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5/22【DDT】 サイバーファイトフェスへ佐々木「DDTを背負って拳王ぶっ潰す」 DAMNATION T.Aが6人タッグ奪回

『Audience 2022』東京・後楽園ホール(2022年5月22日)
第46代KO-D6人タッグ王座決定トーナメント決勝戦 ○佐々木大輔&MJポー&KANONvs樋口和貞&坂口征夫&岡谷英樹×

 KANONを加入させたDAMNATION T.Aが返上したKO-D6人タッグ王座を奪回。佐々木は『CyberFight Fesstival 2022』(6・12さいたまスーパーアリーナ)でのノア・拳王戦に向けて、「この俺がDDTを背負って、お前をぶっ潰す。覚悟しておけよ」と吠えた。

 DAMNATION T.Aの佐々木はポー&藤田ミノルと6人タッグ王座を保持していたが、藤田の負傷でタイトル返上に。そこで、元JUST TAP OUTのKANONを加入させて戦力増強。佐々木&ポー&KANONで新王者決定トーナメントに臨むと、ERUPTIONの樋口&坂口&岡谷が待ち受ける決勝まで勝ち上がってきた。

 岡谷に照準を合わせて、DAMNATIONが先にペースを握る。加入したばかりのKANONもDAMNATION流のラフファイトに順応。序盤から存在感を発揮した。佐々木は早くもクロスフェイスに捕獲して追い詰める。

 樋口が巨体のポーをボディスラムで投げるなどして大暴れ。形成打開を果たすと、坂口も鋭い蹴り技で追い討ちをかける。KANONが相手になっても打撃戦を優勢に進めると、コーナーに固定して、土手っ腹にヒザ蹴りをねじ込んだ。同世代としてKANONを強く意識する岡谷も続く。KANONが佐々木たちの援護を受けて逆襲に出ても、負けじとERUPTIONも連係で呼応。樋口が逆水平、坂口がミドルキックで交互にメッタ打ちにすると、樋口の串刺しラリアット、坂口のランニングローキックが連続してクリーンヒット。岡谷はダブルアームスープレックスで勝負に。

 しかし、セコンドの藤田が松井レフェリーの足を引っ張ってカウントを妨害。DAMNATIONはレフェリー不在をいいことにパイプイスを投入する。荒ぶる坂口がイスを奪い取って振り回すも、ポーが背後からイス攻撃。岡谷の頭部にもイスを振り下ろした。佐々木は抗議するERUPTIONのセコンド・赤井沙希を容赦なくパイプイスで殴打する。

 ここぞとばかりに佐々木は岡谷に猛攻。Tシャツを脱ぎ捨ててダイビングエルボードロップを投下する。粘る岡谷も奮戦。樋口がブレーンクロースラムで援護射撃すると、ダイビングニードロップを落として反撃のチャンスを掴んだ。しかし、2発目のダイビングニーは避けられて痛恨の自爆に。割って入ったKANONがラリアット、旋回垂直落下式ブレーンバスターを決めると、佐々木も大技ラッシュ。最後はブレードランナーから流れるようにクロスフェイスに捕獲し、ギブアップをもぎ取った。

 自ら返上したKO-D6人タッグ王座をDAMNATION T.Aが奪回。KANONはキャリア初戴冠となった。マイクを持った佐々木は「当然の結果だ。このくだらねぇトーナメントで優勝してやったぞ。当然だ」と吠えると、奮闘を見せた岡谷に「そのだせぇ赤い髪と、そのコスチュームを捨てたら、俺たちの仲間に入れてやるよ。でもな、お前はこの100万ドルの才能を持つKANONの一生下だ」と通告した。

 しかし、その赤髪から赤いコスチュームの拳王を思い出してしまい、表情を歪める。先日の記者会見で、テーブル上からのPFS(ダイビングフットスタンプ)、さらにレガースに引火させてのバズソーキックを食らって拳王にKOされた屈辱が蘇ったのだ。

 「おい、赤いの! テメェのせいだ。思い出したじゃねえか。ノアの赤いの。拳王だ。来てんだろ? それともコソコソとWRESTLE UNIVERSEで見てるのか」と拳王を名指して挑発した佐々木は、「テメェに宣言してやる。今回だけだ。さいたまスーパーアリーナ、サイバーファイトフェス、佐々木大輔がDDTを背負ってお前の前に立ってやる。この俺がDDTを背負って、お前をぶっ潰す。覚悟しておけよ」と改めて宣戦布告した。

 普段の佐々木ならば絶対口にしない“DDTを背負う"という言葉をあえて使って、決意をあらわにした佐々木。観客から大きな拍手で支持を受けると、「それとDDTのヤツら。黙って見てるんじゃねぇ。ベルトはここだ。このDDTのリング、中心は佐々木大輔、そして俺たちDAMNATION T.Aだ。覚えとけ」と勝ち誇った。

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