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5/24【新日本】リンダマンがデスペに激勝 武道館へ「GLEATしようぜ!」締め予行演習

『BEST OF THE SUPER Jr.29』東京・後楽園ホール(2022年5月24日)
Bブロック公式戦 ○エル・リンダマンvsエル・デスペラード×

 リンダマンがシングル初対決となったデスペラードに激勝。6・3日本武道館大会の優勝決定戦へ向けて「GLEATしようぜ!」締めを予行演習した。

 デスペラードがリンダマンに興味を示して名前を口に出したことで、二人の間に相思相愛の関係が成立。3・1日本武道館大会でタッグによる初遭遇が実現した。そしてリンダマンがスーパージュニア初出場を果たし、4戦目となったこの日、両者がシングル初対決を迎えた。

 リンダマンがドロップキックで奇襲。ゴングと同時にトペコンヒーロを放って先手を取った。ミサイルキックで追撃すると、飛びつき腕ひしぎ逆十字で捕獲。その後も腕攻めを続けたが、デスペラードはスパインバスターで反撃を開始。ロープの間を潜り抜けてのトペコンヒーロで突っ込んだ。リンダマンもエルボー合戦で意地を張り合ったが、デスペラードはギターラ・デ・アンヘルで返り討ち。グラウンドドラゴンスクリュー、マフラーホールドと足攻めに出た。

 防戦一方に追い込まれたリンダマンだったが、コーナーへのエクスプロイダーを敢行して反撃ののろしを上げた。雪崩式飛びつき腕ひしぎ逆十字で捕らえ、デスペラードが耐えてもクマゴロシで追い討ち。ジャーマンを仕掛けたが、阻止したデスペラードがマフラーホールドで切り返し、ヌメロ・ドスに移行。リンダマンは一転して苦もんの時間となった。

 なおもデスペラードがアングルスラムで追い討ちをかけたが、リンダマンはピンチェ・ロコを決めさせない。エルボーを振り抜き、ローリングエルボーをカウンターでさく裂。崩れ落ちたデスペラードをジャーマンでぶっこ抜いた。タイガースープレックスはデスペラードが食い止め、ロコモノで逆襲したが、リンダマンもピンチェ・ロコをことごとく阻止。高速ドラゴンスープレックス、タイガースープレックスホールドとたたみかけてデスペラードから3カウントを奪った。

 リンダマンが熱戦となったデスペラードとのシングル初対決を制した。「あいつの役割はこの俺の名前を出して、スーパージュニアに呼んだ時点でもう終わりだ。あいつは用なしだ」と言い放ったものの、デスペラードがバックステージに下がったのを確認すると一転して「目の前で言うの恥ずかしかったから言わなかったけど、デスペラードが呼んでくれたおかげで今ここにいるよ。本当にありがとう」と感謝した。

 これでリーグ戦は3勝1敗。自らデスペラードに土をつけたことでBブロック首位タイに並んだ。「リンダマンがBEST OF THE SUPER Jr.の主役になるってことがみんな今日わかったよな?」と言い切ってみせたリンダマンは「メインの勝者にはこのリングを締める権利がある」と主張。「今からやるGLEATしようぜは練習だ。本番は日本武道館6月3日の決勝に残しといてやるからな」と前置きしたうえで、「いくぞ、みんなでGLEATしようぜ!」と叫び、優勝戦へ向けた予行演習で締めた。

 バックステージでも「今日の試合見たらわかるだろ? スーパージュニアの主役、この俺、エル・リンダマンだけ見ときゃいいんだよ」と豪語してみせたリンダマン。「俺はG-REXタイトルマッチ、入江茂弘と戦ってから全勝でいくって言っちゃったんでね。今までのちっぽけで弱気なリンダマンは終わりだよ」と宣言し、連勝を見据えた。

 「俺のいるGLEATは俺中心で回ってる。いや! 今、新日本プロレス、それに世界のプロレス界はこの俺、リンダマン、GLEAT、#STRONGHEARTS中心に回っていくし、回していく。それぐらいの覚悟が俺にはある」と目指す先は高いところにある。そのためにもスーパージュニアの栄冠を勝ち取るのみ。「これから先、リンダマンがいなくてもデスペラード中心にジュニアは面白く回っていくと思う。だけどよ、俺がいた方が面白いことは確かだし、お客さんもわかってるよな」と新日ジュニアにさらなる刺激をもたらす構えをみせた。

【試合後のリンダマン】
▼リンダマン「(デスペラードが)1月4日から声を上げ続けてくれたおかげでリンダマン、このBEST OF THE SUPER Jr.参戦決まったぞ。今んところ3勝1敗か。1回負けちまったけどな、今日の試合見たらわかるだろ? スーパージュニアの主役、この俺、エル・リンダマンだけ見ときゃいいんだよ。俺のいるGLEATは俺中心で回ってる。いや! 今、新日本プロレス、それに世界のプロレス界はこの俺、リンダマン、GLEAT、#STRONGHEARTS中心に回っていくし、回していく。それぐらいの覚悟が俺にはあるからよ」

――シングルで対戦したデスペラードはどうだった?

▼リンダマン「とんでもない選手ですよ。このスーパージュニアに参戦してる選手はみんなとんでもない選手ってわかってるけど、特別ジュニアを熱くしようとか、新日本プロレスを盛り上げようって気持ちが言葉でもわかってたけど、戦いで一番伝わる選手かな。そりゃやっぱジュニアを引っ張ってきただけありますよ。これから先、リンダマンがいなくてもデスペラード中心にジュニアは面白く回っていくと思うし。だけどよ、俺がいた方が面白いことは確かだし、お客さんもわかってるよな。どうですか?」

――デスペラードを破ったのは大きな1勝になる?

▼リンダマン「まだリーグ戦、折り返してもないところだから、大きいことは言えないというか、何も予想ができないですよね。他の星取りに関しては。ただ俺はG-REXタイトルマッチ、入江茂弘と戦ってから全勝でいくって言っちゃったんでね。今までのちっぽけで弱気なリンダマンは終わりだよ。なぜならG-REX、新団体、ベンチャー団体GLEATを背負ってるからな」


【デスペラードの話】「(肩を担がれてインタビュースペースまでたどり着くと前のめりに倒れ込み、手で顔を覆って)クソッ! クソーッ! 悔しい…悔しい…。(起き上がって)チクショー。刺激的だったよ(と持っていた氷のうを床に叩きつけて控室へ)」

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