5/26【新日本】尻噛みつきの執念実ってゼインが4勝目 田口は脱落

『BEST OF THE SUPER Jr.29』東京・後楽園ホール(2022年5月26日)
Aブロック公式戦 ○アレックス・ゼインvs田口隆祐×

　ゼインが尻に噛みつく執念を見せたうえで4勝目。敗れた田口は脱落が決まってしまった。

　開幕前にヒップアタック&おふざけ封印を宣言しながら、あっさり前言撤回した田口。ここまで1勝4敗と苦しい状況となっている。対するゼインは3勝2敗。首位を2点差で追う好位置につけてきた。

　読み合いを制したゼインが腰へのニードロップ、キリモミ式セントーンで先制。田口が放ったヒップアタックも不発に終わらせ、高速ブレーンバスター、尻へのキック攻撃で攻め立てた。負けじと田口はエプロンから場外へのダイビング式、スワンダイブ式とヒップアタックを連発して反撃ののろし。三角飛びプランチャも放った。

　さらにオーマイ&ガーアンクルで捕らえた田口は獲り逃しても、赤いアンダータイツをむき出しにしてのヒップアタックを狙う。キャッチしたゼインは何と田口の尻に噛みついた。それでも田口はカウンターのヒップアタックをさく裂。ゼインがアトミックドロップで反撃しても、再びオーマイ&ガーアンクルで捕らえた。どどんが不発に終わっても回転エビ固めで丸め込んだが、返したゼインが延髄斬りで動きを止めると、シナモンツイストを発射して一気に3カウントを奪った。

　ゼインが4勝目を挙げ、勝ち点8をマーク。石森と2位タイに並び、ブロック突破を射程圏内とした。田口の尻に噛みついてまで勝利への執念を見せたゼインは「オイシー! ゴチソウサマデシタ! 田口、お前のケツは納豆のにおいがしたぜ! だけど味はチキンみたいだった!」と振り返り、「調子が戻ってきて気分がいい」と上向きを実感した。

　7戦目は5・28幕張大会のヒロム戦。「今日、俺は勝利の道に戻ってきた。やるべきことがもう一つ。REST(残りの) OF THE SUPER Jr.も食っちまわないと。イタダキマス!」と残り全勝を宣言したゼインは昨年覇者狩りで勢いに拍車をかける構えだ。

　一方、田口は5敗目で残り3戦に全勝しても8点止まり。この日、オースティンが勝ち点10をマークしたため、脱落が決まってしまった。

【ゼインの話】「(日本語で)オイシー! ゴチソウサマデシタ! タグチ、お前のケツはナットウの匂いがしたぜ! だけど味はチキンみたいだった! おいしい! 調子が戻ってきて気分が良い。前回、俺がコメントをしたときはファンのみんなに一緒に闘ってみんなの力を俺に与えてくれとお願いした。この『BEST OF THE SUPER Jr.29』で一緒に“勝利の翼"を掴み取ろう! 今日、俺は再び勝利の道に戻ってきた。やるべきことがもうひとつ…『“REST(残りの)"OF THE SUPER Jr.』も食っちまわないと。『BEST OF THE SUPER Jr.』じゃなくて、『“REST"OF THE SUPER Jr.』だ! イタダキマス!」

【田口の話】「(うめき声を上げながらインタビュースペースに着くと仰向けに転がってタイツの尻の部分を確かめながら)うわっ、破れてんじゃん! 破れてんじゃん、これ! うわ! あぁ…パンツ破れた。(ゼインが)噛んでんじゃん。噛んでる。うぉー! クソ! イタダキマス!? あぁ…脱落かぁ…。いろんなうまいもん食ってるだろうけど、一番うまい、一番うまい“和食"を、一番うまい“日本食"を後楽園ホールで食らわせてやりましたよ。食らわせてやったのか何なのかわかんねぇけど。“6.9つ星"だからね。“6.9つ星"の“和食"を食ったら、さぞかしご満悦でしょうね…」