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7/31【スターダム】詩美が会心初日、時間切れ4秒前に朱里粉砕 2年ぶりVへ「復活」宣言

『5★STAR GP 2022〜開幕戦DAY2〜』東京・大田区総合体育館(2022年7月31日)
ッドスターズ公式リーグ戦 ○林下詩美vs朱里×

 詩美が時間切れ引き分け4秒前にハイジャックボムを決めて朱里を粉砕。会心の5★STAR GP初日を迎えると、2年ぶりVに向けて「復活」を高らかに宣言した。

 2年ぶりの優勝を目指す詩美だが、前日の初戦でひめかに敗戦。悔しい黒星スタートとなった。2戦目の相手はワールド王者にして前年覇者の朱里。前日に難敵・AZMを下して勢いに乗っている。両者の対戦は昨年末の両国大会で実現した頂上決戦以来7ヵ月ぶり。ワールド王座を奪われた前戦の雪辱を果たすべく、詩美は奮戦した。

 パワーを活かした詩美が先にペースを握る。雪崩式の攻撃が未遂に終わると、朱里の反撃を許すが、コーナーで宙吊り式スリーパーに絡め取って再び猛攻へ。エプロンの朱里にミサイルキックを敢行。エプロンでこうもり吊り落としを決めて大ダメージを与えた。

 しかし、朱里は場外DDTでやり返して試合をイーブンに戻すと、エルボー猛連打から腕ひしぎ逆十字固めに捕獲。腕固めに移行して絞めに絞める。ロープに両足を固定して急角度のDDTでマットに突き刺すと、10分経過直後にランニングニーからバズソーキックへ。

 蹴り足を掴んだ詩美はパワーボムで逆転。投げっぱなしジャーマン、雪崩式こうもり吊り落としと惜しげもなく大技を連発して朱里を追い詰め、スリーパーに捕らえた。勝負を捨てない朱里は、懸命に逃れると、コードブレイカーで足止めを狙うが、倒れない詩美はエルボー、頭突きで鎮圧。時間切れが迫る中、ジャーマンスープレックス、トーチャーラックボムで攻めに攻めた。

 朱里はハンマーパンチ連打に被弾してフラフラになるが、それでもハイキックで反攻。ジャーマンでぶん投げるが、動き続けた詩美は前後からラリアットをぶち込み、スライディング式でも叩き込む。そして、時間切れ間近にハイジャックボムがさく裂。試合時間14分56秒で3カウントを奪った。

 残り時間4秒で詩美が朱里を粉砕。前日の敗戦を帳消しにするワールド王者・朱里から勝利を奪って、5★STAR GP初日を迎えるとともに、昨年末の両国で敗れた雪辱を果たした。

 試合後、マイクを持った詩美は「朱里から…朱里から初めてピンフォール取ったぞ!」と咆哮。「さすがは赤のチャンピオン様だ。メチャメチャ強かったよ。でも今日、この大田区、最後に立っていたのは林下詩美です」と力強くアピールした。

 「去年の年末、朱里に赤いベルトを獲られてから、林下詩美、個人の輝き、まったく放てなかったけど、たった今から、林下詩美、復活します」。大田区の観客の前で高らかに復活宣言をぶち上げた詩美は、「こんなに痛いのに、こんなにつらいのに、まだ5★STAR GP、2戦しか終わっていません。5★STAR GPはあと2ヵ月。私たちも全力で戦い抜くので、皆さんも残り2ヵ月、全力でついてきてください。2022年、林下詩美が皆さんに最高の夏をお届けします。その日までごきげんよう!」と大田区2連戦・2日目を締めた。

 「今日は5★STAR GPだけど、ただの一戦、公式戦だと思ってません。赤のチャンピオン、朱里から1勝獲ったんです」とバックステージでも今日の勝利を噛みしめた詩美は、「残りまだまだ試合たくさんあるけど、まだまだ死闘たくさん残っているだろうけど、2022年はこの林下詩美、大復活します。皆さん楽しみにしていてください」と改めて復活を予告した。完全に勢いを取り戻した詩美の第3戦は8・7佐久大会。ウナギ・サヤカと対戦する。


【詩美の話】「まずは林下詩美、現ワールドチャンピオン、そして最大のライバル、朱里から初のピンフォール取りました。(拍手すると)朱里からは去年年末、赤いベルト、私が負けてしまって獲られてから、それから私はずっとずっと個人の活躍何もできなかったけど、今日は5★STAR GPだけど、ただの一戦、公式戦だと思ってません。赤のチャンピオン、朱里から1勝獲ったんです。残りまだまだ試合たくさんあるけど、まだまだ死闘たくさん残っているだろうけど、2022年はこの林下詩美、大復活します。皆さん楽しみにしていてください」

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