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7/5【新日本】KENTAに新恋人? 杖ポン連夜の空振りも…G1へ棚橋への怨念増幅

『NEW JAPAN ROAD』東京・後楽園ホール(2022年7月5日)
○棚橋弘至&KUSHIDA&邪道vsKENTA&石森太二&外道×

 KENTAが新恋人の(?)杖ポン攻撃が連夜の空振りに終わったものの、G1で当たる棚橋への怨念を増幅させた。

 1・5東京ドーム大会で棚橋とのUS王座ノーDQ戦に敗れ、鼻骨骨折、左股関節後方脱臼骨折などの大怪我を負ったKENTAが7・3後楽園大会で6ヵ月ぶりに復帰。3戦目となったこの日は石森&外道とのトリオで棚橋&KUSHIDA&邪道と激突した。棚橋とはG1で同じCブロックにエントリー。8・14長野大会で組まれている公式戦へ向けた前哨戦となった。

 入場時から棚橋を挑発したKENTAは奇襲攻撃で出鼻をくじかれたものの、場外戦で反撃に転じ、棚橋を鉄柱に叩きつけた。その後、ともに試合権利を得て向き合うと、棚橋が低空ドロップキックを見舞ったが、KENTAはミドルキック、ローリングソバットで応戦。棚橋がドラゴンスクリューからのテキサスクローバーを仕掛けてきても、阻止したKENTAはスクールボーイでニアフォールに追い込み、DDTで突き刺した。

 終盤には今宵もKENTAが松葉杖を投入。棚橋に殴りかかったが、不発に終わると張り手を食らって返り討ちにされてしまった。

 復帰以来、連日投入しているのが松葉杖。YOSHI-HASHIから奪った棒と別れた後、入院中に出会ったもので“杖ポン"と名付けた。空振りが続く現状に「ちょっと昨日と今日思ったんだけどさ、なんかあれ、俺が知ってる杖ポンと違うんだけど。なんかそんな気しなかった? なんか老けた? 持つとこもっとかわいい青色だった気がすんだけど、スッゲェすり切れたテーピングだったけど。あれ、同じ人かな?」と違和感を抱いてはいるものの、新恋人となった可能性が高い。

 当然、棚橋によって重傷を負わされた恨みは忘れていない。「詫びてないの? ひと言も? 詫びた? あいつ。全然、詫びてない? 詫びたの? 詫びてない?」と疑問符を連発したKENTAは「悪いことをしたら謝るって教わったよね? あいつ、おかしいな。何あれ? ダメなことしてると思わない?」と不満を口にし、怨念を増幅させた。その恨みはG1でのシングル再戦で杖ポンとともに晴らすしかない。

【試合後の棚橋&KUSHIDA&邪道】
▼邪道「Well comeback(お帰りなさい) KUSHIDA! Well comeback」

▼KUSHIDA「ありがとうございます、邪道さん」

▼邪道「俺とKUSHIDAがこうやってタッグ組むの初めて!? 何回目? 2回目? 3回目? 初めて?」

▼KUSHIDA「初めてです」

▼棚橋「クッシーがさ、いなかった3年間で新日本の勢力図も激動の変化があってさ。まあ、こういうこともあるから」

▼邪道「あれ知ってる? 邪道・外道が解散したの知ってる!?」

▼KUSHIDA「うっすら…」

▼邪道「うっすらか(笑)。向こうの団体でも噂になってたか? 邪道・外道、解散したぜ。KUSHIDA、お前どうすんだ? そりゃそうだろ」

▼KUSHIDA「まさか、17年のキャリアですけど、邪道さんとこうしてタッグを組める日が来るなんて、プロレスって…」

▼邪道「(さえぎって)おい、ちょっと待ってくれよ、お前。17年前、お前、メキシコで何やってたんだよ?」

▼KUSHIDA「大学生で、アレナ・メヒコで、一文無しで練習してました」

▼邪道「そんときに何かあったんじゃねぇか? お前。俺、なんか風の噂でそれ聞いたことあるぞ!?」

▼KUSHIDA「目の前から邪道・外道が歩いて来て…」

▼邪道「メキシコでか? それ。アレナ・メヒコの会場でか?」

▼KUSHIDA「ええ。いやぁ、逃げようかと思ったんですけど…」

▼邪道「なんで?」

▼KUSHIDA「いや、それはやっぱり…かつて…伝説の…」

▼邪道「デタラメなレスラーだからか?」

▼KUSHIDA「いやいや…」

▼邪道「顔がそう言ってんだろ、お前、おい!(苦笑)」

▼KUSHIDA「ホントに怖くて、尊敬の念で…」

▼邪道「尊敬の念で“怖い"はないからな。まあ、とにかくWell comeback!(KUSHIDAと握手して立ち去る)」
▼KUSHIDA「Thank you very much」

