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7/30【新日本】鷹木痛恨2敗目で「言葉が出ねぇ」 フィンレー連勝「これで今年は俺の年」

『G1 CLIMAX 32』愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ/名古屋市)(2022年7月30日)
Dブロック公式戦 ○デビッド・フィンレーvs鷹木信悟×

 鷹木がフィンレーに逆転負けを喫して痛恨の2敗目。フィンレーが白星先行で後半戦に折り返した。

 初戦でジュースに敗れた鷹木だが、2戦目でYOSHI-HASHIを撃破。「そう遠くない将来、ジェイ! 必ずお前の前にたどり着いてやるからな」とIWGP世界王座挑戦をモチベーションにまずはDブロック突破を目指す構えだ。3戦目となったこの日の相手は初出場のフィンレー。初戦で裕二郎に苦杯をなめたものの、7・27後楽園大会で元相棒のジュースを破ってG1初勝利を挙げた。

 両者は開始早々、一進一退のせめぎ合いを展開。フィンレーがドロップキックで先制したが、場外ダイブを阻止した鷹木は場外DDTでやり返すと、フィンレーが持参したUSベルトを手にして何やら挑発。主導権を握った鷹木はリングに戻ってもDDTを決めるなど首攻めを展開した。

 守勢に回っていたフィンレーは起死回生のフライングエルボースマッシュで反撃に移ると、ランニングエルボーを連発し、プランチャを放って巻き返す。スワンダイブ式ボディアタック、変型バックブリーカー、ブルーサンダーの波状攻撃に出た。

 ならばと鷹木はバックエルボー、ナックルパンチ、ショートレンジ左ラリアットの連続攻撃で逆襲。ステップキック、背面式ダイビングエルボードロップ、パワーボムと天龍源一郎殺法を重ねると、STFで捕らえる。フィンレーもMADE IN JAPANを食い止め、変型ワンハンドバックブリーカー、雪崩式ブレーンバスターと大技を連発したが、ACID DROPは鷹木が決めさせず。それでもフィンレーは丸め込みを連発し、ラリアットを叩き込んだ。

 ここから意地の攻防に。鷹木が後頭部へのパンピングボンバーを叩き込めば、フィンレーはPrima Noctaで応戦し、ACID DROPをさく裂させた。3カウントを許さない鷹木はトラッシュパンダを決めさせず。熨斗紙、パンピングボンバー、MADE IN JAPANでたたみかけて勝負に出る。粘るフィンレーにワンツーエルボー乱打、スライディングラリアットを立て続けに見舞ったが、最後はめまぐるしい読み合いをPrima Noctaで制したフィンレーがサムソンクラッチで3カウントを奪った。

 逆転負けを喫した鷹木は痛恨の2敗目。試合後、レフェリーに詰め寄って猛抗議したが後の祭り。バックステージでも「言葉が出ない…」と落胆し、「俺のG1は終わったんか? 札幌の負けも痛かったけど、今日の敗退は…」と言葉に詰まってしまった。

 残る公式戦は3戦。次戦は8・6大阪大会でオスプレイと対決するヤマ場となる。「これでDブロック代表、可能性がゼロってわけじゃねぇだろ。可能性が1%でもある限り、俺は自分のプロレスを貫く!」と必死に前を向いた。

 一方、フィンレーは2連勝。白星先行で後半戦へと折り返すことになった。「俺はG1の公式戦で元IWGP王者から3カウントを奪ったんだ。これで今年は俺の年だと言っても、もう誰もその言葉を疑うことはないだろう」と初出場・初優勝へ自信を深めた。次戦は8・2浜松大会で、相手はUS王者・オスプレイ。ジュースからUSベルトを奪い取ったままのフィンレーは「オスプレイ、このベルトが欲しいのなら、まずは俺を倒しやがれ」と挑発していた。

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