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8/4【NOAH】丸藤「ノアの一つの柱としてまた立ちたい」 2ヶ月ぶり復帰前夜に会見

 あす(5日)の後楽園大会で約2ヶ月ぶりに復帰する丸藤正道が4日、都内で会見に臨んだ。

 左ヒザの関節鏡手術で5月下旬から欠場。約2ヶ月ぶりの復帰前夜に会見した丸藤は、“完治"が難しい蓄積的症状であることを改めて強調したうえで、「自分の中でも試合ができるんじゃないかなという状態まで持ってこれた」と改善を報告。欠場中は「足りている部分と足りない部分」が見えたといい、「ここはリングに立って、ノアの一つの柱としてまた立ちたい」と意気込んだ。

 復帰戦では杉浦貴&潮崎豪と組んで、小島聡&田中将斗&稲葉大樹組と対決する。舞台は旗揚げ記念日興行のメイン。「旗揚げ記念日という部分で丸藤いなきゃどうするんだというところ。この8月5日のシチュエーション、杉浦、潮崎というノア初期からいるメンバーでこうやって組んで戦えるっていうのは僕はひじょうに意味があるものだと思うし、意味があるものだというものをしっかり見てる人たちに伝えられるような試合をしたいと思います」と話した。

 年間最大のリーグ戦N-1 VICTORYへのエントリーは自らの判断で見送ったが、「今月末アメリカの方にも行くんで、ノアの選手としてしっかり日本のみならず海外にも広げていくことで、ノアを少しでも大きくする一つの力になれたらいいなと思ってます。綺麗事言ってますけど、もちろんベルトもしっかり狙っていきます」と意欲的に見据え、欠場中に引退発表した武藤敬司の“引退ロード"についても「もう一回ぐらい触れたいかな。どんな形でも。試合で触れることができないなら、お酒の席でもいい」と話していた。


【会見の模様】

▼丸藤「丸藤です。欠場して約2ヵ月。8月5日、明日復帰することになったんですけど、『復帰頑張ります』みたいな、若手みたいなコメントするような年齢でもキャリアでもなくなってしまってるんで。このヒザを怪我したとか、試合中に何か原因があったとか、アクシデントがあった中での欠場じゃなくて、普通に過ごしる中でちょっとヒザの状態がおかしいなみたいなのを感じて、そこからどんどん状態が悪くなってしまったのが原因なんですけど。病院で調べて長年の蓄積。ヒザの骨の隙間が1ミリもなくなってしまってるような状況で、ヒザの至る所が炎症を起こして。それが結果、原因になってたので、この2ヵ月、休ませてもらってる間に良くはなってきました。自分の中でも試合ができるんじゃないかなという状態まで持ってこれたんで、明日は思う存分試合をしたいと思います」

――サッチャー欠場について

▼丸藤「選手というよりかは会社の立場の人間として話させてもらうんですけど、ホントにコロナ禍になってなかなか日常がうまくいかないことが多くなってる中で、もちろんプロレス界も例外なくそういうことが起きていて。そんな中でもノアというのはいろいろ考えながらコロナと戦ってきて、マイナスをプラスに変えていくっていう、そういう状況を常に作ってきたと。プロレス界でもノアが一番そういう状況を作ってきたっていう思いもありますし、そんな中で今回、サッチャー選手が欠場するということで、空いた穴を選抜するという点では、今ノアっていうのはひじょうにヘビー級の選手も充実してきた中で、キャリアとかそういうことを考えたら、そこの穴を埋める選手はたくさんいると思うんですけど、ここはひとつ若い力を見せてほしいなと。そこでぜひ稲村選手と岡田選手で決定戦をやってほしい。彼らもしっかり俺たちがノアなんだという部分と、自分たちもノアの勢いを見せる。そういう試合をぜひともその決定戦で見せてほしいと思いますし、空いてしまった穴からあふれ出るような熱い試合をその決定戦からぜひともやってほしいと思うんで、二人にここは託したいと思います」

――旗揚げ記念日的な興行で、杉浦と組むというシチュエーションについては?

▼丸藤「シチュエーションというか、自分で言うのも何ですけど、旗揚げ戦という部分で丸藤いなきゃどうするんだというところもありますし、ホント復帰が決まるちょい前ぐらいまでヒザの状態が試合できるような状態じゃなかったんですけど、決まってから一気に回復しまして。これっていうのはやっぱりプロレスラーとか、人間の力の凄さだなっていう点で。この8月5日のシチュエーション、杉浦貴、潮崎。このノアの初期のメンバーでこうやって組んで戦えるっていうのは僕はひじょうに意味があるものだと思うし、意味があるものだというものをしっかり見てる人たちに伝えられるような試合をしたいと思います」

――N-1出場は見送ったという解釈でいい?

▼丸藤「そうですね。ぶっちゃけポッと復帰する中で戦い抜けるようなリーグ戦でもないと思うんですよね。アメリカも決まっちゃってますし」

――この2ヵ月、外からノアを眺めて思ったことは?

▼丸藤「しっかり盛り上がってる部分と、まだまだ足りないんじゃないかなって部分が自分の中でも感じましたし。自分がいなくても盛り上がってるっていうものを見るとちょっと寂しさも感じつつも、足りない部分を見ると『やっぱ俺も必要なのかな』というね。ここはノアの柱として、一つの柱としてまたリングに立ちたいと思います」

――欠場中に武藤選手の引退も発表されたが、どのように受け止めている?

▼丸藤「それは俺も近くで見てて、武藤さんのコンディションもわかってたし、それでも戦い抜いて試合をし続けてくれてたことにひじょうに感謝しかないですね」

――機会があれば引退ロードに自分もという気持ちはある?

▼丸藤「もう一回ぐらい触れたいかな。どんな形でも。試合で触れることができないなら、お酒の席でもいいです」

――現在のヒザの状態は?

▼丸藤「ヒザの状態ですか? どうなんですかね? わかんないです。でもいけんじゃないですか。自分がいけると思ったときに今までもいけてるし、ダメだと思ったときにダメだとしっかり伝えてきたんで。いけると思ってるからいけるんだと思います」

――復帰して当面の目標として掲げるものは?

▼丸藤「当面の目標? でもダラダラしてるような時間も僕にはそんなに残されてないんで、一気にいけるところまでいきたいと思いますし。今月末アメリカの方にも行くんで、ノアの選手としてしっかり日本のみならず海外にも広げていくことで、ノアを少しでも大きくする一つの力になれたらいいなと思ってます。綺麗事言ってますけど、もちろんベルトもしっかり狙っていきます」

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