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5/29【全日本】ジェイクが青柳と握手「借りを返すだけ」 TAJIRIはTOTAL ECLIPSE脱退宣言

『2022 SUPER POWER SERIES』最終戦 東京・後楽園ホール(2022年5月29日)
○ジェイク・リーvsTAJIRI×

 ジェイクが青柳と握手を交わし、ラブコールに対して「借りを返すだけ」と返答。TAJIRIはTOTAL ECLIPSE脱退を表明した。

 青柳から「俺とあんたの自分のいる団体を一番デッカくしたいという目標は一緒だと思っている。ここは1つ、騙されたと思って、俺と一緒に全日本プロレスを盛り上げないか?」と呼びかけられていたジェイク。5・25保土ヶ谷大会では諏訪魔&歳三に暴行されたところに青柳が救出に駆けつけていたが、返答しないままだった。

 この日は自らシングルマッチを希望して実現した保土ヶ谷大会の諏訪魔戦に続き、TAJIRIとのTOTAL ECLIPSE対決に臨んだ。両者は息詰まるグラウンドでの技巧戦を展開。最後はジェイクが胴締めスリーパーで絞め上げ、ギブアップ勝利を決めた。

 快勝したジェイクの前に青柳が現れ、「僕がチャンピオン・カーニバルに優勝し、ジェイクさんに一緒に全日本プロレスを盛り上げましょうと声をかけたの覚えてますか? そろそろ答えを返事をお聞かせください」とラブコールへの返答を求めた。するとジェイクは「いろいろ言いたいことはあるが、俺はお前に負けた。お前は正義だ。そして、この前の大会もお前は俺を助けてくれた。借りを返そうじゃないか」と青柳が求めた握手に応じた。

 だが、共闘関係が完全に成立したかは微妙なところ。「仲良し子良しをする気はない」と強調したジェイクはバックステージでも「いろんな意味であいつに借りがある。その借りを返すだけだ。俺は俺の道を突き進んで、そのうえでもっと大きな舞台で戦ってみせる」とのスタンスを強調した。

 そしてジェイクは「今のTOTAL ECLIPSEのメンバー、不安や不信を抱くなら、もういい。俺の下から離れろ。ただ、『こいつ面白えな』って、『使ってやろう』とか、『まだまだやりてえ』とか思うのであれば俺についてこい。これが俺の答えだ」との意向を示した。

 するとTAJIRIが「大きい大局が動いている中で、もうやりたいようにやりましょうと、お互い。そんなわけで、僕もやりたいようにやる」と脱退を意思表示。リング上ではジェイクに別れを告げるように両手でグータッチを交わしていた。

【ジェイクの話】「リング上で言った通り、俺はあいつに負けてる。そして、あいつは俺を助けた。いろんな意味であいつに借りがある。その借りを返すだけだ。俺は俺の道を突き進んで、そのうえでもっと大きな舞台で戦ってみせる。だから、今のTOTAL ECLIPSEのメンバー、不安や不信を抱くなら、もういい。俺の下から離れろ。ただ、『こいつ面白えな』って、『使ってやろう』とか、『まだまだやりてえ』とか思うのであれば俺についてこい。これが俺の答えだ」

【TAJIRIの話】「今ですね、いろんな大局が動き出しているんで。この間、ジェイク総帥ともちょっと2人でいろいろ話したんですけど、ちっちゃいことにこだわらないで、大きい大局が動いている中で、もうやりたいようにやりましょうと、お互い。そんなわけで、僕もやりたいようにやるんで。ジェイク総帥に不信感とか、そんなんじゃ僕は全然ないよ。だけど、俺はTOTAL ECLIPSEを今日抜けます。そしてね、もう好き勝手にやります。ちっちゃい枠はもういいよ。長いことやったから。もともと俺は何かこっちの方が面白そうだからってついていっただけだから」

【青柳の話】「皆さん、聞きましたか? ついにジェイクさんがこの俺と一緒にやってくれると。まあ、借りを返すだけって言ったけど、俺が今まで蒔いてきた種がようやく芽を出したんじゃないかと。これからやっぱり全日本プロレスに一番必要なのは、ジェイクさんとこの俺、青柳優馬だと思っている。いろんな人間が頑張って、主張して全日本プロレスを盛り上げようとしているかもしれないけど、やっぱり俺たちがやらないといけないでしょ? そして、もう一つ種を蒔いた。それは地下室のチャンピオン・野村直矢。野村さんよ、殴り込んで来いよ。待ってますよ。何にも言ってくれないんじゃわかんないですよ。どっかでアクション起こしてくんないと。僕ね、今日てっきり後楽園大会に来てくれると思ったんですよ、乱入しに。全然現れなかったですね。またどこかで待ちますよ。首を長くして待っているんで。地下室のチャンピオン、待ってますよ。そして、ジェイク・リーと青柳優馬がどういうものになるのか? 全日本プロレスがどうなるのか? 期待しててください。どうなっても知りませんけどね」

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