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5/18【GLEAT】25周年・CIMAが鷹木と刺激的合体 恩讐を超えてガチムチ軍団狩り

『G PROWRESTLING Ver.25』東京・後楽園ホール(2022年5月18日)
CIMA25周年記念プレミアムマッチ ○CIMA&鷹木信悟vs河上隆一&KAZMA SAKAMOTO×

 CIMAが25周年記念試合で恩讐を超えて鷹木と刺激的合体。ガチムチ軍団・BULK ORCHESTRA狩りを果たして、後楽園ホールを沸かした。

 CIMAは1997年5月11日にメキシコでデビュー。今月で25周年を迎えた。記念試合として、DRAGONGATE時代の後輩にあたる鷹木とタッグを結成し、ガチムチ集団・BULK ORCHESTRAの河上&KAZMAと激突した。DRAGONGATE時代、CIMAは鷹木のデビュー戦でパートナーを務め、Blood Generationでは共闘。しかし、その後は袂を分かち、ドリームゲート戦などで激闘を繰り広げた。CIMAが2018年にDRAGONGATEマットを離れて以来の再会となった。

 CIMAに続き、ガウン姿の鷹木が入場。CIMAはロープを自ら開けてリングに招き入れると、2人で並んで記念撮影に応じた。T-HawkがCIMAのセコンドに付くと、鷹木は軽くその肩を叩く。CIMAとの鷹木のチームワークはスムーズで、KAZMAにダブルバックハンドエルボー、合体コードブレイカーを繰り出すと、河上にはダブルショルダータックルを放ち、マッスルポーズを披露した。

 ガチムチ軍団はお祝いムードをぶち壊すように、CIMAを場外乱闘に引きずり込んで逆襲。セコンドのクワイエット・ストームやチェック島谷も暗躍する。その後もCIMAに入れ代わり立ち代わり集中攻撃。ローンバトルに追い込んだ。

 それでもCIMAが耐え忍んで反撃を果たすと、好機にタッチをもらった鷹木がガチムチ軍団相手に燃える。対角線のコーナーに据えて串刺しラリアットを乱れ打ち、両腕ラリアットも発射。これを受け止められたものの、DDT&コンプリートショットで黙らせた。熱闘は続き、河上と真っ向から火花。ラリアットやエルボーが交錯する。エルボー合戦に発展すると、互いにフラフラになるまで打ち合い、こん身の一撃は相打ちとなって、痛み分けに。

 再びガチムチ軍団は巻き返し、CIMAに猛攻。サンドイッチ攻撃を連発した急行した鷹木もろとも追い詰め、CIMAには河上が雪崩式パワーボムを敢行する。鷹木が助けに入ってゲキを飛ばしても、再び返り討ちに。KAZMAはハーフパッケージドライバーの構えに。

 CIMAは意地のリバースで切り抜け、河上と激しいラリアット合戦を仕掛けると、斬り込んだ鷹木がパンピングボンバーで河上を排除。KAZMAにはお株を奪う「ちょっと待って」からナックルパンチをぶち込み、CIMAと連係へ。「ウオー!」と拳を突き上げてから連続串刺しラリアットを放つと、鷹木が「CIMA!」と絶叫。そのゲキに応えたCIMAがトカレフからシュバインを繰り出すと、最後はメテオラで3カウントを奪った。

 試合後、CIMAと鷹木は握手。鷹木は場内の拍手を煽ると、互いに手を掲げて称え合い、深々と頭を下げた。

 2人は並んでコメントを発表。「純粋に組むのはBlood Generation、いつだ、2007年だか、2008年だか。15年ぶりだよ」と感慨深げな表情を覗かせた鷹木は、「実を言うと、最初オファーをもらった時、正直戸惑った。だって、言ってみたら俺をキレイに送り出してくれた神戸のDRAGONGATEに義理があったから」と複雑な心境を告白。そのうえで、「だから聞いたんだよ、新日本の担当に。このカードはリデットの提案したカードですかと。そうしたら即答したよ。CIMAさんがCIMA&鷹木組をやりたいと。それを聞いたら、俺は断る理由ないですよ」と出場に至った経緯を明かし、「俺も18年やってるけど、デビュー戦の時は隣にCIMAがいた。初めての海外遠征も隣にCIMAがいた。若い頃は打倒CIMAでやってきたからね。俺も言ってみたら、たかだか18年のプロレス人生だけど、あなたの存在は大きく影響してますから。だったらCIMAの25周年、俺が隣にいてもおかしくないでしょ?」と先輩CIMAへの熱い思いを口にした。

 CIMAも「1月4日、東京ドーム出してもらう時に、気持ち複雑な状況というのはあったけど、今はリデット、そしてGLEATを代表している人間だから。このGLEAT、どんどんどんどん輪を、渦巻きを大きくしていくのが今の俺の役目やと思っているんで」と立場の変化を強調し、「過去、同じ団体にいたから、俺は先輩であり、上司であり、うっとうしいヤツだったと思うんでね」と続けると、鷹木もこれには苦笑。CIMAは「まあ、ライバルでもあったかもわからんけど、なにを言われてもそれは当然や。皆さんも会社、学校、部活そうでしょ? でもね、それを全部受け止めて、またこういう時が来れば答えてくれる。それが人生の清算じゃないですか」とこちらも感慨深げだった。

