務所で会見。亀裂が生じていた暴走SUPLEXだが、V4戦を3日後に控え、関係を修復した。対するツインタワーズは石川が諏訪魔の暴発を確信し、全日本でのタッグベルト初戴冠を誓った。

 チャンピオン・カーニバル公式戦で芦野を破った石川が耕平とのツインタワーズによる世界タッグ挑戦をアピールして決まった札幌・世界タッグ戦。4度目の防衛戦となる暴走SUPLEXだが、陥落の2文字がちらつく状況となってしまっている。

 この春、諏訪魔が突然、優等生化。カーニバルでもクリーンファイトに終始したもののBブロック4位の不振に終わった。盟友の芦野、佐藤光留から不満とともに批判を浴びせられ、暴走解禁を宣言して臨んだ5・4後楽園大会では合体技「諏訪魔さん、どこ?」が同士討ちに終わるなど、芦野とギクシャク。二人の間に亀裂が生じてしまった。

 とてもタイトルマッチに臨める状態ではなかったが、この日の会見で明るい兆しがようやく見えてきた。「強くて怖い諏訪魔がいいんですよ。だから組んでるんです。今みたいに何をしたいのかわからない諏訪魔さんは見てて歯がゆい」と苦言を呈した芦野は世界タッグ戦の開催が決まった5・29後楽園大会も見据え、「強くて怖い諏訪魔に戻ってきてもらって、4度目の防衛、必ずして、5月もう一回、勝てば防衛戦ですから。しっかりしてくださいね。お願いします」と訴えた。

 これをうなずきながら聞いていた諏訪魔は「本当のいい意味での暴走を札幌のみんなに見せたいと思う。祥太郎にも見せたい」と呼応し、「この場を持って再結束、固めたと。成立したんじゃないかなと俺はもう思ってる」と関係修復を強調。「一緒にまた頑張ろうよ。俺もやるから。やろうよ」と呼びかけると、芦野も満足げに呼応した。

 ひと悶着あった暴走SUPLEXだが、ここに再結束が成立。盤石で3日後のタイトルマッチに臨めることになりそうだ。5・4後楽園大会では暴走が空回りしてしまった諏訪魔だが、「もう暴走慣れしてるはずだよ、俺の体も。好き勝手やってやろうかなと。久々に」との確信とともに予告してみせた。

 対するツインタワーズは昨年6・26大田区大会で暴走SUPLEXに敗れており、雪辱戦となる。かつて大日本でBJWタッグ王座を2度戴冠しているが、全日本での再結成以来、勲章を手にできないまま。石川は「大日本の時から組んでて、自分でも一番強いチームだと思ってますけど、結果出せてないので。ここで負けちゃうとホント存在意義すら危うくなる」との危機感とともに世界タッグ獲りを誓うばかり。諏訪魔の暴走予告にも「暴れるって、どうせまた誤爆とかしたり、レフェリー暴行したりして、途中で試合終わっちゃう可能性もある」と暴発を確信。「諏訪魔選手はだいたい3日経つと忘れるんでね。今はいいけど、たぶん3日経ったら忘れてますね。あと3日経ったら昔の怒りを取り戻すこともあるんで。今はこうやって仲直りしたふうになってますけど、当日は変わってると思う」と暴走SUPLEXの空中分解を予告していた。


☆5/14(土)北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)『2022 SUPER POWER SERIES〜50th Anniversary Tour 札幌2DAYS〜』18:00開始

▼世界タッグ選手権試合
[挑戦者]
佐藤耕平
石川修司
vs
芦野祥太郎
諏訪魔
[第89代王者]
※諏訪魔&芦野4度目の防衛戦


【会見の模様】
▼石川「ツインタワーズとして去年の大田区でこの暴走SUPLEXに負けてるんで、リベンジしたいという思いもありますし、最近、諏訪魔&芦野組が喧嘩か、痴話喧嘩かわからないけどやっていて、そんなのがチャンピオンチームでいいのかという思いもあるんで。全日本はタッグチームの歴史が長い団体なんで、僕らツインタワーズが勝って、正しい道に戻したいなと思います」

▼耕平「石川選手が言ったようにリベンジというのもありますし、タッグのベルトに挑戦するということで、僕らがしっかり勝ちたいと思います」

▼芦野「暴走SUPLEXの芦野祥太郎です。今回のタイトルマッチは札幌ということなので、かなり気合が入ってます。そして相手はツインタワーズ。生半可な相手じゃないんで。今、諏訪魔さんとの関係はあんまり良好じゃないのかもしれませんが、不安材料は諏訪魔さんなんで。諏訪魔さんがしっかりしてくれれば勝てます。そうですよね? (諏訪魔がうなずくと)強くて怖い諏訪魔がいいんですよ。だから組んでるんです。今みたいに何をしたいのかわからない諏訪魔さんは見てて歯がゆいんで。お客さんもそうだと思うんで。強くて怖い諏訪魔に戻ってきてもらって、4度目の防衛、必ずして、5月もう一回、勝てば防衛戦ですから。しっかりしてくださいね。お願いします」

