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5/15【新日本】初出場対決制してオースティンが白星一番乗り LA DOJO出身・コナーズ返り討ち

『BEST OF THE SUPER Jr.29』愛知・名古屋国際会議場・イベントホール(2022年5月15日)
Aブロック公式戦 ○エース・オースティンvsクラーク・コナーズ×

 初出場対決を制してオースティンが白星一番乗り。LA DOJO出身のコナーズを返り討ちにした。

 スーパージュニア公式戦がいよいよスタート。口火を切るのは、オースティンとコナーズの初出場対決だ。オースティンはトリッキーなスタイルでアメリカ・IMPACT!のリングを席巻。Xディヴィジョン王座を3度戴冠し、チャンピオンとしてリーグ戦に参戦した。対するコナーズはLA DOJOで純粋培養された柴田勝頼の愛弟子だが、ヤングライオンとして活動していた頃の面影はなく、その圧倒的な筋肉を武器に“ワイルド・ライノ"と呼ばれている。

 空中戦を狙うオースティンとパワーを活かしたいコナーズ。好対照の2人はジュニアらしいスピード戦を繰り広げるが、コナーズは変則的なロープワークからショルダータックルをぶち込むと、荒々しく逆水平やナックルパンチを浴びせて主導権を握った。負けじとオースティンも変則的な蹴り技やロープに足を預けての連続串刺しラリアットなどトリッキーな動きで見せ場。そして、レフェリーの目を盗み、持ち込んだエースのトランプカードを指の間に挿し込む反則攻撃も披露した。

 しかし、コナーズは横殴り式ショルダータックルで吹き飛ばすと、串刺しスピアーやぶん投げ式水車落とし、長距離背面ダイビングエルボードロップと荒削りな大技を連発。得意のスピアーを狙って突進した。

 オースティンはこれを回避してコナーズを場外に排除。エプロンに移動すると、コナーズの反撃を片手倒立で華麗に回避し、ランニングローキックで足止めして、リングからノータッチ式ランニングケブラーダで飛翔した。粘るコナーズもスピアーや高速パワースラムなどパワフルな攻撃で巻き返すが、オースティンはヒザ蹴りを効果的に放ち、スピンキックや両足ハサミ式フェイスバスターで鎮圧。最後はTHE FOLD(急角度の前転式ネックブリーカードロップ)で3カウントをもぎ取った。

 オースティンが初出場対決を制し、今スーパージュニアで白星一番乗り。新顔同士の対戦で、あいさつ代わりの勝利を手にしてインパクトを残した。「なんてこった……気持ちよかったぜ……ちゃんと聞こえてるか? もう一度言った方がいいか? さっきの試合で感動したか?」と充実感をあらわにしたオースティンは「俺以上にBEST OF THE SUPER Jr.の開幕試合を飾るにふさわしい人物はいない! 俺から目を離すな。今日のは、俺のできることのほんの一部だ。新日本とはこれから長い付き合いになりそうな気がするぜ」と強い自信を示した。次戦は5・18仙台大会。くせ者の金丸義信と対戦する。

【オースティンの話】「いやぁ、なんてこった! 気持ちよかったぜ。ちゃんと聞こえてるか? もう1度、言ったほうがいいか? さっきの試合で感動したか? 俺はただ、他の選手のために高いハードルを用意しただけだ。俺以上にBEST OF THE SUPER Jr.の開幕試合を飾るにふさわしい人物はいない! 俺から目を離すな。今日の試合は、俺のできることのほんの一例だ。新日本とはこれから長い付き合いになりそうな気がするぜ。そして、これがINEVITABLEだ」

【コナーズの話】「クソッ…開幕戦から黒星スタートはマズい。マジでヤバイ。国外に出られなかった2年半の間、俺はトレーニングを積んできた。しかし、復帰戦の結果が負けだ。唯一よかったことは、ファンのみんなが俺に対して良い反応を見せてくれたことだ。日本のファンのみんな、愛してるよ。もちろん世界中のファンを愛しているが、日本のファンは特に歓迎してくれる。ありがとう。どんなスポーツでも同じだ。次に進むしかない。俺の次の相手はYOH。俺は今日のメインを見て彼の動きを研究する。そして、サカタで彼に勝つ。ファンのみんな、俺からのメッセージだ。LET'S GET WILD! (ワイルドにいこうぜ!) アリガトウ」

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