7/31【新日本】ジェイがオーエンズ“買収"失敗も…同門戦制してG1・3連勝 舌先三寸で仲直り
『G1 CLIMAX 32』愛知県体育館※名古屋市(2022年7月31日)
Bブロック公式戦 ○ジェイ・ホワイトvsチェーズ・オーエンズ×
ジェイがオーエンズとのBULLET CLUB対決で買収に失敗?しつつも、電光石火の一撃葬でG1無傷の3連勝を決めた。
ジェイ2連勝、オーエンズ1勝1敗で迎えたBブロック公式戦。謎の封筒をチラつかせて“買収"を画策したジェイだったが、オーエンズが中身を確認すると、1万円札は2枚だけであとは偽札…。
ジェイ必死の弁解にオーエンズもなぜか納得し、一撃浴びてさっさとダウン。カバーを迫って勝ち星を献上するそぶりをみせたものの、ジェイも不審がってカバーせず、逆にブレードランナーでだまし討ちを狙った。
慌てて切り抜けたオーエンズもついに激怒。怒りのCトリガー(ニーアタック)を発射し、外道をも巻き込んだ騙し合いも乗り切って、容赦なくCトリガーを顔面にめり込ませていくと、スタイルズクラッシュまでさく裂。すかさずCトリガー連発、パッケージドライバーで仕上げにかかった。
だが、踏ん張ったジェイは巧みに電光石火のブレードランナーを成功させて一撃で3カウント。クセ者同士のクセのある一戦に“貫禄勝ち"してG1無傷の3連勝とした。
オーエンズは試合後も「負けてやったんだから金をよこせ」と要求したが、ジェイは涼しげに受け流すと、TooSwweetサインを合わせて仲直りに成功。バックステージでも舌先三寸で謝り倒し、機嫌を直したオーエンズを「やっぱりお前は一番だよ。お前は間違った時も素直に自分の非を認めて謝ってくれる。お前はBULLET CLUBイチのリーダーだよ」と逆に心酔させていた…。
【試合後のジェイ、オーエンズ】
▼ジェイ「(オーエンズと外道と一緒に現れて、アゴを押さえながら座り込み)今日の“ToJay SHOW"はいつもと変わって、司会の......」
▼チェーズ「(首を冷やしつつ、ジェイの発言を遮り)オイ、金はどこだ?持ってきたのか?」
▼ジェイ「今ここにはない。でも俺はリングの上で......」
▼オーエンズ「(再びジェイを遮って)俺がリングに寝そべって、お前がカバーをするんじゃなかったのかよ?」
▼ジェイ「計画っていうのは、いつも思った通りにいかないものでな」
▼オーエンズ「それはユージローとの公式戦(『G1 CLIMAX 2020』)のことだろ」
▼ジェイ「そうだよ」
▼オーエンズ「俺はあいつとは違う!」
▼ジェイ「そうだよな。(裕二郎と)お前は違うのに信じなかった俺が悪い。謝るよ。でも俺が間違ってたとはいえ、この『JAY1』の試合でなにも俺のアゴを壊そうとしなくても、いいじゃないか」
▼オーエンズ「最初から金を渡してくれれば良かったんだよ」
▼ジェイ「まあ、俺から言わせてもらえば、お前はそれに見合うだけのことをしなかった。結局カバーもさせてくれなかったじゃないか?」
▼オーエンズ「でも、それはお前のせいだろ!俺は寝そべったぞ!それでさっさと試合を終えて、ホテルに戻るつもりだった」
▼ジェイ「だからそれはゴメンって言っただろ。責任は全部俺が取るから。でもそのあと、お前はどうした?俺の謝罪も受け入れず、ノックアウトをしようとしてきた!でもあの顔に食らったお前のヒザ蹴りは他の誰よりも強いものだった。俺は今ここでお前のことを誉めているんだぞ」
▼オーエンズ「プロレス界最強のヒザ蹴りだ!」
▼ジェイ「一瞬、あのままお前にやられちまうのかと思ったよ。IWGP世界ヘビー級王者、“スイッチブレード"ジェイ・ホワイトからの勝利は、あの金なんかより何倍も価値があるもんな。でも俺が昨日言ったこと憶えてるか?S●●T HAPPENS.(こういうったことは起こる)。今日俺は学ぶところがあったよ。もう一度謝りたい。全責任は俺にある」
▼オーエンズ「俺もつい顔面へのヒザ蹴りなんて食らわせてしまってゴメン。BULLET CLUBに入って、3人の別のリーダーの下でやってきたけど、やっぱりお前は一番だよ。お前は間違った時も素直に自分の非を認めて謝ってくれる。お前はBULLET CLUBイチのリーダーだよ」
▼ジェイ「俺だって時には過ちを犯してしまうんだ。ここ最近のわだかまりはもう忘れて前に進もう。ゲドー、大丈夫か?チェーズは君にも怒ってたけど、まあそれは仕方ないよな。でも俺たちはもう大丈夫だ。(立ち上がってTOO SWEETを交わしてから)サンキュー。それでは、レディース・アンド・ジェントルメン、今日も“ToJay SHOW"をご覧いただきありがとうございました。頭がクラクラして大変だった......」
▼オーエンズ「ゴメン」
▼ジェイ「大丈夫だ。お前が俺の味方で良かった。もうお前とケンカはしたくないからな。それはそうと、司会の“スイッチブレード"ジェイ・ホワイトがゲストの“クラウン・ジュエル"チェーズ・オーエンズをお迎えしました。こちらは“ブラックスミス"ゲドーです。それでは次回のエピソードまで、“BREATHE"そして、“TOO SWEET"で」
▼オーエンズ「(帰り際に)こいつが『G1』を優勝する!」