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7/7【DRAGONGATE】箕浦が闇討ちで熱戦ドリーム戦ぶち壊し 神戸ワールド2連戦へ近藤、吉岡と挑戦者決定3WAY戦へ

『HOPEHUL GATE 2022』東京・後楽園ホール(2022年7月7日)
オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 KAIvs近藤修司

 熱戦となったKAIと近藤のドリームゲート戦を箕浦が闇討ちでぶち壊し。7・30神戸ワールド大会2連戦での挑戦者を決める近藤、吉岡、箕浦による3WAYマッチが決まった。

 KING OF GATEを制した吉岡がドリーム獲りを宣言したが、王者・KAIが指名したのは近藤。5・11後楽園大会におけるKOG1回戦で39秒殺された借りを返すべく、この日、ドリーム王座をかけた約2ヵ月ぶりの再戦を迎えた。

 先手を取ったのはKAI。低空ドロップキックで射抜いたのを口火に右足攻めを展開し、セコンドのSBKがイス攻撃で介入すると、KAIもイスで容赦なく殴りつけた。その後も鉄柱に叩きつけたり、ドラゴンスクリューでひねり上げたりと右足を徹底攻撃。アキレス腱固めで執ように絞め上げた。

 しのいだ近藤もコーナー上からのスタンプ攻撃や、エプロンでのリバースDDTで反撃するものの、KAIは師匠・武藤敬司ばりのドラゴンスクリューからの足4の字固めで捕らえて主導権を渡さない。ジャーマン、トラースキック、延髄斬りの猛攻で攻め込んだ。

 防戦一方となった近藤だが、次の瞬間、延髄ラリアットで反撃。ジャーマン、キングコングラリアット、ランサルセの大逆襲に出た。KAIがトラースキック、延髄斬りの連続攻撃で応戦しても、ザ☆オリジナルで叩きつけて譲らず。本家公認・雁之助クラッチを食い止め、変型パイルドライバーで突き刺した。

 するとKAIはみちのくドライバーで応戦。メテオインパクトを連発して一気にたたみかけた。意地で沈まない近藤もキングコングラリアット連打で徹底抗戦。いよいよ試合がクライマックスを迎えたその時だった。突然、場内が暗転。箕浦が乱入し、近藤をイスで殴打した。照明が灯ると倒れ込んだKAIと近藤の眼前で箕浦がイスを手に仁王立ち。即座にノーコンテスト裁定が下された。

 ドリームゲート戦にふさわしい熱戦が繰り広げられたが、箕浦がぶち壊し。無効試合のためKAIの防衛回数にカウントされず終わった。「おい、後楽園。なんで暗転したかわかるか? 世の中、節電だろ?」と悪態をついた箕浦は「俺に負けた近藤修司。その近藤修司に負けたKAI。お前らのドリームゲートなんてな、面白くねえんだよ」とタイトルマッチを争った二人を見下し、「お前らに俺のドリームゲートチャンピオン姿、見せてやるよ。次の挑戦者はこの俺、箕浦康太だ!」とドリームゲート獲りをぶち上げた。

 見かねた斎藤GMは「お前な、お前なんかに挑戦権やるわけねえだろ、バカヤロー。もっとやり方があるだろ?」と非難。そこへ近藤とタイトルマッチを誓い合っていた吉岡がやってきて「おい、箕浦。KOGで俺に負けたお前がなに言ってんだ? 近藤さんと約束した通り、次の挑戦者はこの俺だ!」と主張した。

 すると王者・KAIが「待て待て待て待て。チャンピオンでもない、雑魚どもがなにグダグダグダグダ話してんだよ。現ドリームゲート王者、最強はこの俺KAIだ」と強調。「なに? お前ら俺が持っているベルトにそんなに挑戦したいの? だったら、勝手に決めろよ。お前らで勝手に決めろ。そういうことで、バイバ〜イ…」との意向を示して去っていった。

 斎藤GMは「自分のやったことわかってんのか? 挑戦表明するならよ、他にちゃんとやり方あんだろ?」と改めて箕浦に詰め寄り、「いいか、吉岡。こいつはダメだ。お前が箕浦とやるといってもそれは認めない。それはダメだ」と釘を刺した。が、吉岡は「いや、こいつぶっ倒すんで。大丈夫です。やります。いけるんで」と譲らない。近藤も「斎了さん、たまに俺が真面目に試合をすればこれだよ。でもよ、DRAGONGATEはこれが面白いんだろ? でも、箕浦。俺はお前だけは許さねえからな。あとはあなたが決めてくれ。GM」と箕浦への怒りをむき出しにしたうえで決定を求めた。