▼棚橋「クッシー、あらためておかえり(KUSHIDAと握手)」

▼KUSHIDA「ありがとうございました」

▼棚橋「あぁ、疲れた! G1前の3日間(3連戦)。大事な3日間だったと思うね。でもホント、その3日間でKENTA選手のおかげもあるけれども、なんかこうG1に向けて闘う本能、気持ちっていうのがセットできた。今年のG1、俺は期待できるね。よし!」

▼KUSHIDA「さすが石森さん。器がデカいですね。“査定"がまだ終わってないだなんて。(昨日の試合では)キッチリ、ギブアップ負け、タップアウト負けしました。負けは認めます。だけど、(IWGPジュニア王座)挑戦者が名乗り出ていないし。なんか皮膚感覚で闘ってる感じ、石森さん、本当は俺を挑戦者に、IWGPジュニアタイトルマッチやりたいんじゃないかなと思って。後楽園3連戦終わって、新日本プロレスはG1 CLIMAXと。僕はアメリカに行って『NJPW STRONG』、そのほかはPPV(ペイパービュー)盛り上げて、器のデカい石森さんに負けないように、話題を振りまいていきたいと思います。押忍」


【KENTAの話】「(ビデオカメラに語りかけ)あいつ(棚橋)、詫びた? 詫びた? あいつ。(カメラが横に振られると)ひと言も? 詫びてないの? ひと言も? 詫びた? あいつ。全然? 詫びてない? 詫びたの? 詫びてない? (カメラがうなずくと)最悪だよ、あいつ。おかしいじゃん。お前たちは悪いことをしたら謝るって教わったよね? あいつ、おかしいな、あいつ。あいつ、なにあれ? ダメなことしてると思わない? 思わない? そのいろんなの抜きにして、悪いことしたら謝るっていうの常識だから。あいつ、間違えてると思うでしょ? ねぇ? (カメラがうなずくと)いや、お前が決めんなよ! だから世の中のルールを! なんでおめぇが代表で語るの! ちょっと座ろうぜ(とフロアに座り込む)。あいつ、なんだよ、あいつよ。ぜんぜん謝んねぇじゃん、あいつよ。ていうか“杖ポン"見た? “杖ポン"、俺が見つけてきた“杖ポン"見た? 昨日と今日。ちょっと(苦笑)、ちょっとさ、ちょっと昨日と今日思ったんだけどさ、なんかあれ、俺が知ってる“杖ポン"と違うんだけど。なんかそんな気しなかった? なんか老けた? あれ。なんかもっと持つとこ、なんかもっとかわいい青色だった気がすんだけど、(今は)スッゲェすり切れたテーピングだったけど、あれ同じ人かな? 同じ人? あれ。(カメラがうなずくと)なんでおめぇが決めんだよ、だから! 俺が言ってんだから俺が正しいんだよ! 俺が違うって言ってんだから違うだろ。違うんじゃない? あれ。“杖ポン"なんか…えぇ? 老けた? あれ。そんなのどうでもいいね、あいつマジで。G1これから始まるから。楽しみだよ。あいつだけじゃないよ。いろいろあるし。なんか知らない間に棒とかもいっぱい増えてんじゃん。なんかそういう道具が。道具が出てくるたびに、その注目浴びるようになったの誰のおかげ? マジで。それ俺だろ? (カメラが無反応で)うなずかねぇのかよ、そこ! そこはいいんだよ、お前の個人的な意見を言えば。(またもやカメラが無反応で)うなずかねぇのかよ! いいや、もうお前は。この3連戦をとおして俺が何が言いたいかというと、まあそのマスクをつけるのもいいけど、まあルールの状態によってはマスクつけることも大事だけど、外せるところは外してって、意外とこう周りの人ってアンタが思ってるほどその顔のこと見てないから。だから、そういうときは外していいって、熱中症には気をつけてってこと…。わかった? わかった? うなずけよ!」

【石森の話】「(手に持ったIWGPジュニアベルトをカメラに示し)KUSHIDA、あぁ、いいよ。もう1度、このベルトを巻きてぇんだろ? なぁ。だったらよ、死に物狂いで獲りに来いよ。なぁ。前から気に入らなかったんだよ。余裕で、俺のマイクさえぎって、“俺がいるんだよ!アピール"。知らねぇよ! 最近見に来た客はもっと知らねぇよ! だけど、おめぇの闘い、“触り"しか触ってねぇけど、嫌いじゃないよ。好きでもないけど(笑)。まあ、まだまだ“査定"していくから。KUSHIDAも棚橋の腹も(※と言って自分の腹筋を叩く)」

※外道はノーコメント

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