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5/15【全日本】光留が児玉下して世界ジュニアV3 次期挑戦者に新日本・タイガーマスクを指名

『2022 SUPER POWER SERIES〜50th Anniversary Tour 札幌2DAYS〜』北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)(2022年5月15日)
世界ジュニアヘビー級選手権試合 ○佐藤光留vs児玉裕輔×

 光留が児玉を退け、世界ジュニア王座3度目の防衛に成功。試合後、新日本のタイガーマスクを次期挑戦者に指名した。

 4・24後楽園大会でめんそーれを退けた試合後の光留を児玉がリング下に引きずり込んで暴行。この日の世界ジュニア戦が決まった。

 児玉の奇抜な挑戦表明によってトラウマを植えつけられた光留は精神面も影響してか苦戦を強いられた。ミドルキック連打などで左腕を狙い撃ちして先手を取ったものの、リング下に引きずり込まれて暴行されてしまった。

 それでも腕攻めを続け、児玉がリング下に逃げ込もうとしても足を引っ張って阻止したが、コーナー逆さ吊り状態で顔面への低空ドロップキックを食らって失速。意地のエルボー合戦も児玉が競り勝ち、グラウンドコブラで丸め込んだ。光留がマッドスプラッシュを両ヒザで迎撃し、腕ひしぎ逆十字を仕掛けても丸め込みで切り返す。さらに後頭部へのドロップキックからジャーマンを決めて勝負に出た。

 すると光留は2カウントで返すと同時にチキンウイングアームロックで捕獲。そこから腕ひしぎ逆十字→捕獲式腕十字と流れるように移行して児玉からギブアップを奪った。

 光留が苦戦の末に児玉を下し、世界ジュニア王座V3を果たした。全日ジュニアの頂点を死守した王者はすでに次を見据えていた。試合後のリング上で「パンクラスMISSION所属、全日本ジュニアの象徴、佐藤光留が指名してやる。新日本プロレス! タイガーマスク!」と元IWGPジュニア王者でもある4代目虎戦士を指名。「あなたのやりたいジュニアのプロレスは全日本ジュニアにあるんじゃないですか?」と投げかけた。

 「リングの上じゃ絡んだことないけどな、ルーツに同じ匂いがするのよ」。そう感じている光留は「待ってるぞ、より良い返事を」と返答を求めていた。

【試合後の光留】
▼光留「言った通りだよ。何か聞きてぇことあるか?」

――児玉選手を退けてトラウマは払しょくできた?

▼光留「いつまで過去にこだわってんだ? 言ってんだろ。全日本ジュニアなんだよ。佐藤光留がいる場所が全日本プロレスの全日本ジュニアの今なんだよ。これより過去のことに引きずられすぎだぜ。先見ていこうぜ先。ただ児玉、一言だけ言っとくよ。お前が暗闇を見つめてる時、暗闇もお前を見つめてるんだ」

――タイガーマスク選手を指名したが、一番の理由はリング上で言ったこと?

▼光留「一番も二番もないだろ。理由は1個だろ。一つだけだよ。あんたのやりたいプロレスは全日本ジュニアにあるんじゃないか。ずっと見てたよ。リングの上じゃ絡んだことないけどな、ルーツに同じ匂いがするのよ。待ってるぞ、より良い返事を。タイガーマスク、お前にも言ってやるよ。タイガーマスクが暗闇を見つめてる時、暗闇もお前のこと見つめてるぞ」

プロ格 情報局