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6/15【全日本】8ヵ月ぶり三冠決着戦へ ジェイクが不退転の覚悟「宮原健斗とのタイトルマッチは俺の中では最後」

 6・19大田区大会で三冠ヘビー級選手権試合を争う王者・宮原健斗、挑戦者ジェイク・リーが15日、東京・湯島の全日本事務所で会見。8ヵ月ぶりに実現する決着戦へ向けてジェイクが「宮原健斗とのタイトルマッチは俺の中では最後」と不退転の覚悟を示した。

 宮原とジェイクが至宝・三冠ベルトをかけて戦うのは昨年10・16大田区大会以来、8ヵ月ぶり。60分時間切れ引き分けに終わった決着戦がついに実現する。舞台も前回と同じ大田区。運命的な一戦へ向けて宮原が「この大田区大会で何が起きるのか。一つ言えるのは宮原健斗とジェイク・リーのあの日の戦いは完全決着します」と断言すれば、ジェイクも「去年から続いてる自分たちのモヤモヤも解消されるわけだし。それ以外の意味でも宮原健斗はたぶん完全決着という言葉を使ってる。俺も完全決着とも思ってる」と口をそろえた。

 そしてジェイクは「ある意味、最後の試合だとも思ってる。それぐらいの気持ちで俺は臨んでる」と意味ありげに続けた。ジェイクにとって宮原はやはり特別な存在。そして三冠ベルトをかけた対決では未勝利。ましてや今年1月に負傷欠場によって返上を余儀なくされたとあって、「俺の人生のある意味ターニングポイントになるのかなと思ってます。俺の中ではね。だからこそ勝ちたい気持ちがあるし、ここで俺が勝たないと何も始まらない」と必勝を期している。

 そこでジェイクは不退転の覚悟を決めた。「ここで俺がまた三冠ベルトを獲って、俺のドラマを見せていこうと思ってます」と誓ったうえで、「次はないと俺の中では決めてるし、宮原健斗とのタイトルマッチは俺の中では最後」と表明。「もうそのぐらいの気持ちでやらないと勝てないと思ってる」と腹をくくった。ジェイクは自らを追い込むことで頂点返り咲きの原動力とするつもりだ。

☆6/19(日)東京・大田区総合体育館『Champions Night4〜50th Anniversary Tour〜』16:00開始

▼三冠ヘビー級選手権試合
[挑戦者]
ジェイク・リー
(1/60)
宮原健斗
[第65代王者]
※宮原5度目の防衛戦
※特別立会人:小橋建太氏


【会見の模様】
▼ジェイク「まず俺、逆指名されるとは思ってなかった。準優勝でまた最後尾に俺は並んで、そこからちょっとずつと思ってたところで逆指名されて。半分驚いてる、まだ。まだ驚いてて。けど、もう決まってるし、決まったからにはここで俺がまた三冠ベルトを獲って、俺のドラマを見せていこうと思ってます」

▼宮原「宮原健斗vsジェイク・リー。前回は60分引き分け。あれから8ヵ月。ジェイク・リーはケガでベルトを返上して、俺がトーナメントを制して、今の三冠チャンピオンは俺、宮原健斗。ただね、一つ今日言いたいのはプロレスは何が起きるかわからない。だからこそプロレスは面白いんですよ。そして6月19日はいったい何が起こるのか。この大田区大会で何が起きるのか。一つ言えるのは宮原健斗とジェイク・リーのあの日の戦いは完全決着します」

――大田区での決着戦が迫った今どんな心境?

▼ジェイク「どんな心境? 俺も60分フルタイムドローで終わって、お客さんと同じで、俺だけじゃなく宮原健斗もずっとスッキリしてないんですよ。ずっと残ってるんですよ。白黒ハッキリつけなきゃいけない。つけなきゃいけないというか白黒ハッキリつけたい。ここで上半期の総決算ですよね。ある意味で言うと。それもあるし、去年から続いてる自分たちのモヤモヤも解消されるわけだし。それ以外の意味でも宮原健斗はたぶん完全決着という言葉を使ってる。俺も完全決着とも思ってるし、ある意味、最後の試合だとも思ってる。それぐらいの気持ちで俺は臨んでる」

▼宮原「この8ヵ月、逆にファンのみんなはどう思ってたのか。ファンの皆様の声がこの一戦を実現させたと思ってるんで。お互いの8ヵ月、そして応援するファンの皆様の8ヵ月が一つ終わるということですよ」

――前回60分間戦い、今回も長い過酷な戦いが避けられないが?

▼ジェイク「あんまり長さとかそういう過酷だとか、そんなの当たりまえのことで、別に今始まったことでもないし、もうずっと覚悟は持ってる。宮原健斗とやる以上はそうじゃないと対等に戦えないと俺は思っていて。俺は宮原健斗、ある意味、尊敬してますよ。自分のキャラクターというか、自分をここまで信じてやってきて。7年ぐらいかな。NEXTREAM作って。俺は抜けたけど、そこから俺がいろんなチームを作って、そこから壊れては作り直してだけど、たぶん勝ちたかったんでしょうね。俺はずっと宮原健斗に。何回も負けたけど、何回も勝ったこともあるし。けど、俺、三冠王者・宮原健斗とタイトルマッチして勝ったことはないんですよ、まだ。だからこれ、俺の人生のある意味ターニングポイントになるのかなと思ってます。俺の中ではね。だからこそ勝ちたい気持ちがあるし、ここで俺が勝たないと何も始まらない。何だったってなるし。俺はさっき最後の戦いと言ったけど、もうそのぐらいの気持ちでやらないと勝てないと思ってる。だから次はないと俺の中では決めてるし、宮原健斗とのタイトルマッチは俺の中では最後。俺は言い切る、もうこの場で。そのぐらいの気持ちでやるし。勝っても負けても最後だ」

▼宮原「宮原健斗とジェイク・リーがリングに立てば自ずと過酷、そしてプロレスラーでしか表現できない超人的な試合になるのは間違いない。ただ一つ言えるの今回お互いのプロレス人生かけて戦うということなので、それはファンの皆さんもワクワクドキドキして当日、会場に来てもらえたらと思います」

――小橋さんが特別立会人を務めることになったが?

▼ジェイク「また何とも答えにくいことを(苦笑)。歴史を作ってきた小橋さんがわざわざそういうふうにやってくるのは凄くありがたいことで、光栄なことだと俺は思ってますよ」

▼宮原「僕が言えるのは小橋建太さんも今の全日本プロレスの最高峰の戦いを楽しんでもらえたらいいんじゃないですかね」

――今の宮原健斗は最高?

▼ジェイク「いや、ハッキリ言うよ、これは。なりかけてる。まだまだ満足してないと思うよ。最高、最高って言ってるけど、言い聞かせてる部分もあるだろうし、俺はこんなもんじゃないというのがめちゃくちゃ感じる。だからこそ、俺はリング上でも言ったけど、最高だけど最高じゃないんだよ、まだって。けど、この試合でまた自分が目指すじゃないけど、その最高にまた近づくんじゃないかな、俺とやることで。俺だからこそ、たぶん彼を最高にできると思う。俺がいたからこそ最高になれただろうし、たぶん、これからもっと最高になると思う。今の言葉をよーく覚えとけ。ここにいる人たち。彼はまだ最高になりかけてる。最高じゃないんだ。会社もその言葉を全日本プロレスも、その言葉をしっかりと聞いておけ。まだなんだよ、彼は。ここで満足すんなよ」

▼宮原「すべては完全決着したあと言いますよ。戦う前だから、まだ」

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