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5/19【新日本】デスペがTJPに苦戦も開幕2連勝 「俺が全大会締めてやるぜ」

『BEST OF THE SUPER Jr.29』青森・八戸市東体育館(2022年5月19日)
Bブロック公式戦 ○エル・デスペラードvsTJP×

 デスペラードが苦闘の末にTJPを撃破して開幕2連勝。「楽しかったろ? 凄かったろ? 強かったろ? これがスーパージュニアだ」と胸を張り、「俺が全大会締めてやるぜ」と主役獲りを宣言した。

 スーパージュニア初優勝を狙うデスペラードは初戦でティタンを撃破。5・25後楽園大会で実現する相思相愛のリンダマン戦へ向けて「最高の刺激でお出迎え」を予告していたが、この日の2戦目で難敵が立ちはだかった。元WWEクルーザー級王者で、初戦でワトを破ったベテランTJPだ。

 場外戦で優位に立ったTJPはデスペラードをして「首バリバリバリっていって、そのあと右半身全部しびれたぞ。おっかねえ」と言わしめた顔面ウォッシュなどで攻勢に出た。デスペラードはドラゴンスクリュー、マフラーホールドと足攻めで応戦したが、トップロープに乗せられるとコーナー最上段からのダイビングボディプレスを被弾して失速。フロッグスプラッシュ、側頭部へのローリングソバットの波状攻撃に出たTJPは、デスペラードがピンチェロコを狙っても卍固めで切り返した。

 苦もんしたデスペラードだったが、ピノイストレッチを首固めで切り返して難を逃れた。ヌメロ・ドスで絞め上げ、耐えたTJPがカナディアンデストロイヤーを仕掛けても、デュードバスターでグサリ。ピンチェ・ロコをウラカンラナで切り返され、ハイキックを食らっても、ロコモノで返り討ち。粘るTJPにピンチェ・ロコを爆発させて3カウントを奪った。

 デスペラードがTJPに苦しめられながらも最後は快勝。開幕2連勝を飾った。「強いね、やっぱりTJP。凄いよ」と認めたデスペラードはリンダマンの「Bブロックは地味」発言を持ち出して「実際、俺もやるまでは俺も含め地味なヤツしかいねぇなって正直思ってた。でも来てみたら楽しかったろ? 凄かったろ? 強かったろ? これがスーパージュニアだ」と豪語。「この派手でも地味でも強くて凄くてカッコいいヤツら全部倒して俺が優勝する」と八戸のファンに誓って締めた。

 3戦目は5・22秋田大会のウィーラー・ユウタ戦。この日のDOUKI戦でのユウタの戦いぶりを目にして「正直よ、モクスリーに血まみれにされて、それで持ち上げられただけのヤングライオンに毛が生えた程度かなと思ってたけど、なかなかどうしてやるじゃないか。思ってたよりはお前が楽しみだよ」と評価したデスペラードは「この後メインがいくつあったかな? もう数えんのも嫌で忘れちまったけどよ。俺が全大会締めてやるぜ」と高らかにスーパージュニアの主役獲りを宣言してみせた。

【デスペラードの話】「いってぇ。顔面ウォッシュってあんな遺ぇのな。首バリバリバリっていって、そのあと右半身全部しびれたぞ。おっかねえ。あれは禁止すべきだな。もう俺じゃないから、禁止じゃなくていいや。俺じゃないヤツが食らうんだから。俺の時は使うな。もうリングの上で言っただろ。これ以上、何言おうとしたって残りカスのどうしようもない言葉しか出てこないよ。えーと、何だっけ? 次? そう、次だ。次、秋田だよな? 俺たちは。ウィーラー・ユウタ。DOUKI相手にあれだけの…最後、ホルヘスペシャル取り合いやって、自分の名前つけたシートベルトなんとかに持ってったのは、ただ、チヤホヤもてはやされてるだけじゃないんだなって感想を持ったよ。正直よ、モクスリーに血まみれにされて、それで持ち上げられただけのヤングライオンに毛が生えた程度かなと思ってたけど、なかなかどうしてやるじゃないか。思ってたよりはお前が楽しみだよ。この後メインがいくつあったかな? もう数えんのも嫌で忘れちまったけどよ。俺が全大会締めてやるぜ」

【試合後のTJP、アキラ】
▼TJP「(※UNITED EMPIREのタオルを被ってアキラと共にバックステージに現れ、怪しげに笑いながら)デスピー…デスピー…味見させてくれてありがとう。これでお前のタイミング(ペース)が分かった。次回は必ず仕留める。この試合に負けたからといって大したことはない。お前なんか全然怖くもない。お前はマスクとフェイスペイントで素顔を隠してる。でも、内側に秘められた俺はマスクで覆われたお前なんかより何倍も怖いんだよ。俺はお前の本性を知っているし、お前がどこから来たかも知っている。今日でお前の戦い方は分かったから、次からは誰よりも上手くお前とやり合える。スーパージュニアはまだ始まったばかりだ。俺は2点獲っている。最後に制するのはUNITED EMPIREだ。だが、俺たちが欲しいのはトロフィー以上のものだ。俺が優勝しても、アキラが優勝しても、それはUNITED EMPIREチーム全体の優勝だ。ウィル、コブ、オーカーン、ヘナーレ、オージーオープン、メンバーの勝利はUNITED EMPIREというチーム全体の勝利に等しい!」

▼アキラ「その通りだ」

▼TJP「俺たちが見てるのはトロフィー以上のものだ。それはIWGPジュニアタッグのベルトという宝だ」

▼アキラ「決まっている」

▼TJP「“CROWNS UP"」

▼アキラ「“CROWNS UP"」

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