5/18【GLEAT】新日本・後藤が田村を真っ向粉砕 他団体出撃に刺激

『G PROWRESTLING Ver.25』東京・後楽園ホール(2022年5月18日)
○後藤洋央紀vs田村ハヤト×

　初参戦となった新日本・後藤が田村を真っ向から粉砕。他団体出撃に刺激を受けた荒武者は新日本マットでの巻き返しを誓った。

　筋肉集団・BULK ORCHESTRAをけん引する田村の相手は当初「X」と発表されていたが、新日本の荒武者・後藤がその「X」として電撃初参戦。注目の一騎打ちが実現した。

　のっけからショルダータックルでぶつかると、エルボー合戦を繰り広げるなど肉弾戦で火花。田村が力比べからパワーで競り勝ち、後藤を豪快にブン投げて場外に追いやると、「後藤、上がってこい!」と挑発した。場外戦から後藤が勝負強さを発揮して反撃に出たものの、田村はここでも脅威のパワーで挽回。後藤を強引に投げ捨て、反撃を狙われてもDDTでマットに突き刺すと、コーナーに飛び上がり、ダイビングショルダータックルを発射する。

　劣勢に陥った後藤だが、追尾式ラリアットで形勢打開。村正、ブルドッキングヘッドロックの連続攻撃も火を吹く。抵抗を受けても荒々しく串刺しラリアットを放ち、雪崩式ブレーンバスターにつなげた。田村は絶叫して立ち上がり、急角度のバックドロップで投げ飛ばしたものの、後藤も直後にバックドロップでお返しし、両者大の字に。

　対角線のコーナーで立ち上がると、ラリアットで何度も正面衝突。どちらも譲らず、追尾して狙い合うが、田村が競り勝つ。さらに、ラリアットで正面衝突しても後藤を吹き飛ばす怪力ぶりを発揮。田村はジャックハマーの構えに。しかし、しのいだ後藤はノーモーション式頭突きで反撃。田村も同じ技で応戦し、ショートレンジのラリアットを放つが、空転させた後藤は裏GTR、ラリアットとラッシュ。印を結んでミドルキックをぶち込んだ後藤は牛殺しを繰り出すと、粘る田村をGTRで仕留めた。

　試合後、後藤は田村の前に立ち、互いに再戦をアピール。後藤が握手を求めたが、田村は手を払って悔しさをあらわにした。

　「最高だね。この頃、他団体の選手と当たることが多いけど、やるたびに新鮮な刺激をもらうから」とGLEAT初出陣に大きな刺激を受けた様子の後藤は「この経験を機に、新日本でもう一度大爆発する。この俺がさせてみせるよ」と新日本での巻き返しを誓うと、「田村ハヤト、面白いね。覚えておくよ」と田村を評価していた。

【後藤の話】「最高だね。この頃、他団体の選手と当たることが多いけど、やるたびに新鮮な刺激をもらうから。俺もまだまだ落ちる場合じゃないと思っているんで。この経験を機に、新日本でもう一度大爆発する。この俺がさせてみせるよ。田村ハヤト、面白いね。覚えておくよ」