 3人の主張を受けてしばし思案した斎藤GMだったが、「近ちゃんは箕浦を許さない。吉岡は箕浦を潰す。その気持ちに間違いはないな? だったら7月30日、31日、ワールド2日間、その両日でドリームゲート戦を組みます」と宣言。「その2日で、ドリームに挑戦するチャレンジャーをこの3人の中から2人決めてもらう。3人で次期挑戦者の3WAYマッチをやってもらいます。申し訳ない。もちろん3WAYマッチ、最初に負けた者はドリームの挑戦権はなし。最後まで勝ち上がった1人は30日か31日、どっちか選んでもらう。そして、もう1つ空いたほうに残った1人が挑戦。それでやらしてください」と神戸ワールド2連戦の挑戦者を決める3WAY戦の開催を決めた。

 だが、場内はざわつくだけで歓迎ムードは皆無。試合後の決定事項に盛り上がる通常のDRAGONGATEとは違う珍しい現象が起こった。それでも近藤が「俺と吉岡が手を組んで、2対1であいつをまず真っ先にやっつけちゃえばいいんだよ」と箕浦制裁を予告し、吉岡と握手。場内の空気もお構いなしの箕浦は「次、ここ後楽園に帰ってくる時は、俺がドリームゲートチャンピオン姿を見せてやるから、お前ら、俺がドリームゲートチャンピオンとして帰ってきて、DRAGONGATEのトップということを証明してやるから見に来いよ!」とドリーム戴冠を予告して後楽園大会を強引に締めた。

☆7/24(日)兵庫・神戸サンボーホール『HOPEHUL GATE 2022』17:00開始

▼オープン・ザ・ドリームゲート王座次期・次々期挑戦者決定3WAYマッチ
箕浦康太
vs
吉岡勇紀
vs
近藤修司
※試合は勝ち残り戦で行なわれ、第1敗者以外の2名は挑戦権を獲得。なお、勝者は挑戦日程(初日=7/30 or 2日目=7/31)の選択権を得る


☆7/30(土)兵庫・神戸ワールド記念ホール『DRAGONGATE KOBE WORLD 2022-ウルティモ・ドラゴン デビュー35周年記念大会-』16:00開始

▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
[挑戦者]
近藤修司 or 吉岡勇紀 or 箕浦康太
vs
KAI
[第34代王者]
※KAI4度目の防衛戦


☆7/31(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール『KOBEプロレスフェスティバル』15:00開始

▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
[挑戦者]
近藤修司 or 吉岡勇紀 or 箕浦康太
vs
7/30の勝者
[王者]


【近藤の話】「まあ、俺も悪い人をずっとやってたからさ。わかるけど、でも団体の一番のベルトだからね。よく考えて。俺も今までそんなことした記憶はないよ。団体の一番のベルトを傷つけるような乱入。そんなことはしてないよ。いつだって団体の最高峰のベルトにはリスペクトがあるんだよ。どんなに悪いことしたって。それをやったよね。御法度だよ。このプロレス業界で団体最高峰のベルトの試合を潰すっていうのは。それだけの覚悟を持ってやってきたんだろ? いいよ。その覚悟を俺は認めてやるよ。何でもいいよ、別に。3WAYでも、タイトル懸かってなかろうが、何だっていいよ。とことんまで追い詰めてやるから、覚悟しとけよ」

【箕浦の話】「おい、後楽園。リング上でも言った通り、あの2人のタイトルマッチなんか面白くねえんだよ。俺に負けたヤツとそいつに負けたヤツだぞ? 必ず俺が3WAY勝ち残って、ここ後楽園ホールにチャンピオンとして、そしてDRAGONGATEのトップということを証明して帰ってきてやるから、お前ら見に来いよ」

【吉岡の話】「結局、ドリームゲート戦が3WAYに決まったけど、俺の狙いはもちろん箕浦だけ。あいつなんかぶっ倒してやるんで。近藤さんとそこは手を組んで。とりあえずあいつだけ潰してから、そのあとは近藤さんと次の挑戦を懸けて正々堂々と戦いたいと思います。まあ、いろいろあったけど、箕浦をぶっ潰す。それだけです」

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