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5/17【新日本】TJPが白星発進 王者ワト撃破でジュニアタッグ王座に色気

『BEST OF THE SUPER Jr.29』山形・酒田市国体記念体育館(2022年5月17日)
Bブロック公式戦 ○TJPvsマスター・ワト×

 TJPがワトを撃破し、スーパージュニア初戦白星。王者撃破を果たし、フランシスコ・アキラとのIWGPジュニアタッグ王座獲りに色気をみせた。

 LA道場出身のTJPは現在UNITED EMPIREの一員。WWEでクルーザー級トーナメントを制し、クルーザー級王者となるなど進化を遂げ、2011年以来、11年ぶり2度目のスーパージュニア出場となった。

 初戦の相手はワト。入場と同時にドロップキックで奇襲に成功したTJPはプランチャを放った。ワトもダイビングボディプレスを自爆させ、ノータッチトペコンヒーロを発射して逆襲。スワンダイブ攻撃を狙ったが、TJPはドロップキックで撃墜した。ワトがコルバタで反撃しても、顔面ウォッシュで黙らせた。

 その後もTJPの攻勢は続いた。ロープ越しサマーソルトドロップを放ち、変則的な動きで翻ろうしてからリバースインディアンデスロック→鎌固め、変型バックブリーカー、ヘッドシザースを流れるように決めてワトを完封した。

 このまま終われないワトはカウンターのゼロ戦キックで反撃を開始。ドロップキック、スワンダイブ式エルボースマッシュ、ジャーマンの波状攻撃で巻き返す。TJPが顔面へのローリングソバットで反撃しても、トラースキックで応戦した。

 TJPもクラッチ式バックドロップ、飛びつきスイングDDT、ファイナルカットと大技を重ねて流れを変えた。ワトがレシエントメンテを敢行しても、RPPを自爆させたTJPはうつ伏せとなったワトにダイビングボディプレスを投下。すかさずピノイストレッチ(グラウンドコブラ)で絞め上げてギブアップを奪った。

 初戦白星を飾ったTJPはセコンドに付いたフランシスコ・アキラと抱き合って喜びを表現した。「俺はかすり傷一つ作らず、この戦いに勝利した」と完勝を強調したTJPは「勝って結果を残すとか、優勝してトロフィーを獲るとか、そんなのは当たり前の話」とキッパリ。「それ以外に俺が狙ってるものはお前が巻いてる、それだ」とアキラとのIWGPジュニアタッグ王座挑戦に色気をみせた。

 TJPの次戦は5・19八戸大会。序盤のヤマ場といえるデスペラード戦を控える。

【TJPの話】「(フランシスコ・アキラが拍手をする中)氷のうは必要ない。俺はかすり傷ひとつ作らず、この戦いに勝利した。ワト、ひどいあだ名でお前を呼んでこき下ろしてやりたい。今日のところは絶対にお前を“マスター"とは呼ばない。お前は俺のマスターでもなければ、明らかに今日、このリングのマスターでもなかった。経験の差で俺を上回ることが出来なかったと思うか? それともお前がちっとも“マスター"なんかじゃないからか? その両方だと思うぞ。勝って結果を残すとか、優勝してトロフィーを獲るとか、そんなのは当たり前の話で、それ以外に俺が狙ってるものはお前が腰に巻いてる“それ"だ。記者会見でお前に忠告をしたはずだが、今日、もう一つお前に忠告する。お前はそれを避けて通ることは出来ない。全てUNITED EMPIREがいただく」

【ワトの話】「(IWGPジュニアタッグのベルトを抱えながら床にうずくまり)ああ…クソッ! TJP、強えな。あのヤロー! (立ち上がって)今年は俺が優勝するんだ! こんなところで止まってるわけにはいかねえんだ! 俺が絶対優勝する!」

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