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7/26【新日本】アーチャーが初出場ローラーを圧巻粉砕で初白星、コブ戦へ「次死ぬのはお前」

『G1 CLIMAX 32』東京・後楽園ホール(2022年7月26日)
Aブロック公式戦 ○ランス・アーチャーvsトム・ローラー×

 アーチャーがローラーのテクニックをパワーで粉砕する圧巻勝利。2戦目にして初白星をもぎ取り、コブ戦へ向けて「次死ぬのはお前」と予告した。

 アーチャーは初戦でファレにリングアウト負け。2戦目となったこの日、かつてSTRONG無差別級の絶対王者に君臨していたローラーを迎え撃った。

 初出場のローラーがのっけからドラゴンスクリューやフロントネックロックを仕掛けるものの、いずれも決められず。体格差、パワー差が浮き彫りとなった。それでもローラーはエルボー合戦で立ち向かい、ローキック連打で切り崩しにかかったが、アーチャーはショルダータックルをぶちかまして返り討ちにした。

 場外戦でもアーチャーが圧倒。ローラーがコーナーに追い込んでのパンチ連打で反撃しても、ショートレンジラリアットで吹き飛ばす。ブレーンバスターで反対側ロープ付近まで投げ飛ばした。ローラーもスイングDDTの要領でフロントネックロック→チキンウイングアームロックで絡みついたが、アーチャーはフロントハイキックで応戦。それでもローラーは足で巨体をコントロールしてから腕ひしぎ逆十字固めで捕獲。飛びつきフロントネックロックで絞め上げた。

 しのいだアーチャーはエプロン上での攻防を制し、断崖式チョークスラムを敢行して逆転を果たした。レインメーカーの要領で捕まえてのブラックホールスラムで追い討ちをかけ、ローラーが変型スパインバスターで反撃し、スリーパーで絡みついてもアーチャーは後方に倒れ込んで脱出。再びスリーパーを仕掛けたローラーを前方に投げ飛ばすと、最後はコーナーに上がったローラーをブラックアウトで叩き落として3カウントを奪った。

 アーチャーが初出場のローラーを粉砕。2戦目にして初白星をもぎ取った。「あいつが俺を関節技で仕留めようとしたことも、あいつの打撃技で食らった痛みも最後には関係なかった」と豪語したように、ローラーの全てをパワーで弾き返した圧巻勝利だった。3戦目は7・31名古屋大会のコブ戦。アーチャーは「次の相手が誰であろうと、次死ぬのはお前だ」と予告してみせた。

【アーチャーの話】「テキサスは地獄のように暑いが、今夜のコーラクエンの熱気には敵わない。ここは間違いなく、俺にとって特別な会場だ。この会場で2019年(G1公式戦)、タナハシとの死闘の末、俺が敗れた。だが、あのときファンは俺たち2人の両方を応援してくれた。そして、今夜の応援もそうだった。もしファンが声を出して応援できていたら、あの日と同じくらいの声援で俺たち両方の名前が聞こえていたはずだ。だが、あいつ(ローラー)が俺を関節技で仕留めようとしたことも、あいつの打撃技で食らった痛みも、最後には関係なかった。俺の方がデカくて、強烈で、1発1発が強い。俺のブラックアウトを食らってあいつの視界は真っ暗になった。だから“EVERYBODY DIES"なんだ、トム。次の相手が誰であろうと、次死ぬのはお前だ」

【ローラーの話】「クソ! クソ! 俺のG1の初戦が…俺の夢が悪夢に終わってしまった。ランス・アーチャー…この1勝はお前のものだ、ランス。だが“Archer(射手)"、お前はこの一戦で弓を使い果たした。いつも“EVERYBOY DIES"って言ってるな!? まぁ、俺の仲の良かった友達の何人かはもうこの世にいないが、彼らと同じ場所に行けるのなら、俺にとっては本望だ。ランス、次にお前と当たったときは無理心中だ。俺たちの行き先は地獄だ」

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