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7/17【NOAH】新GHC王者・拳王が所信表明「若い選手発言できるノアに」 N-1優勝&藤田への雪辱も宣言

 前夜(16日)の日本武道館大会で小島聡を破って新GHCヘビー級王者となった拳王が17日、都内ホテルで戴冠一夜明け会見に臨んだ。

 武道館での小島撃破から一夜。トレードマークの赤いスーツ姿で現れた拳王は「キャリア30年、30年間積み重ねてきた強さ、やはり凄く重いものを感じた。だが、その重みを超えるぐらい、俺のGHCヘビー級チャンピオンになるという気持ちのほうが強かった」と改めて振り返った。

 約4年4ヶ月ぶりの頂点返り咲き。再びノアの舵取り役となった新王者は「4年間ノアを見てると、やはりベテラン選手におんぶに抱っこ。この現状はみんなも分かってると思う。その現状を打破しないといけない。今のノアはベテラン選手がまず初めに発言して、若い選手が発言する場所がないように見える。なので、俺がもっともっと若い選手に刺激を与えて、発言できるようなノアを作っていきたい」と強調。中心世代および新世代でのノア活性化を命題に掲げた。

 開幕間近の『N-1 VICTORY 2022』(8・11横浜武道館で開幕)には王者として臨む。「N-1には“GHCヘビー級チャンピオンが出ない"というイメージが強い。けど、俺はそんな甘っちょろいチャンピオンじゃないからな。俺はN-1も優勝してやる」と言い切ったうえで、「今年は去年と違って外国人選手が参加する。N-1がまたひとつ上のステージにいけるんじゃないかとワクワクしてる」と胸を高鳴らせた。

 自身はAブロックにエントリー。「最大のライバルっていうか、倒さなきゃいけない相手。一番に思う相手はやはり藤田和之だろ。俺が持ってたGHCナショナルをあいつに奪われた。悔しさは今でも忘れてないぞ。そこからあいつとは当たってない。悔しさをN-1で晴らせる。楽しみだよな、藤田和之、テメーを倒してやるからな」と王者としての雪辱を見据えた。その藤田とは公式戦最終日となる8・28川崎大会で激突する。


【会見の模様】
▼拳王「第40代GHCヘビー級チャンピオンの拳王だ。俺がずっと夢描いてた日本武道館のメインでGHCヘビー級のベルトを獲ることができて、本当に感慨深い思いでいる」

――相手の小島選手はどうだった?

▼拳王「まあ、前哨戦とかでいろいろやってきたけど、昨日戦って、やはりキャリア30年、凄いものを持ってたよな。30年間積み重ねてきた強さ、やはり凄く重いものを感じた。だが、その重いものを超えるぐらい俺のGHCヘビー級チャンピオンになるという気持ちの方が強かったっていう結果が出たよな」

――4年4ヶ月ぶりの返り咲き。この4年間いろんなことを考えてきたと思うが、改めてどんなノアにしていきたい?

▼拳王「4年前、俺がベルトを獲った時に言ってた言葉あるよな。日本武道館にてめえらクソヤローどもを連れていく。それは実現できた。ただ、その4年間ノアを見てると、やはりベテラン選手におんぶに抱っこ。この現状はみんなも分かってると思う。その現状を打破しないといけないよな。やはりベテラン選手におんぶに抱っこだったら未来なんて、遠い未来なんて見えない。遠い、輝いてる未来を見せるために、俺がノアを引っ張っていく」

――そのためには若い世代の積極的な発信が必要と言っていたが、その気持ちは変わらない?

▼拳王「もちろん変わらない。今のノアはベテラン選手がまず初めに発言して、若い選手が発言する場所がないように見える。なので、俺がもっともっとベテランじゃなく、若い選手に刺激を与えて、発言できるようなノアを作っていきたいと思っているぞ」

――武道館での戴冠は目標のひとつだったが、まだ真の目標が武道館において残っていると思うが?

▼拳王「突き進むのみ」

※N-1出場者、カード発表後

▼拳王「この会見、始まる前まではGHCヘビー級選手権奪取の余韻に浸ってたけど、2分前から俺は気持ちを切り換えたぞ。N-1 VICTORY、もう一度優勝する。今、そう気持ちが切り替わった。そして、N-1 VICTORYのイメージってGHCヘビー級チャンピオンが出ないというイメージが強かったけど、そんな甘っちょろいチャンピオンじゃ俺はないからな。俺はN-1 VICTORYも優勝してやる。その思いで今いっぱいだ」

――Aブロックで最大のライバルといえる選手は?

▼拳王「最大のライバルっていうか倒さなきゃいけない相手、一番に思う相手はやはり藤田和之だろう。俺の持ってたGHCナショナル選手権をあいつに奪われた。この悔しさは今でも忘れてないぞ。そこからあいつとは当たってない。この悔しさをN-1で晴らせる。楽しみだよな。藤田和之、てめえを倒してやるからな」

――全国を回ることについては?

▼拳王「うれしいことだよね。全国を回って、そして去年と違うこと、一つ大きなことあるよね。やはり外国人選手の参加。それが去年と違って、またN-1、一つ上のステージにいけるんじゃないのかって俺は思ってワクワクしてるよ。そして、その一つ上のステージにいったN-1を制することができるという思い、めちゃめちゃワクワクしてくるからな」

プロ格 情報局