7/3【NOAH】鈴木&サッチャーが山形メインで王者狩り、GHCタッグ奪取へ加速 「獲った後の青写真もある」
『SUNNY VOYAGE 2022』山形ビッグウイング(2022年7月3日)
○鈴木秀樹&ティモシー・サッチャー&杉浦貴vs清宮海斗&マイケル・エルガン&マサ北宮×
サッチャーとの日米技巧派コンビでGHCタッグ王座に挑戦する鈴木が、山形大会のメインイベントで王者・北宮から直接ギブアップを奪取。タッグ王座獲りへ手応えを深めた。
エルガン&北宮の日加タフガイコンビと、鈴木&サッチャーの日米技巧派コンビが激突する7・16日本武道館大会でのタッグ王座戦に向けて山形メインで前哨戦。前夜の郡山大会では圧巻のダブルインパクト式エルガンボムを繰り出した王者コンビが、今宵も押しまくった。
中盤にエルガンのスライディングラリアット→北宮のセントーンで鈴木に波状攻撃。鈴木もサッチャーと連係して北宮相手に巻き返しにかかったものの、ならばとエルガンが飛んできてカバー中の鈴木をジャーマンでぶっこ抜く。
負けじと鈴木もツームストンパイルドライバーからのダブルアームスープレックスを狙ったが、踏ん張った北宮はスピアーで逆襲だ。さらには奥の手ダイビングセントーンを投下し、サイトースープレックスで仕留めにかかった。
だが、巻き投げで切り返した鈴木は、カニ挟みで転がすやウイリアム・リーガルばりのロイヤルストレッチへ。ガッチリとクラッチが入ったところで、たまらず北宮もタップアウトした。
メインでの王者狩りでタッグ王座奪取へ弾み。悔しげなエルガン&北宮と悠然とにらみ合ってから花道を下がった鈴木は、「相手の持ってる武器の強弱がどれほどのものか(確認できた) ほとんどが想像以上でしたね」と王者コンビの力量に舌を巻きつつも、「だから今日やっといて良かった。一発勝負じゃ分かんなかった。ヒントになるからこの先言わないですけどビックリしました。だけど勝ったのは僕らですから」と王座奪取へ手応えを深めた。
6・24横浜大会ではサッチャーが北宮からフジワラアームバー(脇固め)で一本勝ち。そして今宵は鈴木が勝った。サッチャーも「北宮からタップアウトを奪ったのはこれで2回目だ。驚くべきテクニシャンのスズキサンと、グッドサブミッションを持つ俺に死角はない。2回だぞ! ブドーカンで同じことが起こる」と自信満々。そして鈴木は「僕らが獲った後の青写真も描いてるから」とも意味深に残したものの、「まだ前哨戦ありますよね? 欠場者が出ててまたカードが変わるかもしれないけど、一回一回全力で」と最終前哨戦となる7・10富士大会を着実に見据えた。
【試合後の鈴木&サッチャー】
――直接勝利で大きな1勝、試合前には『確認したいことがある』と言っていたが?
▼鈴木「はい、確認できました。自分の通用するところ、今通用するところ、相手の持ってる武器の強弱がどれほどのものか。ほとんどが想像以上でしたね。だから今日やっといて良かった。一発勝負じゃ分かんなかった。ヒントになるからこの先言わないですけどビックリしました。だけど勝ったのは僕らですから」
▼サッチャー「時代が変わるぞ! 北宮からタップアウトを奪ったのはこれで2回目だ。驚くべきテクニシャンのスズキサンと、グッドサブミッションを持つ俺に死角はない。2回だぞ! ブドーカンで同じことが起こる。ニューGHCタッグチームチャンピオンはスズキサンとティモシー・サッチャーだ」
▼鈴木「まだ前哨戦ありますよね? 欠場者が出ててまたカードが変わるかもしれないけど、一回一回全力で。でも僕らが獲った後の青写真も描いてるから。誰が次の挑戦者になるか分からないし、そういうつもりでどんどん見極めていきたいと思います」
