プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

8/2【新日本】フィンレーが初のオスプレイ越えでD単独首位 ベルト返却でUS挑戦アピール

『G1 CLIMAX 32』静岡・浜松アリーナ(2022年8月2日)
Dブロック公式戦 ○デビッド・フィンレーvsウィル・オスプレイ×

 フィンレーが初のオスプレイ超えを果たしてDブロック単独首位に浮上。オスプレイにUSベルトを返却したうえで挑戦をアピールした。

 念願のG1初出場を果たしたフィンレーは初戦で裕二郎に敗れたものの、ジュース、鷹木を破って2連勝。白星先行でこの日、4戦目に臨んだ。相手はUS王者・オスプレイ。ベルト泥棒・ジュースからベルトを奪い取ったフィンレーが王者との直接対決を迎えた。

 両者は昨年3月のNEW JAPAN CUP準決勝(オスプレイが勝利)以来の対決。フィンレーが持参したUSベルトを奪い合うと、激しいエルボー合戦で幕を開け、フィンレーがラリアットで場外に叩き落とした。コーナーに上がったところを逆水平で場外に転落させられ、変型腕関節などで爆弾を抱える左肩を徹底攻撃された。

 それでもフィンレーは各種エルボースマッシュを連発して反撃に転じた。オスプレイがハンドスプリングレッグラリアット、プランチャ、ピッピーチェリオの波状攻撃に出ても、変型バックブリーカーで応戦し、荒々しくストンピングを連発。トップロープからの雪崩式ブレーンバスターを執念で決めた。

 オスプレイもACID DROPを食い止め、エプロン上でのオスカッターを敢行して逆転に出た。リングに戻るとローリングエルボー、オスカッターと一気呵成。ヒドゥンブレード、Prima Noctaを読み合うと、オスプレイが再びオスカッターを繰り出したが、フィンレーはPrima Noctaで撃墜。ACID DROPもさく裂させた。トラッシュパンダが不発に終わり、死角からのトラースキックを食らってもラリアットで徹底抗戦。オスプレイが放ったヒドゥンブレードを逆さ押さえ込みで切り返すと、トラッシュパンダを爆発させて3カウントを奪った。

 フィンレーがオスプレイからシングル初勝利をもぎ取って3連勝。Dブロック単独首位に浮上した。試合後、USベルトをオスプレイに返却すると「オスプレイ、いつでもどこでもいい。次はタイトルマッチだ。ベルトを手にするたびに俺のことを思い出せ」と挑戦をアピール。「ジュース・ロビンソン、鷹木信悟を破った。そしてウィル・オスプレイにも勝利してDブロックで6点を獲得した。俺を信じろ。今年は俺の年、今は俺の時間だ」と豪語してG1浜松大会を締めた。

 会心の勝利にフィンレーの気勢も上がるばかり。「全ての仕事をしたのはこの俺だ! 俺がジュース・ロビンソンからベルトを奪い返し、それを守ってヤツに返してやったんだ。そうなるとウィル・オスプレイより俺の方がIWGP USヘビー級王座にふさわしいようだな」と断言し、「いつでもどこでも構わない。一番にベルトに挑戦すべきは俺だ」と主張した。

 その前に今はG1に集中あるのみ。公式戦は残り2試合で、次戦は8・10広島大会のファンタズモ戦となる。鷹木、オスプレイと大物食いを連発しているフィンレーはこの勢いのままG1制覇、そしてUS王座獲りへと突き進む。

【フィンレーの話】「ヤツは“キングピン"(マフィアのボスのこと)なんて名乗ってるが、全ての仕事をしたのはこの俺だ! 俺がジュース・ロビンソンからベルトを奪い返し、それを守ってヤツに返してやったんだ。そうなるとウィル・オスプレイより俺のほうがIWGP USヘビー級王座にふさわしいようだな。リング上で言った通り、いつでもどこでも構わないが、一番にベルトに挑戦すべきは俺だ。俺がベルトをジョージア州アトランタに持って帰る。だが、それまではG1 CLIMAXに集中する。俺は今1位だ! 6点獲得でトップに立っている! 誰がこんなこと予想した? 期待しとけって言っただろ! だが、誰も聞く耳を持ってくれない。これで俺に注目してくれるか? 今年は俺の年だ。これは俺のG1 CLIMAXであって、他の誰のものでもない。A、B、Cブロックで誰が勝とうと気にしない。俺はDブロックで優勝し、準決勝で勝つ。俺がG1 CLIMAXで優勝するんだ。そしてジェイ・ホワイト、『WRESTLE KINGDOM』でお前を終わらせてやるよ、B●●CH!」

【オスプレイの話】「(ヤングライオン2人に支えられて朦朧としながら現れて倒れこむ)終わったのか? フィンレーの入場曲が聞こえてくる。トラッシュパンダにやられたのか? 去年は俺があの技を返した…はずだ。なんてこった。お前、強くなったな。ナタリアとタイソン・キッドから鍛えられたんだな。さすがだな。俺のIWGPユナイテッド・ステーツ・チャンピオンベルトを取り返してここで祝う予定だったのに。(USヘビー級のベルトを手に持ち、凄い形相で)なのに、お前のせいで台無しだ! この野郎! デビッド・フィンレー、お前の顔をこの赤のレザー(USヘビー級ベルト)と同じ色にするまでこの闘いは終わらないぞ! 終わったと思うな! さっさとトレーニングルームまで連れてってくれ!」

プロ格 情報局