プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

5/31【J鶴田23回忌興行】天龍「日本のプロレスを天国から見守ってください」 23回忌セレモニーでレジェンド勢が故・鶴田さんにメッセージ

『ジャンボ鶴田23回忌追善興行』東京・後楽園ホール(2022年5月31日)

 ジャンボ鶴田23回忌追善セレモニーにザ・グレート・カブキ、川田利明、田上明、小橋建太ら全日本系レジェンドたちが集結。鶴田さんのライバルであり、タッグパートナーでもあった天龍源一郎は「これからもまた日本のプロレスが発展するように天国から見守っていてください。またいつか会いましょう」とメッセージを送った。

 かつて全日本プロレスで数々の名勝負を残し、現在に続く三冠王座を統一するなど“エース"として団体をけん引していたジャンボ鶴田さんが49歳の若さで亡くなったのは2000年5月13日。鶴田さんを偲ぶ23回忌追善興行がこの日、聖地・後楽園ホールで開催され、歴代三冠王者が並び立つプレミアム6人タッグマッチなど激闘が展開された。

 試合後、23回忌追善セレモニーが行われ、ゆかりのあるゲストが来場。パートナーであり、ライバルだった天龍をはじめ、先輩であるカブキ、超世代軍として鶴田さんに挑んだ川田、小橋、その時の鶴田さんのパートナーだった田上らが参加。試合に出場した渕正信とともに、全日本系レジェンドがリングに集結した。また、全日本プロレス中継を担当していた倉持隆夫アナウンサー、松永二三男アナウンサーも会場に駆けつけた。

 来場は実現しなかったが、タイガー・ジェット・シンからはビデオメッセージが。「俺様はヤツが死んだなんて信じちゃいない。ヤツはビビって俺たちに隠れて表に出られないだけだ。俺様とウエダさんはメモリアルにやってくるぜ。俺様とウエダさんはジャイアント馬場とジャンボ鶴田をやっつけるために殴り込むぜ。そこでお前らを叩きのめしてやる。馬場バカ野郎、鶴田バカ野郎」と狂虎らしさ全開の熱いメッセージが流された。続いて、レジェンド勢もマイクで今の心境を語っていく。

 カブキ「今日はありがとうございます。ジャンボ鶴田、凄かったですね。試合も強かったし、いい選手でした。これからも日本のプロレスを見守ってください、鶴田選手。ありがとうございます」

 小橋「鶴田さんはプロレスラーとして、そして引退した後も素晴らしい功績を残されました。引退された後、筑波大学大学院のコーチ学を学ばれ、日本の学生のみならず、アメリカの学生にも指導されました。鶴田さんが残した言葉『人生がチャレンジだ』。この言葉を馬場さんから鶴田さんが受け継がれ、そして私たちが受け継いでいきたいと思います。そして、いろんなことに僕もチャレンジしていきたいとそう思いました。鶴田さん、ありがとうございます」

 渕「全てに感謝です。今日こんなにたくさんのファンの皆さんが来場してくださり、心から感謝しております。そして、この場を作ってくれたスタッフのみんなにも感謝です。頑張ってくれたレスラーのみんなにも感謝、そして今日ここにこうやってゲストとしてリングに上がってくれた皆さんも本当に心からありがとうという気持ちでいっぱいです。鶴田さんのことを忘れないでいてくれることに感動してます。ありがとうございます」

 田上「こんばんは。鶴田さんといえば、初めて世界タッグを獲った時のパートナーでした。そして、プロレスを教えてくれたよき兄貴でありました。以上です」

 川田「ジャンボ鶴田さんの名前の下にこれだけの人が集まっていただいて感謝しています。そして、いまだに自分の中では最強のプロレスラーはジャンボ鶴田です」

 最後にマイクを持った天龍は、「ジャンボ、今日はあなたの23回忌にこんなにもたくさんのプロレスファンが集まってくれました。と同時に選手一同、精一杯のファイトをしてくれました」と鶴田さんに報告し、「これからもまた日本のプロレスが発展するように天国から見守っていてください。またいつか会いましょう」と呼びかけた。

 鈴木軍を除く出場選手、来場した百田光雄もリングサイドに集まると、追善の10カウントゴングが打ち鳴らされる。木原文人リングアナが鶴田さんの名前をコールすると、後楽園ホールに鶴田さんのテーマ曲「J」が鳴り響き、場内は大きな手拍子に包まれて追善セレモニーは終了に。鶴田さんの現役時代同様に、「J」に合わせて拳を突き上げる観客も多数見られた。

プロ格 情報局