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5/14【全日本】ツインタワーズが念願の世界タッグ戴冠 暴走SUPLEX陥落も芦野「終わらせねぇ」

『2022 SUPER POWER SERIES〜50th Anniversary Tour 札幌2DAYS〜』北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)(2022年5月14日)
世界タッグ選手権試合 ○石川修司&佐藤耕平vs芦野祥太郎&諏訪魔×

 ツインタワーズが念願の世界タッグ王座戴冠。陥落となった暴走SUPLEXだが、芦野が「絶対終わらせねえからな」と雪辱を誓った。

 諏訪魔の不振もあって芦野との間に亀裂が生じたものの、世界タッグ戦直前になって関係を修復。盤石でこの日のV4戦に臨んだかに思われたが、最悪の結末が待っていた。

 諏訪魔が首を狙い撃ちされて劣勢に。それでも耕平相手にエルボー合戦で渡り合ったものの打ち負けてしまう。ならばと芦野が耕平相手に打撃戦を展開。頭突きを食らってもジャーマンで応戦し、流れを引き寄せて諏訪魔に託した。

 応えるように諏訪魔もフロントスープレックスで石川をぶん投げ、スリーパーで絞め上げるなど奮戦。ダブルニーリフト、サンドイッチランニングエルボー、ニーリフト交互連打とツインタワーズ連係の餌食となっても、ダブルチョップ、ラリアットを乱れ打って流れを渡さず。芦野との合体技「諏訪魔さん、どこ?」もズバリと決まり、勝利目前と迫った。

 だが、芦野のミサイルキックが諏訪魔に痛恨の誤爆。そのまま諏訪魔を孤立させたツインタワーズは耕平がファルコンアロー、石川がカミゴェ、ランニングニーリフトと波状攻撃を浴びせて完全に逆転。最後は石川がファイアーサンダー、ジャイアントスラムでたたみかけて諏訪魔から3カウントを奪った。

 ツインタワーズが3度目の挑戦にして世界タッグ王座を戴冠。全日本で初となるタッグの勲章を手にした。「俺たちはデカい!」の叫びで札幌大会初日を締めた石川は「ツインタワーズというのは僕の中でも強さの象徴のタッグチーム」と自負。「次に獲れなかったら、存在意義がなくなる」との危機感を胸に戦った結果、ベルトをつかみ取った。

 全日本のタッグの頂点に立ち、耕平は「今までずっとツインタワーズをやってきて、こういうタッグチームとやって、結局誰よりも俺たちが一番デカいし、俺たちが強いと思ってやってきた」と口をそろえ、「やっと全日本プロレスでは結果を出したかなと嬉しく思います」とベルト奪取の喜びをかみしめた。そして石川は「今まで凄いタッグチームが作ってきた歴史を、今度ツインタワーズが紡いでいきますんで。それまで大田区、武道館、突っ走ります」と50周年記念ビッグマッチを見据えて長期政権を描いた。

 一方、暴走SUPLEXは再結束を果たした矢先の陥落となってしまった。芦野は「ただチャンピオンってだけじゃないんですよ。あんなデカいヤツらも倒してみせるっていうのが俺がこの全日本プロレスを選んだ理由なんですよ。それがパートナーの諏訪魔さんがあんな無様に負けたらしょうがないでしょ?」と悔しさを爆発。それでも「諏訪魔さん、暴走SUPLEXは1回の負けで終わりのわけじゃないですよね?」と投げかけ、「なんだかんだギクシャクしたって、なんだっていいんですよ。もう1回あいつらにチャレンジして、挑戦して、勝てばいいんだから」と前を向くと、「絶対終わらせねえからな。もう1回、あいつらに。必ずツインタワーズ、石川、佐藤耕平にリベンジする」と雪辱を見据えて暴走SUPLEXの再浮上を誓ってみせた。

【試合後の石川&耕平】
▼石川「やっぱツインタワーズというのは僕の中でも強さの象徴のタッグチームだと思っているんで。それが2回ベルトを獲れなかった。次に獲れなかったら、存在意義がなくなると思ったんで。本当に獲れて嬉しかったです」

▼耕平「今までずっとツインタワーズをやってきて、こういうタッグチームとやって、結局誰よりも俺たちが一番デカいし、俺たちが強いと思ってやってきたチームなんで。やっと全日本プロレスでは結果を出したかなと嬉しく思います」

▼石川「諏訪魔と芦野のケンカとかどうでもよくて。今まで凄いタッグチームが作ってきた歴史を、今度ツインタワーズが紡いでいきますんで。それまで大田区、武道館、突っ走りますんで。頑張りましょう」

▼耕平「頑張りましょう」

▼石川「ありがとうございました」

【芦野の話】「クソ! 負けちゃいけねえんだよ、俺たちは。絶対に負けちゃいけねえんだよ。暴走SUPLEXが負けたら、あいつらにベルトが渡ったら、戻っちまうだろう、時計の針が。進まねえよ、全日本プロレスが! なに負けてんだよ、諏訪魔さん。なにやってんだよ? 負けたらそんなんじゃねえよ。なにやってんだよ? 全日本プロレスに来て、あの世界タッグのベルトを持って。ただチャンピオンってだけじゃないんですよ。あんなデカいヤツらも倒してみせるっていうのが俺がこの全日本プロレスを選んだ理由なんですよ。それがパートナーの諏訪魔さんがあんな無様に負けたらしょうがないでしょ? ただね、ただ! これは諏訪魔さん、暴走SUPLEXは1回の負けで終わりのわけじゃないですよね? 俺はまだまだやりますよ、暴走SUPLEXを。なんだかんだギクシャクしたって、なんだっていいんですよ。もう1回あいつらにチャレンジして、挑戦して、勝てばいいんだから。勝つばっかがプロレスじゃないんですよ。負けてからだ。暴走SUPLEXは終わらないっすよ。俺が終わらせないし、諏訪魔さんがなに言ったって、俺が終わらせねえよ。逃げんじゃねえぞ。絶対終わらせねえからな。もう1回、あいつらに。必ずツインタワーズ、石川、佐藤耕平にリベンジする。必ず」

※諏訪魔はノーコメント

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