 そして、CIMAは「腕が壊れようが、首壊れようが、とことんこの男は頑丈やから。頑丈で、パワーがあって、負けず嫌いで、向上心があって、野心があって、ちょっとジャイアンで。そんな鷹木信悟やから、日本のプロレス界をどんどんどんどん引っ張ってもらいたい」と鷹木を激励。「凄い刺激を運んでくれたよ。このブーストをGLEATの力にして、今からメインイベントがあるけど、我々身内でも今日みたいに後楽園ホールをパンパンにできるようにしたいと思うんで」と誓いを立てると、鷹木も「俺もGLEAT出て、メチャクチャGLEATな刺激をもらったよ。こういう偉大な先輩もいるし、元気のいい後輩もいるから、しっかりと元気ハツラツ頑張っていきます」と前を向き、2人はガッチリと握手を交わした。


【試合後のCIMA&鷹木】
▼CIMA「センキューベリーマッチ」

▼鷹木「(CIMAの横に座ると)久々の感じだな、これ」

▼CIMA「なにも変わらんよ、結局は」

▼鷹木「純粋に組むのはBlood Generation、いつだ、2007年だか、2008年だか。15年ぶりだよ」

▼CIMA「オリンピック約4回。OK。まあでも、まずは何より今はGLEATでやってるけど、信悟は新日本プロレスで、去年はIWGPも獲ってるから。よくリンダマンとかが、新日本プロレスとか、プロレス自体が好きなんで、いろいろ情報を入れてくれるんで。来てくれて本当にありがとうございます」

▼鷹木「実を言うと、最初オファーをもらった時、正直戸惑った。だって、言ってみたら俺をキレイに送り出してくれた神戸のDRAGONGATEに義理があったから。だから聞いたんだよ、新日本の担当に。このカードはリデットの提案したカードですかと。そうしたら即答したよ。CIMAさんがCIMA&鷹木組をやりたいと。それを聞いたら、俺は断る理由ないですよ。言ってみたら、俺も18年やってるけど、デビュー戦の時は隣にCIMAがいた。初めての海外遠征も隣にCIMAがいた。若い頃は打倒CIMAでやってきたからね。俺も言ってみたら、たかだか18年のプロレス人生だけど、あなたの存在は大きく影響してますから。だったらCIMAの25周年、俺が隣にいてもおかしくないでしょ?」

▼CIMA「まあ、俺もいろいろ下田さんから信悟の情報聞いてて。1月4日、東京ドーム出してもらう時に、気持ち複雑な状況というのはあったけど、今はリデット、そしてGLEATを代表している人間だから。このGLEAT、どんどんどんどん輪を、渦巻きを大きくしていくのが今の俺の役目やと思っているんで。過去、同じ団体にいたから、俺は先輩であり、上司であり、うっとうしいヤツだったと思うんでね」

▼鷹木「ハハハ(笑)」

▼CIMA「まあ、ライバルでもあったかもわからんけど、なにを言われてもそれは当然や。皆さんも会社、学校、部活そうでしょ? でもね、それを全部受け止めて、またこういう時が来れば答えてくれる。それが人生の清算じゃないですか? まだまだ25年やけど、やりたいことが。これで鷹木信悟が新しい扉を開いてくれたかもわからんから」

▼鷹木「いや、まだまだ25周年、やることありますよ」

▼CIMA「同じ山梨の武藤さんじゃないけど、本当に俺はヒザが壊れてもいいと思ってるから。信悟もパンピングボンバー、いろいろあるけど、腕が壊れようが、首壊れようが、とことんこの男は頑丈やから。頑丈で、パワーがあって、負けず嫌いで、向上心があって、野心があって、ちょっとジャイアンで」

▼鷹木「間違いない」

▼CIMA「そんな鷹木信悟やから、日本のプロレス界をどんどんどんどん引っ張ってもらいたいし、今日GLEATのファンは生・信悟を見れたし。T-Hawk、リンダマン、鬼塚、それから入江も今日控え室で生・鷹木信悟を見れたから、試合で絡んでなくても、河上とか、KAZMAとか、BULK ORCHESTRAもそうだけど、凄い刺激を運んでくれたよ。このブーストをGLEATの力にして、今からメインイベントがあるけど、我々身内でも今日みたいに後楽園ホールをパンパンにできるようにしたいと思うんで。まだまだT-Hawkが新日本プロレスに宣戦布告したから」

▼鷹木「あの野郎、三冠のタイトルも決まっているみたいで」

▼CIMA「すぐ首を狙われるからね」

▼鷹木「リンダはタイトルマッチ、リンダはスーパージュニア出てるし、俺もGLEAT出て、メチャクチャGLEATな刺激をもらったよ。こういう偉大な先輩もいるし、元気のいい後輩もいるから、しっかりと元気ハツラツ頑張っていきます」

▼CIMA「ありがとう(2人で握手)」

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