▼諏訪魔「札幌で世界タッグやれるということで、自分自身もワクワクしてる部分があるんだけど。対戦相手はツインタワーズということで最強だなって思いますね。前にやってるんだけど、やっぱしこうやって世界タッグという大舞台に出てくるチームだなとも思うし、やりがいある相手だなと思うんでね。当日、楽しみにしてます。頑張りますよ。ただ、俺たち暴走SUPLEX、ここまでタッグチームとして結果出してきてるわけなんだけど、この間の試合でも誤爆があり、ちょっとね、パートナーを怒らせた部分があるんだけどね。俺自身もやっと最近、暴走に目覚めて、好き勝手やるべきだなと思ってやったら、変なふうになったんだよね。それで祥太郎の方がちょっとへそ曲げた部分があったと思うんだけど、今回は今、祥太郎が言った通り、本当のいい意味での暴走を札幌のみんなに見せたいと思う。祥太郎にも見せたいと思う。だから、ここの関係はこの場を持って再結束、固めたと。成立したんじゃないかなと俺はもう思ってるんでね。一緒にまた頑張ろうよ。俺もやるから。やろうよ」

▼芦野「やりましょうよ」

▼諏訪魔「よし。ツインタワーズ倒せるのは俺らしかいないから」

▼芦野「そうですね。2回倒せば…」

▼諏訪魔「おぉ、そうだよ。2タテだ、お前らオラ! どうなんだよ?」

▼石川「どうなんだよって、どういうことだよ? 2タテさせねぇよ、そんなこと。大丈夫なのか? 本当に」

▼諏訪魔「あんたに心配される必要ないよ」

▼石川「ホントかよ? 情緒不安定だろ、お前は」

▼諏訪魔「おめぇだろ!」

▼石川「情緒不安定なヤツばっかだよ。ちゃんとしろ」

▼諏訪魔「やめろ、そういうこと言うの。腹立ってきたな。ブッサイクって今回、いい勝負して俺ら勝って、これは取り消しだなって思ってたんだけど、これはわかんねぇわ」

▼石川「勝った負けたでブサイクって変わんのか? 変わんねぇだろ。だいたい顔とか持ち込むんじゃないよ、プロレスのリングに」

――これで関係修復の認識でいい?

▼芦野「それはリングでわかると思います。俺もちょっと誤爆されたぐらいでふてくされてるわけにもいかないんで。そんなんじゃこの二人に勝てないんで。情緒はしっかり元に戻して、この二人を倒したいと思いますよ」

▼石川「芦野選手はわかんないけど、諏訪魔選手はだいたい3日経つと忘れるんでね。今はいいけど、たぶん3日経ったら忘れてますね。あと3日経ったら昔の怒りを取り戻すこともあるんで。今はこうやって仲直りしたふうになってますけど、当日は変わってると思うんで」

▼芦野「3日経ったら14日なんで間に合ってますね」

▼諏訪魔「そういうことだよ」

――ツインタワーズは全日本で未戴冠で、今回にかける思いも相当強いのでは?

▼石川「大日本の時から組んでて、自分でも一番強いチームだと思ってますけど、結果出せてないので。ここで負けちゃうとホント存在意義すら危うくなるんで。必ず北海道の場所でベルトを獲りたいなと。そういう思いは強いですね」

▼耕平「結果を残してナンボなんで、チャンピオンチームが仲直りしたとか修復したとか言ってるわりには、コメントにちょいちょいトゲのあること言ってるんで、僕らはそういうことないんで、しっかりツインタワーズとして機能していきたいと思います」

――諏訪魔選手は当日、改めて暴走すると?

▼諏訪魔「言った通りね。もう暴走慣れしてるはずだよ、俺の体も。好き勝手やってやろうかなと。久々に。と思ってるんでね。やってやっかんな。そこのブサイク、ホントに。覚えとけ。何か言えや」

▼石川「(諏訪魔がテーブルを叩くと)トントンやめてくれよ。暴れるって、どうせまた誤爆とかしたり、レフェリー暴行したりして、途中で試合終わっちゃう可能性もあるんで。もう40何歳ですか? (諏訪魔が返答しないと)しゃべんねぇのかよ。もう少しちゃんとした方がいいと思いますよ」

▼諏訪魔「(テーブルを叩いて)腹立つわ、ホントに! 覚えとけよ」

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