5/25【新日本】ヘッドライトにバナナ…田口の拷問軍対策実らず SHOが無法2勝目
『BEST OF THE SUPER Jr.29』東京・後楽園ホール(2022年5月25日)
Aブロック公式戦 ○SHOvs田口隆祐×
田口数々の『HOUSE OF TORTURE』(拷問の館)対策およばず…。SHOが無法勝利でスーパージュニア2勝目をかっさらった。
ともに1勝3敗で迎えた5戦目で激突。目立ったのは田口の“拷問軍対策"と七色のケツ殺法だった。
まずは拷問軍の暗闇対策としてヘッドライト装着で登場。セコンドのヤングライオン中島佑斗に非常時の点灯を託した。
試合が始まればSHOを入場ゲートまで連行し、幕の奥で何やら怪しく上下に腰を動かす。幕から出てきた田口は半ケツだった…。
顔面にケツを押し付けられていた模様のSHOは「おえー!」と激しくえずく屈辱の展開。リング上では田口がヒップアタックで駆け回り、カウンター式、串刺し、場外からエプロンへ、そしてスワンダイブ式…と七色のヒップアタックが冴え渡った。
続くケツイェを避けられても、スピアーを避け返してオーマイアンドガーアンクルで捕獲。逃れたSHOも田口のヒップアタックをレフェリーに誤爆させて無法地帯を作り上げるや、すかさず凶器入りの謎の袋に手をかけた。
ところが、いつの間にやら“田口Tシャツにくるまれたバナナ"にすり替わっており、SHOは目をまんまるにしてぼう然。すかさず田口はそのまま再びオーマイアンドガーアンクルで絡め取り、タップ寸前となったところで会場の照明が落とされた。
拷問軍得意の闇討ちだが、田口はすかさず中島に装着させていたヘッドライトを活用してディック東郷の乱入を察知。明転と同時に現れたのは、東郷の顔面に半ケツで乗っかる田口の姿だった。
…が、次の瞬間。立て続けに乱入した高橋裕二郎が、半ケツで“ドヤる"田口の顔面にスティック攻撃。一撃でKOされた田口に、すかさずSHOが覆いかぶさって3カウントが数えられた。
最後は無法勝利でSHOが2勝目。「比べんなよ? 他の連中みたいによ、勝ち点2を奪い合ってるような人間じゃねえんだ。俺はこうしてよ、全勝優勝だ。余裕だ。これが俺の実力よ。もう、飛び抜け過ぎてよ、もういいだろう。やる必要ねえだろう」とアブない笑みで“脳内全勝"を強調した。
一方の田口は“ヘッドライト担当"の中島に、「照らす場所が違う」旨の説教を展開。「違う違う、そうじゃ、そうじゃな〜いの♪」と鈴木雅之の名曲を口ずさんだが、「すいません。ジェネレーションギャップで…」と20代の中島から戸惑われていた…。
【SHOの話】「オイ、見ただろ、俺の実力を?違えんだよ、他の連中とよ。比べんなよ?他の連中みたいによ、勝ち点2を奪い合ってるような人間じゃねえんだ。俺はこうしてよ、全勝優勝だ。余裕だ。これが俺の実力よ。もう、飛び抜け過ぎてよ、もういいだろう。やる必要ねえだろう。見てておもろいか、あからさまにどっちが勝つか余裕で分かるような試合を?俺が勝つに決まってんだよ。誰がどう考えてもよ。明日もそうだよ、明日も。明日は誰だよ?明日はあの田舎もんだろう、どうせ。八王子の、クソ八王子の。あんなの便所だ!便所と一緒だ!明日の相手は便所から湧いたウジ虫よ、ハハハハ!やったらあ!」
【試合後の田口&中島】
▼田口「(ケツを出したままコメントスペースに現われて寝転がり、一緒に引き上げてきた中島に向かって)違う、違う、そうじゃないよ。ナカジマくん。ナカシマか?」
▼中島「(ヘッドライトを照らしながら)ナカシマです」
▼田口「違う、そうじゃない。そうじゃな〜い」
▼中島「照らしました」
▼田口「こっちじゃなくて、HOUSE of TORTUREの入場のほうを照らさなきゃ……」
▼中島「すいません!」
▼田口「こっち照らしても、ここスポットライト浴びてもしょうがないから。入場口に行かないと。誰が入ってくるか……」
▼中島「すいません」
▼田口「3人も入ってきた……3人?」
▼中島「分かんないです」
▼田口「東郷、裕二郎、3人か?」
▼中島「はい」
▼田口「EVILもいたか?なんだよ。何で来るんだよ、3人も。過去2回、誰も来なくて、何でそんなに一気に来るんだよ。一人でいいよ、一人で。3人?二人?対策してないよ、そんなの。ゼロから3なんてないでしょう」中島「はい」田口「ちょっとごめん。『違う、そうじゃない』聴かせて…『違う、そうじゃない』聴いたことある?」
▼中島「……すいません。ジェネレーションギャップで……」
▼田口「鈴木雅之」
▼中島「はい、知らないです」田口「ジェネレーションギャップか……。そうだな。じゃあ、鈴木雅之の音源貸すわ」
▼中島「はい、聴きます」
▼田口「違う、そうじゃない。違う、そうじゃないんだよ(と言って、ケツを出したまま控室へ)」
