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7/7【新日本】9・5&6後楽園を声出し応援可で開催予定、スターダムとの合同興行で男女ミックスドマッチ開催へ 今夏G1は5万人動員を目標に 新日本戦略発表会

 新日本プロレス戦略発表会が7日、東京・上野の飛行船シアターで行われ、木谷高明会長、大張高己社長、棚橋弘至、高橋ヒロム、グレート-O-カーンが出席。9・5&6後楽園ホール大会2連戦が声出し応援可能で開催される予定であることが発表された。11・20有明アリーナで開催されるスターダムとの合同興行で男女ミックスドマッチ2試合を行われることに。また、真夏の祭典『G1 CLIMAX 32』へ向けて「記録的猛勝負」をテーマに総動員数5万人を目指して様々な施策に取り組むことになった。

 この日、新日本の戦略発表会が行われ、大張社長はコロナ禍に見舞われた直近2年を振り返った。観客動員などの“会場内収益"で苦戦を強いられ、コロナ前の2019年7月から2割減となったものの、海外収益比率は2倍に増加。5月以降は会場内収益も回復傾向にあり、露出強化に取り組んできたこともあって映像コンテンツなどの“会場外収益"も7割増加したと説明した。そこで目指すのが「本丸回復」。会場外収益を「強い足腰」に、会場内収益をより増加させていくつもりで、「過去最高の領域に突入していこうと思っています」と高い目標を定めた。

 その足がかりとなるのが真夏の祭典『G1 CLIMAX 32』だ。直近3年のG1観客動員は2019年が9.6万人だったのに対し、コロナ禍突入後の2020年が3.6万人、2021年が2.8万人と大きく減少してしまった。そこで今年は「記録的猛勝負」をテーマに5万人動員を目標に設定。すでに前売りチケットの売り上げは3万枚に到達しているというが、さらなるてこ入りを図るべく、様々な施策を用意する。BEST OF THE SUPER Jr.で採用されたデザインチケットを今回も採用。全20大会分を集めるとG1出場28選手の印字サイン入りTシャツがもれなくプレゼントされ、枚数に応じてプレゼントに応募できるスタンプラリーを実施する。また、木谷高明会長からのプレゼントとして、G1来場者に「50th記念デザイン マグネットシート」がプレゼントされる。さらにG1終了後の8月20日には「テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER STATION」の一環として、『G1 SPECIAL in 六本木ヒルズ』が開催されることも決まった。

 今秋には待望の声出し応援が復活する見込み。9・5&6後楽園大会2連戦を声出し可として開催する予定であることが発表された。コロナ禍に突入以来、声を出しての応援が禁じられ、拍手、手拍子による応援を余儀なくされてきた。最近になって解禁する団体も出てきたが、新日本も解禁する方向性を打ち出した。

 動員数をキャパ50%とし、抵抗あるファンもいるであろうことを想定して「声出しなし」エリアも設置する。同席したヒロムは「これはホントに選手、ファンが望んでること」と喜びを爆発。「第1試合が始まる前に声出しの練習をするのはどう?」と提案すると、大張社長も「採用」の意向を示した。

 11・20有明アリーナで開催されるスターダムとの合同興行で男女ミックスドマッチが行われることも決まった。ブシロードグループ2団体が一堂に会する大会で、“試合での交流"が実現するか注目されていたが、大張社長はミックスドマッチを「2試合程度組みたい」との意向を示した。

 そこで懸案となるのが試合形式。大張社長は「このルールにすることで、相手のタッグチームどっちが出てくるかをコントロールできる。ゲーム性が増して面白い展開になる」とし、男子同士の対戦中に女子選手にタッチした場合、相手の男子選手も女子選手にタッチをしなければならないルールを提案。つまり試合は常に男子vs男子、女子vs女子の図式で行われることになる。これを棚橋も「面白いと思いますね。男子レスラーと女子レスラーがリング上にいる時点で絵的に面白いですからね」と歓迎。一方で「ただプロレスは反則が5秒以内OKですからね。どうなるか」とニヤリ。スターダム勢との絡みをにおわせた。

 ほかにも大張社長の兄・大張正己氏がデザインを手がけたグレート-O-カーンTシャツの発売、選手の入場曲の生演奏による音楽フェスの今秋開催などが発表された。

プロ格 情報局