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7/14【全日本】稔&歳三が北斗&児玉撃破でアジアタッグ奪取 大森&井上が挑戦名乗り

『2022 SUMMER ACTION SERIES』東京・後楽園ホール(2022年7月14日)
アジアタッグ選手権試合 ○稔&歳三vs大森北斗&児玉裕輔×

 稔&歳三が北斗&児玉を破ってアジアタッグ王座を奪取。さっそく大森&井上迎撃が決定的となった。

 稔&歳三がアジアタッグに色気を見せると、北斗&児玉が次期挑戦者に指名。この日のタイトルマッチが決まった。稔は今のアジアを「無味無臭」と表現し、戴冠によって「色と匂いをつけていく」と宣言していた。

 バトラーツ出身のベテラン二人は硬軟織り交ぜた熟練の試合運びで圧倒した。攻勢に出る児玉を稔がポリタンク攻撃で鎮圧し、歳三はベルトで殴打。北斗がエルボーを乱れ打ち、ジャーマンで攻め立てても、歳三はハイキックで返り討ち。児玉に的を絞ると、歳三のサッカーボールキック、稔のその場飛びフットスタンプを立て続けに決めた。

 粘る王者組も児玉がハンドスプリングエルボーで二人まとめて場外に吹き飛ばし、トペコンヒーロを発射。ダブルトラースキックで歳三を攻め立て、児玉がリバースDDTからマッドスプラッシュを放った。

 だが、稔が両ヒザで迎撃。歳三がランニングジャンピングハイキックで援護射撃し、北斗が飛び込んでもTボーンスープレックスで排除。児玉にフィッシャーマンバスターを決めると、稔も雪崩式リストクラッチフィッシャーマンバスター、顔面蹴り、BDF(ダイビングフットスタンプ)とたたみかけて3カウントを奪った。

 稔&歳三がアジアタッグ王座を奪取。2008年のジュニアタッグリーグ戦優勝以来の二人でつかみ取った勲章となった。稔は3度目のアジアタッグ戴冠。「元・全日本プロレス所属であり、現・よそ者の俺たちがこのアジアタッグを巻いちゃったから。ここからどうやってこいつに味と匂いをつけていくか」と今後を見据え、GAORA TV王座も合わせて2冠王となった歳三は「さあ、このあとは諏訪魔の大将だ。諏訪魔が負けたら、このGAORAもアジアも無に帰すると思う」と諏訪魔の三冠獲りにバトンを渡した。

 さっそく次なる挑戦者が現れた。試合後も暴行を続ける稔と歳三を見かねた元アジアタッグ王者・大森がリングにやってきて二人を制止。挑戦表明と判断した歳三が「まさか俺らに挑戦しようとでもいうのか? 挑戦は大歓迎ですけど、今のあんたに用はねえよ。ノーフィアーだった時の大森隆男はどこにいったんだよ? 三冠チャンピオンだった時の大森隆男はどこにいったんだよ? そんな腑抜けたあんたに用はねえな。チャレンジするんだったら、目の色を変えて本気でこい!」と通告すると、「やってやるよ。ただ、1つ聞きてえんだ。パートナーはいねえじゃねえかよ。誰と挑戦するんだよ」と言い放った。

 すると井上が飛び込んで名乗りを上げた。試合中、稔&歳三の暴挙を止めようとして返り討ちにされ、試合後も稔にフェンスに投げつけられたり、場外ブレーンバスターを敢行されたりと屈辱を味わった。このまま黙っていられなかったようだ。すると歳三は「たかがデビューして半年でここに上がってきた根性は評価する」としたうえで、「お前、負けるぞ。怪我してもしらねえからな。腹くくって来いよ」と通告。V1戦が決定的となった。

【試合後の稔&歳三】
▼歳三「稔さん、ありがとうございました」

▼稔「ありがとうございました。二冠王だ」

▼歳三「まあ、今日はとりあえず勝ったんで。終わったことは終わったことで、次は大森隆男、あとは井上か。おい、井上。怪我するなよ。若手だからって、俺らは手を抜かねえからな」

▼稔「とにかく元・全日本プロレス所属であり、現・よそ者の俺たちがこのアジアタッグを巻いちゃったから。ここからどうやってこいつに味と匂いをつけていくか。今日は2人、小っちゃい大森を倒したら、大きい大森が出てきて、新人が出てきたけど、彼らを倒して、防衛した暁には、GLEATでアジアタッグやりたいな。初めてでしょ? GLEATのリングでアジアタッグ選手権って。一応これは全日本にとって大事なベルトかもしれないけど、昔から日本のことわざで、“かわいい子にはGLEATをさせろ"ってありますから。今日の試合順とか、扱いとか見てると、そんなにかわいい子じゃないかもしれないね、全日本にとって。まあでも知らないよ。俺らが持っている間に早く取り返しに来ないと、このベルトがどうなっちゃうか知らないから。まあ、何にせよ、俺たちがGLEATに決めるから」

▼歳三「さあ、このあとは諏訪魔の大将だ。諏訪魔が負けたら、このGAORAもアジアも無に帰すると思う」

【大森&井上の話】
▼大森「あんな汚え、うす汚えことやる野郎に巻かれてたら、アジアタッグの価値がどんどん落ちていくんだよ。黙ってられるか、お前。そして、いち早く挑戦を名乗り出た井上!」

▼井上「はい!」

▼大森「絶対アジア獲るぞ。あいつらに挑戦するってことを認めさせたんだったら、俺らは何が何でも…。お前ら、認めたんだろ? 稔、そして歳三。日程だけ決めろ。俺らはいつでもいく準備できてるからよ」

▼井上「今までブードゥーのセコンドについてきたけど、もう今日で…」

▼大森「おい、どうした!? しっかりするんだろ?」

▼井上「我慢している部分も今日で…」

▼大森「おい! 何も我慢なんかする必要ねえんだよ。ベルト獲って、あいつら叩き潰すぞ」

▼井上「タイトルマッチいつかわからないですけど、絶対獲ってやる」

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